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LIFESTYLE 海外旅行

2013.03.06

海外編:スカンジナビア

 

「北欧といえば、やっぱりオーロラでしょ!」と、冬のイメージが強いかもしれませんが、実は夏のノルウェー・デンマークもかなりおすすめなんです。北欧は英語もよく通じて、旅行者にとても親切! また、交通の便もよく、各都市のシティパスや周遊パスを上手に利用すれば、個人旅行でもかなりいろんなところを回ることができるので、自分なりの旅を演出することも可能です。フィヨルドをはじめとするノルウェーの美しい大自然を満喫したり、普通の家すらおしゃれなデンマーク・コペンハーゲンでは、街の建築物や雑貨めぐり、話題のレストラン、パン屋巡りなど、女性が好きそうなコンテンツが盛りだくさん! 添乗員さんがついているツアーは安心だけど、この夏は思い切って、北欧へ個人旅行に出かけてみませんか?(13.3.6 UP)

今年の夏は個人旅行で、ノルウェー・デンマークを遊びつくそう!

北欧への旅は、スカンジナビア航空(SAS)でコペンハーゲンに降り立つところから始まります。今回、特別に飛行機やコクピットなど、普段決してお目にかかれないところも撮影させてもらっちゃいました。コクピットの中は意外と狭く、計器がぎっしり。出発に向け、機長さんたちが最終ブリーフィングを行っていたので、写真だけさっと撮らせてもらい、お邪魔をしないようにそーっと退散。

SASの航空券は組み合わせが自由になっており、ニーズに合わせてエコノミー、エコノミーエクストラ、ビジネス各クラスから航空券を選ぶことができます。なので、たとえば行きはエコノミー、帰りはくたびれてるからエコノミーエクストラでゆったりと…なんてこともできるんです。左下の写真はビジネスのシート。ほぼ、フラット状態にまでシートを倒すことができ、広々空間でほんと快適。こういうゆったりシートで旅ができると熟睡できるせいか、空港に降り立った直後からとっても元気なんです。しかも、時差ぼけもほとんどなかったのがすごい。しかしながら、一度ビジネスを経験してしまうと、あまりに快適すぎてエコノミーにはもう戻れなくなるという、禁断のシートでもあります(笑)。アメニティは、歯ブラシセットのほかリップや保湿クリーム、アイマスクなどがポーチにセット。さすがビジネスです(笑)。

シェフみたいな制服を着ているスタッフは「スチュワード」というSASの社内資格を持っている人。本国ベースの人しか取れない資格なんだそうで、残念ながら、日本採用の日本人スタッフには取れないんだとか…。機内では火を使えないので、シェフとまでは言えませんが、料理を温めたり、盛りつけをしたり、中心になってミールサービスを仕切る人が「スチュワード」です。この資格を取るために、コペンハーゲンの有名なレストランへ研修に行くんだとか…。また、スカンジナビア航空では、あたたかいパンをかごでサーブしてくれるという、うれしいサービスがあるんです。このあと、10時間以上も飛行機に乗っているというのに、パンがおいしくて、ついつい食べ過ぎ状態に…(笑)。実は、北欧はいまおいしいレストランがたくさんあることで、世界でも注目の都市。飛行機からすでにクオリティの高いお料理満載ですが、それらを盛りつける食器も要チェック。なんとグラスやサラダボウルなどのガラス食器は「オレフォス」、カトラリーは「ジョージ ジェンセン」、プレート類やカップは「ロイヤル コペンハーゲン」という、北欧のトップブランド揃い。すでに気持ちは北欧へトリップ。旅への期待度がますます高まっていきます。

右下の写真が、今回の空の旅でお世話になった客室乗務員さんたち。普通の制服の人はエアホスト、ホステスというんだそう。スカンジナビア航空の日本路線では、日本人客質乗務員が常に乗務しているので、ちょっと英語が心配な人も安心して空の旅を楽しめます。

スカンジナビア航空

http://www.flysas.co.jp/

コペンハーゲンで飛行機を乗り継ぎ、ノルウェーの都市ベルゲンへ。首都オスロに次ぐ大都市で、フィヨルド観光の玄関口でもある街です。午後、成田を出発して、ベルゲンでの宿泊先となっている「Radisson Blu Hotel Norge」に到着したのは真夜中。実は繁華街に位置するホテルで、0時を過ぎているのというのに近くのバーやクラブには人だかり。さっそく部屋に入ると、ウッディなインテリアと赤を基調としたファブリックが素敵な部屋に思わず歓声。さすが北欧といった感じで、テーブルや椅子などの家具もおしゃれ。飛行機でもたっぷり寝ましたが、明日からの取材に備え、ふかふかのベッドでさっそくおやすみなさい♡

昨夜着いたときは暗くてよくわからなかったけれど、ホテルの周囲には、美術館や国立劇場などがいっぱい。ホテルの前には噴水があり、ヴァイオリンを弾いているオーレ・ブルの像があります(下段左写真)。オーレ・ブルは、グリーグを発掘したヴァイオリニストで、その当時のスーパーアイドルだったんだとか(笑)。ベルゲンは、世界最古の楽団が生まれた街でもあるんだそう。下段中央の写真は、公園にある野外音楽堂(ハラルドサーベルートメモリアル)。花が咲き乱れてとてもキレイ。

「素敵~♡」とか盛り上がりながら撮影していると、かわいい女の子の集団が声をかけてきました。「何だろう」と立ち止まると、彼女たちは中学生で、旅行者にインタビューをしてくるという学校の宿題のため、「どこからきたのか」「ノルウェーの印象は?」など質問に答えてほしいとのこと。このあとも、いくつかのグループの子どもたちに声をかけられることになるんですが、一度聞いた人にはもうダメなんだそうで…(笑)。旅のスタートから、かなり微笑ましい光景に出会えました。

Radisson Blu Hotel Norge

住所:Nedre Ole Bulls plass 4, 5807 Bergen
http://www.radissonblu.no/hotellnorge-bergen

ホテル「Radisson Blu Hotel Norge」から世界遺産であるブリッゲンへは徒歩で行ける距離にあります。近くにはフィッシュマーケットが…。昔からある屋台の市場と、観光案内所が2階にある新しいマーケットがあり、さまざまな魚、デリ、果物、毛皮などが売られています。中にはお寿司も! サーモンのお寿司はかなりおいしいんだそう。北欧はおいしいものがいろいろあるので、なかなかお寿司を食べようとは思わないかもしれませんが、もし機会があればぜひトライしてみてください。

ブリッゲンは三角屋根の木造の建物が並ぶ地域で、中世ノルウェー建築の代表例としてユネスコの文化遺産に登録されている街。建物と建物の間の通路を入って行くと、奥にさらに建物が組み合わさって建てられており、100軒ぐらいのお店があるんだとか。カラフルな三角屋根の建物は、もう「可愛い」のひとこと。その場にいた女子全員が「可愛い、可愛い♡」の連発で、ほかに言葉を発せられなくなるほど(笑)。この光景は、かなり感動します。

中段中央の写真は、元証券所だった建物の中。現在はカジュアルなレストランになっているんですが、その壁が圧巻。当時のままに残っているんだそう。その建物の外に像があり、思わず注目。タイトルがそのまま「行き倒れの人」(笑)。特にモデルがいるというわけではなく、この像は誰でもないんだそう。これは芸術なのか、シャレなのか…(笑)。なんとなくノルウェーの国民性が感じられる気がします(笑)。

ブリッゲンの迷路のような細い通路を中に入ると、いろんな楽しいお店があって、探検気分で散策するのも面白いんです。「BLONDER & STAS(ブロンダー&スタス)」は、レースや手刺繍のお店。なんと美智子皇后がお買い物されたお店なんだとか。デザイナーの名前がそのまま店名になっている「PER VIGELAND」は、ヨーロッパデザイン賞を受賞したこともあるジュエリーショップです。ブリッゲンは古い建築物が密集しているので、火が厳禁。その中でVIGELANDさんは、唯一ガスバーナーを使用できる許可を持っているんだそう。北欧のアクセサリーは凝ったデザインも多く、旅の記念におみやげにするのも素敵。

PER VIGELAND

住所:Gullsmed Bryggestredet 5003 Bergen Norway
http://www.pervigeland.no/

ブリッゲンでは、ぜひケーブルカーでフロイエン山にも登ってみて。山の斜面には住宅地があって、人々の生活の足ともなっているフロイエン山ケーブルカー。標高320mのフロイエン山の頂上からはベルゲンの街が一望に見渡せます。その眺めは、まるで一枚の絵画のようにきれい。頂上には展望台のほか、レストランや売店などもあり、お茶しながらのんびり風景を堪能するのもいい感じ。カメラ女子には、絶好の撮影スポットでもあります。

撮影・文/森井真弓 構成/ADVOX
取材協力/スカンジナビア航空
スカンジナビア政府観光局

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