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これは事件である。「TOKYO TRIBE」「TOKYO TRIBE2」「TOKYO
GRAFFITI」など、ストリート・センスに貫かれたエッジな作風で若者を中心に数多くの信者を持つカリスマ漫画家、井上三太が、'93〜'96年に発表した「隣人13号」。
かつていじめられっ子だった村崎十三は、一見穏やかな青年に成長して、建築現場の仕事に就き、とあるボロアパートに引っ越してくる。だが、彼のカラダには凶暴な別
人格“13号”が巣食っており、怒りの沸騰と共に顔を出す。そして少年時代の自分をいじめた赤井トールへ、10年越しの壮絶な復讐を仕掛けるのだった。しかし、その凶暴性は徐々に増していき、ようやく事の重大性に気づいた十三は、なんとか“13号”を抑えようとするが、もはや自分の力ではコントロールすることはできなくなっていた…。
三太作品の中でも異彩&異臭を放つストーリーが熱狂的なプロップス(支持)を集め、早くから映画化が望まれていた本作。バイオレンスを軸にした二重人格を扱った点で『ファイト・クラブ』(99)を、少年期の怨念を浄化させる復讐ドラマという点で『オールド・ボーイ』(04)を先取りした内容。「ホントは『隣人13号』の方が先なんだよ!」との思いと共に、誰もが実写
映像を夢見て当然だろう。そして、11年の歳月を経て、すべての関係者を驚愕させる(もちろん三太氏も)超強力な映画版『隣人13号』が遂に完成した!
PV発の映画監督・井上靖雄、衝撃のデビュー!!
井上三太×井上靖雄、天下無敵のコラボレーション!!
DJ、アパレル、CDプロデュース、フィギュア製作など、積極的にジャンルレスな活動を広げてきた井上三太だが、自作の映画化だけは中々了承しようとしなかった。それは雑誌で映画コラムを持つなど、彼が心から映画を愛してやまぬからに他ならない。『隣人13号』も、名前を聞いたら気絶しそうなほど、錚々たる映画監督陣からのオファーをすべて断ってきたのだ。
そんな三太氏が初めてOKを出したのは、なんと映画経験ナシ、また奇しくも同じ姓を持つ人物だった! その名は井上靖雄。RIZEやLOVE
PSYCHEDELICO、元ちとせや韻シストなどのPVを手掛け、『日経エンタテインメント!』誌では、アーティストが選ぶ"撮ってもらいたい日本のミュージック・クリップ監督"ベスト5にランクインした俊英。井上三太は、彼の卓越したビジュアル・センスに惚れこんだのだ。
中村獅童&小栗旬がW主演で驚異の“二人一役”!!
井上ワールドを構築する豪華キャストにも要注目!!
むろん、映画の出来を決めるのは監督と原作者だけではない。まず主人公・村崎十三には、幅広いジャンルで活躍し、若手俳優注目度No1の小栗旬。ナイーヴな個性を生かし、正常と狂気のはざまで揺れる難役を見事にこなした! 熱烈な三太ファンの彼は、「この役を演じることに運命的なものを感じる」とまで語っている。
そして、十三の別人格“13号”を演じるのは、映画、TVドラマ、歌舞伎、CM、ミュージシャンなど、様々なメディアで活躍し、いまや時代の寵児となった中村獅童。今回は恐怖の顔面
メイクを施し、パーフェクトに壊れきった極悪非道の殺人鬼を怪演! あまりにショッキングな役柄ゆえ、「好感度を失うから観ないでください!(笑)」とまで語っているほど。
十三の人格を“13号”が乗っ取るのはゾッとする瞬間だが、同時に、我々誰もが持つ、裏側に秘められた暗黒面
を垣間見るような感覚に襲われる。そういった人間の真実を示唆する彼らの“二人一役”が、本作最大の観どころと言えるだろう。
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