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LIFESTYLE 産後

2023.11.14

放置すると怖いことも。【むくみ】盲点だった原因と専門家に聞く予防&解消法

 

脚がパンパン、顔がパンパン… 美容のみならず健康にも有害なむくみ、まさか放っておいていませんか? むくみを放っておくことは身体にとってデメリットしかありません。そこで、むくみがなぜ起きるのか、何に気をつけたら解消できるのか、専門家の意見やアドバイスを元に解説していきます。あなた自身気づいていない悪習慣もあるかもしれません。むくみを引き起こすNG行動が、あなたの日常に当てはまっていないかチェックしてみてください。

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【原因】そもそもなぜむくむ? 考えられる理由とは

塩分の摂りすぎ

塩分の摂りすぎ
予防医療/栄養コンサルタントの細川モモさんによれば、塩分の摂りすぎがむくみの大きな原因のひとつだそう。

「働く女性の悩みの上位にいつもランクインしてくる『むくみ』。背景に腎臓機能の低下などが隠れている場合もありますので、軽く見ることはできませんが、食事面の要因ではナトリウムの過剰摂取があげられます。外食や加工食品は腐敗防止と旨味アップのために、どうしても塩分が濃くなりがち。

現代女性の1日の摂取エネルギーは終戦直後以下で、ほとんどの栄養素がマイナス状態なのですが、塩分だけは例外です」(細川さん)

冷えによる血行不良


医師の石原新菜先生によると、体が冷えると血行不良に陥り、それがむくみの原因になってしまうと言います。

「冷房の効いたオフィスや自宅に長時間いると、冷たい風を長時間浴びるて体が冷えてしまいます。すると、血行不良に陥り、体がむくんでしまうのです。夏の炎天下とクーラーが利いた部屋とを行き来することによる『温暖差』や、長時間クーラーの利いた部屋にいることによる『冷え』によって、自律神経が正常に働かなくなることも!」(石原先生)

水分の摂りすぎ

さらに石原先生は、水分の摂りすぎでむくみを引き起こす可能性も指摘します。とくに夏は、冷たい飲み物を摂りすぎて、水分を回収しきれずむくみやすい時期だそう。

水分の摂りすぎ
「水分を摂ると、胃腸から吸収されて血液中に入ってきます。それが毛細血管から染み出て、全身の隅々の細胞に届けられますが、摂った水分量が多いと、毛細血管から染み出る量も多くなります。それが、冷房で冷える環境にいたり、デスクワークなど同じ姿勢でいたり、運動不足、湯船に浸からずシャワーだけで済ませるといった生活習慣を続けると、血行が悪くなり、毛細血管の静脈やリンパ管へと染み出た水分を回収する働きが落ちてしまいます。それがむくみの原因です。夏は暑いので、どうしても飲む水分量が多くなりますし、冷房や運動不足、湯船に浸からないなど、血行が悪くなりやすい時期でもあります」(石原先生)

長時間の同じ姿勢

体内の余分な水分は、重力の影響で下半身に溜まりやすくなるとされています。筋肉が収縮することで脚に流れ込んだ血液を心臓に送り戻し循環を繰り返しますが、長時間立ちっぱなし、座りっぱなしとふくらはぎの筋肉を使わないでいると、このポンプ機能が低下。

これがむくみの原因になることがあると言われています。

生理前はむくみやすい

生理前はむくみやすい
生理前になるとむくみが生じる… とお悩みの方も多いかもしれません。これについて石原先生は、女性ホルモンの影響が大きいと言います。

「生理前は、プロゲステロンというホルモンが増えていきます。これは、食欲が増したり、体に水分や脂肪をため込もうとするホルモンなので、どうしてもむくみやすくなります。また生理になる直前(2~3日)から体温が下がりはじめ、生理中は低体温の時期になります。低体温の時期は、代謝も下がっているので、同じものを食べたり、飲んだりしても、代謝されずに溜まりやすくなるんです」(石原先生)

生理前はむくみやすい
身体のむくみを感じやすくなるのはプロゲステロンが活性化しているとき。つまり、生理がはじまる2週間ほど前の排卵時〜生理2日目くらいまでです。それ以降はむくみはだんだん取れていくそう。

妊娠中もむくむ

妊娠中もむくみは起こりやすくなります。カイロプラクターの碓田紗由里さんによると、妊娠中のむくみも女性ホルモンが関係しているそう。

妊娠中もむくむ

(C)Shutterstock.com

「妊娠中は通常時に比べて体がむくみやすくなります。むくむということは、すなわち体の循環が悪いということ。その原因として、大きくなった子宮、黄体ホルモン、筋力の低下が考えられます。まず妊娠後期は、大きくなった子宮が脚のつけ根を通る血管を圧迫するため、物理的に血流が悪くなります。次に黄体ホルモンです。黄体ホルモンは妊娠によって分泌が増えるホルモンで、体の中に脂肪や水分を貯め込みやすくなります。この働きによって、妊娠中むくみやすくなるのです」(碓田さん)

【デメリット】改善しないと怖いむくみで引き起こること

太りやすく痩せにくくなる

むくみ=太りやすいという法則は本当なのでしょうか?

「むくみの原因のひとつとしてホルモンをあげましたが、出産し、黄体ホルモンが減少すれば、むくみ体質は軽減されます。しかし、出産しても骨盤が開いたままの状態では、ホルモンが多く出続けてしまうため、太りやすい状態が継続してしまいます。

ある研究によると、出産後95%のお母さんに骨盤のゆがみが生じているとのこと。骨盤のゆがみは、むくみをはじめ、産後太りの大きな原因になります。まずは産後、ゆがんだ骨盤を調整することが体を整える大きな一歩となります。しかし、自分ひとりでケアすることは難しいので、専門知識のある施術院でメンテナンスをしてもらうことが大切。

また、妊娠中に運動量が減り、脚の筋肉が衰えていることも体重が減りにくい原因として考えられます。脚の筋力が弱いと、下半身に溜まった水分を心臓に戻す機能が弱くなるので、歩くなどして脚の筋力を回復させましょう。そうすることでむくみが解消し、自然と痩せやすい体になっていきます」」(碓田さん)

身体のラインが崩れる可能性も

身体のラインが崩れる可能性も
むくみを放置すると、身体のラインが崩れる可能性があると言われています。

下半身はとくに、余分な水分が溜まりやすい部分。決して太っていない・脂肪はあまりないのに脚が太いと感じる方は、むくみを引き起こしている可能性があります。

【食べ物】今日からできるむくみを解消する方法

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