ゲームと三国志が好きな11歳のナツオくん。布マスク追加配布を予知!?【しまおまほのおしえてコドモNOW!】 | Domani

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2020.08.18

ゲームと三国志が好きな11歳のナツオくん。布マスク追加配布を予知!?【しまおまほのおしえてコドモNOW!】

おしえてコドモNOW!は、エッセイストのしまおまほさんが、今を生きるバラエティに富んだ子どもたちに出会い、話を聞き、限られた時間で彼らの本音を引っ張り出すというもの。毎回登場するのは、お話が得意な子もそうでない子も。コドモ連載の第33回が始まります~。

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第33回:ナツオくん(11歳)

リモートインタビューに切り替えてから3か月の7月の上旬。せっかくのリモートなら……と今回は京都に住む小学5年生の男の子ナツオくんの今を聞くことにしました。

まほ:アーアー……聞こえる?

ナツオ:うん、聞こえる。

まほ:あ、ナツオくん久しぶり! 今日はよろしくお願いしますー。

実はナツオくん、この連載に登場するのは2回目。去年大阪行われたイベント「こどもNOW in KITAKAGAYA FLEA」でゴーヤの学術名が「ツルレイシ」と教えてくれたり、志村けんのバカ殿さまの写真を見てなんというキャラクターか答えるクイズで「将軍」「お侍さん」という答えが出る中でナツオくんは「今川義元」という戦国武将の名前を答えたり。客席からガンガン参加してくれた面白い男の子がナツオくんでした。

その模様はこちらで読むことができます。イベントならではの子どもたちのエキサイティングぶりが面白いので、ぜひ。

自粛開けの小学校事情ってどんな感じ?

まほ:ナツオくんは……10歳だっけ? 小学5年生?

ナツオ:イエス。

まほ:じゃあ、お誕生日はこれからかな。いつ?

ナツオ:明日! 明日で11歳。

まほ:おー! おめでとう。

ナツオ:だから、「11歳」って書いといてな。

まほ:わかった、書いておく。プレゼントはもう決まってる?

ナツオ:『大乱闘!スマッシュブラザーズ』。

まほ:Nintendo Switchか!今もハマってるんだねー。

ナツオくん、大阪でのイベントの時も「今悪いことなんでもできるなら何する?」って質問に「世界征服して、 Switch のソフト全部集める」って言ってたんです。

まほ:今、小学校には登校してるんだよね?

ナツオ:行ってるよ。自粛はもう6月くらいに明けた。ちなみに、自粛してたから夏休みは2週間くらいに縮んだ。

まほ:補習とかもあったりする?

ナツオ:ホシュウって何?

まほ:授業以外で追加の勉強する時間。

母:補習の代わりに7時間授業になってるんだよね?

まほ:ゲッ! 7時間!?

ナツオ:うん。

母:月水金が7時間だよね?

ナツオ:そうそうそう。

まほ:うわーそれキッツー。

ナツオ:眠い。

母:最初のうちはクタクタになって帰ってきて……。

ナツオ:今もだよ。今もめっちゃ疲れる。

まほ:例えば、どんな時間割なの?

ナツオ:うーんと、最後に同じ勉強が続くことが多い。

まほ:えっ? それって6、7時間目が国語、国語ってなるってこと?

ナツオ:えーっと多いパターンはぁ「図工 図工」。それか「家庭科 家庭科」。

まほ:あー勉強っていうより、実技が続くんだ。

ナツオ:そうそうそう。

まほ:それはそれで疲れそうだなあ。

ナツオ:家庭科はマジでダルい。

まほ:例えば何するの?

ナツオ:縫い物とかやる。

まほ:6、7時間目に縫い物って、集中力続かないよねえ〜。小学5年生の家庭科って、今どんなことしてるの?

ナツオ:玉結び、玉止めが終わって、波縫いが始まったところ。

まほ:他に苦手な教科ある?

ナツオ:……。

母:いいよ、自分の気持ちを言って……お母さんはアッチ行ってようかな。

まほ:アハハハ、ありがとうございます。

ナツオ:……(少し黙って)さ、さ、んすぅ〜か、なぁ〜?

まほ:へえ〜。

ナツオ:ンまあ、苦手って訳でもないですけど、ンーまあ、一番ストレスと体力を使います。

まほ:急に敬語(笑)。なんで苦手なんだろう?

ナツオ:ンーそれはぁ、なんでなのかはわからないんですけどぉ、7時間目は40分授業でいつもの45分授業より短いのにぃ、それでも長く感じるんです。

まほ:憂鬱だからなのかな。

ナツオ:……イエ〜ス。

まほ:じゃあ、逆に得意なのは……。

ナツオ:やはり、図工ですね。

まほ:あ、歴史じゃないんだ。

ナツオ:歴史はねーあのー6年生です。

まほ:あ、まだ歴史の授業ってないんだ。

ナツオ:なぁーい。

まほ:得意なのにねえ。

ナツオ:やりたいけど、やらしてくれへん。

まほ:社会科は違うんだ。

ナツオ:5年の社会はぁ、国境とかそんな感じ。

まほ:国境かあ。

小学生男子は、やっぱりゲームが好き。

ナツオ:で、今日の本題は?

まほ:えー本題っていうか……うーん、ナツオくんのことを教えて欲しいっていうインタビューで……。どんなことに興味があるとか…。

ナツオ:ゲームが好き。学校でもゲームはめっちゃ流行ってるで。

まほ:それは、男女問わず?

ナツオ:うん。みんな。今は「あつ森」やな。

まほ:やっぱりそうかー。じゃあ、持ってない子はいないくらいなんだ。

ナツオ:うん、ほぼ持ってる。

まほ:お母さんー。

母:ハイハイ。

まほ:Switch買う時って、勇気いりませんでしたか?

母:あーそうですねー。ウチはそんなに買うのが早い方じゃなくて……去年のクリスマスだったんですけど……。

まほ:それって、どのくらい我慢した感じ?

母:発売からは1年以上経ってたよね?

ナツオ:(ウンウン頷く)

母:この子の仲良い友達が、ご両親もゲーム大好きで。で、発売と同時に買ってたんですけど……ただ、もう1人の親友はゲーム買わないおうちで。

まほ:あ、それは助かる。

母:で、その子と一緒に持っている子のおうちに遊びに行って順繰りにやらせてもらうっていう感じになっていたんだけど……。

ナツオ:そう。そんな感じでみんなでやってたんやけど、あんな、そのゲーム持ってない親友がな、花火大会でな、出店のな、くじ引きで1等が当たって……。

まほ:えー! まさか……!

ナツオ:入場料2,000円で行った花火大会で3万円のSwitchが当たった。

母:せやねんなー(苦笑)。

ナツオ:信じられへん。

まほ:なんというクジ運……(泣)。

母:しばらくゲームは買わないだろうってお家の子に当たっちゃって(苦笑)。それで、その後ナツオにはお手伝いやら、テストの点数やらのミッションがあって、それでまずソフトを買う権利を得て。そして最終的にようやくクリスマスでプレゼントしてもらった……という。

まほ:うわー。それ、結構キツくない?目の前にソフトがありながらゲームできないって。

ナツオ:

まほ:じゃあさあ、そのソフトを友達の家に持って行ってやらせてもらうって感じなの?

ナツオ:いや……?

後から気づいたのですが、今ってゲームソフト、配信なんですよね。ファミコンのゲームカセットを想像して話してました。恥ずかしい!

母:まあ、ゲームがない時は無いなりにうまくやっていましたよ。見せてもらったり、借りたりして。

まほ:あー大人の方が買ってあげた方がいいのかな? とか気になっちゃいますよね。

母:こっちも絶対買わない! ダメ! って感じでもなかったんで。時期がくればいつか買ってもらえるってことで、そこまでゴネたりはなかったですね。

まほ:実際買えば、大人もやっちゃいますしね。

ナツオ:イエース。

母:イエース(笑)。

これからもずっと一緒。親友グループ。

まほ:歴史好き活動の方はどんな感じなんだろう?

ナツオ:今は日本史より中国史。

まほ:へー!

ナツオ:中国史とか言ってるけど、ま、全体的に三国志。

まほ:三国志好きな人は多いねえ。

ナツオ:俺の親友にも三国志好きなやつ1人おる。

まほ:やっぱり漫画で?

ナツオ:うん。ヨコヤマミツテル。

まほ:偉大だ……。

ナツオ:あと、小説版も読んでる。

まほ:お〜。

ナツオ:あと、大親友グループの下にある〝準親友グループ〟の中にも三国志好きなやつ1人おる。

まほ:大親友グループの下にある準親友グループ!?

ナツオ:うん。大親友は保育園の時に会ってからずっと一緒で、これからもずっと一緒に生きていく! って感じでー。準親友グループはぁ、小学生の頃に出会って、めっちゃ遊んでるグループ。

まほ:保育園の時に出会った大親友たちとは、小学校も一緒?

ナツオ:そう。中学も高校も大学も一緒になる予定。

まほ:そうなの!?

ナツオ:そのぐらいの、仲!

母:中学は一緒かもしれないけど、高校からは自分で選ぶんだよ。

ナツオ:え、一緒のところ選んで行く。

まほ:大親友何人?

ナツオ:3人。

まほ:大阪で去年会った時に何人かで遊んでたよね。あれは大親友グループ?

ナツオ:いや、あれは大親友でも準親友でもなくて〝特別親友グループ〟!

まほ:まだ違う親友グループが……!

ナツオ:別の学校に通っている親友。

まほ:大親友は3人で……準親友は何人?

ナツオ:数えきれないほどいる。

まほ:わーすごいね。いっぱい親友がいていいじゃん。

ナツオ:うん。

まほ:ケンカとかしないの?

ナツオ:めーっちゃする!

まほ:そうなんだ!

ナツオ:ケンカするほど仲が良い。大学まで一緒の学校に行く。

まほ:そこは決まってるんだね(笑)。ケンカしたらどうやって仲直りするの?

ナツオ:えーっと、ふたりともめっちゃキレるんやけど、3分で仲直り。そのぐらいの、仲。

まほ:根に持たないんだねー。

ナツオ:イエース。

ナツオくん、テレビ電話の画面で何やら見せてくれました。

まほ:ん? 何それ? 三国志グッズ?

ナツオ:三国志マスキングテープ。これは、誰でしょう?

まほ:えー全然わかんない。諸葛孔明?

ナツオ:呂布。

まほ:知らない……呂布カルマしか知らない……。

ナツオ:(マスキングテープを剥がしながら)じゃあ、これは誰でしょう?

まほ:もー全然わかんない……諸葛孔明。

ナツオ:ブッブー。不合格。めっちゃ有名! 劉備、孫権に並ぶ英雄。

まほ:わかんないよー諸葛孔明しか知らないもん。

母:ハハハ!

ナツオ:正解は曹操。

まほ:パンダみたいな名前だね。

ナツオ:じゃあ、これは誰?

まほ:えー諸葛孔明?

ナツオ:ピンポン! 正解。

まほ:優しいーありがとう(笑)。

コロナ後の日本はどうなる?

まほ:ナツオくんはさぁ、コロナこれからどうなると思う?

ナツオ:えーコロナ? 8月に第2次があって、9月ごろに第3次があると思う。

まほ:月1かあ。テンポ早いなあ。

ナツオ:そう思ってる。そんだけ間隔が短くなってきてると思う。

まほ:そうかぁ。世の中はどう変わったりするかな。

ナツオ:ゲーム屋は儲かりそうだけど……うーんわかんないなあ。

まほ:自分の生活は変わった?

ナツオ:うん、変わった。インターネットに頼るようになった。

まほ:なるほどね。友達ともネットで会ってたんだもんね。

ナツオ:うーん、日本、これからどうなるんやろ。

まほ:どうなるかな?

ナツオ:……うーん、どうなるんやろ……。うーん……。

まほ:……。

ナツオ:……。ま、政治家にかかってる。

まほ:おおー。

ナツオ:今第2次が来てるから、もう一回補償せなあかんと思うねんな。

まほ:なるほどー。

ナツオ:首相は多分イラつくやろうな。

まほ:ヘェ〜!

ナツオ:それでマスクをもう2枚送ってくるかもしれん。

まほ:(笑)

このインタビューを行ったのが7月11日。この約2週間後に政府による布マスク追加8000万枚配布のニュースが! 結局追加配布は断念したようですが、ナツオくん、かなり鋭い読みをしたね!

ママからのひとこと

去年までは戦国武将とデュエル・マスターズのことしか話さなかったのに、今年はスイッチと三国志のことばかり。ハマるとそのことしか話しません……(どの小学生男子も?)。しかしコロナ休みで『スラムダンク』にどハマりして、なんと全巻を7周読み、「バスケがしたいです!」と自主練もはじめたのですが、インタビューではさっぱり忘れてたのか、スラムダンクのスの字も出ませんでしたね…。インタビューのおかげで「親友」のほかに「準親友」「特別親友」などのカテゴリーがあることも知れて面白かったです。
                          母(イラストレーター)より

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文・絵/しまおまほ 編集/小川知子  デザイン/根本真路

エッセイスト、イラストレーター

しまおまほ

1978 年生まれ。主な著書に『ガールフレンド』『マイ・リトル・世田谷』(共にスペースシャワーブックス)など。初の本格長編恋愛小説『スーベニア』(文藝春秋)が発売中。

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