英語教育について改めて考えるきっかけに
Domaniの読者組織・Domani Labメンバーのおすすめを紹介する本企画。今回は、4歳児のママ・菱沼阿弥さんが読んでよかったという書籍とその理由に迫ります。
「Domaniでもたびたび幼児英語についてお話ししていますが、最近のweb会議でリアルタイムのAIの字幕・同時通訳機能を目の当たりにし、今後のAI時代に小さいころから英語を学ぶ意味っていったい何だろうと考えるように。しかし、自分の中でいまいち納得がいく説明ができなかったんです。英語を習得すると将来役立つんだよ、という私のこれまでの経験をベースにした理由では説得力が足りないように感じ、英語だけに囚われず言語そのものを学ぶ意義についていろいろ考えを巡らせています。ついSNSで答えを検索しがちですが、SNSは主張の強い意見がどんどんリポストされる仕組みでそれだけが目立ちがちな印象。エビデンスや研究がなされている見解に触れたいと思っているので、知見を広げたいときは関連書籍を読んで考えるようにしています」(菱沼さん)
▲(写真左から)3000万語の格差 著:ダナ・サスキンド 訳:掛札逸美 解説:高山静子〈明石書店〉
言語の力 「思考・価値観・感情」なぜ新しい言語を持つと世界が変わるのか? 著:ビオリカ・マリアン 監訳・解説:今井むつみ、訳:桜田直美〈KADOKAWA〉
オックスフォード式「勉強感覚」の育て方 著:チョ・ジウン 訳:北野博己〈ディスカヴァー・トゥエンティワン〉
TOEIC L&R TEST 速読特急 正解のサイン 著:テッド 寺倉〈朝日新聞出版〉
「1冊読み終わって次を読むスタイルだとなかなか進まず、数冊を並行して読み進めるのがマイスタイル。どの本を読もうかは、SNSでの評判や口コミを参考にして決めています。付箋を貼っているページは、心に響いた文章やまた読み返したいと思った部分があるページです。英語に限らず教育についての学びもあり、息子との関わり方についても考えさせられています」(菱沼さん)
※個人の感想です
Domani Labメンバー
菱沼阿弥
新卒でホテルに就職後、「フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」で働いた経験をもつ。今までに訪れた国は25カ国ほど。産後は旅好きのアンテナを活かし、国内旅行にハマり中。ファッションアイテムも旅目線で選びがち。
Instagram:https://www.instagram.com/ayapecotrip/
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