大坂香織さん・39歳・銀行員
5歳の1児のママ
【結婚前は】刺激を求めて海外ひとり旅へ
ワーキングマザーたちの「今」と「昔」の”ストレス発散方法”について語ってもらうこの連載。今回は5歳の子をもつ大坂さん(39歳)が登場。独身時代の息抜きはズバリ「海外へのひとり旅」。「ハワイ、ニューヨーク、イタリア、オーストラリアなどいろいろなところへ出かけました。当時は英語もほとんどわからず、地図を握りしめてドキドキしながら冒険に出かける気分。自分の行きたいところに自分で計画していくからか、思い出も鮮明に残るんですよね」。
「何より、ひとりの時間が好きだったんです」と大坂さん。「独身時代の後半は仲のいい先輩と旅行に行くことも多かったですよ。でも、ひとり旅もやっぱり大切。当時の私にとってはひとりの時間とだれかと一緒の時間、どちらも必要でした」。
【現在は…】結婚・出産して生活が激変。〝家族とのんびり〟が定番に
結婚して子供が生まれてから、これまでの価値観がガラッと変わったという大坂さん。「以前は自由な時間が欲しかったんですが、今は家族でゆっくり過ごす時間が大切に思えます。家庭をもつということが思っていた以上に素敵で、幸せなことだと分かったんですよね。旅に出なくても、日常にこそ幸せがあると気づきましたし、何よりストレスのほとんどを子どもが癒してくれるんです」。
そんな大坂さんの現在の息抜き方法といえば…「自宅で、ちょっと贅沢な食材を使ったディナーを楽しむこと。
写真は、長崎・対馬から直送してもらったアワビ。「夫の出身が長崎県対馬なので、親戚にお願いしてアワビやサザエなどの新鮮な魚介類を送ってもらっています。ときには夫が調理してくれることもあるんですよ」(大坂さん)。
それでも、仕事で忙しいときなどは、ひとりになりたいな…と思うことも。「そんなときは、朝早起きして、甘くて温かい飲み物とスイーツを楽しむために近所のスタバへ飛び込んでいます」。
「特に仕事の繁忙期の朝などに行きたくなります。糖分多めのホワイトモカを飲むと、頭がキレッキレになりるんです(笑)」(大坂さん)。
大坂さんにとっての息抜きや癒しの時間とは?
「疲れたり悩んだりして訳がわからなくなったときに、本来の自分を取り戻せる時間。家族との時間でも、ひとりで過ごすつかの間の時間でも、幸せな場所があることで仕事も笑顔で頑張れると思います」。
取材/佐々木 恵(スタッフ・オン)