Q:ママ友たちみたいにホムパ上手になれなくて。どう乗り切る?
答える人/堀 知佐子(管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務)
A:できあいの惣菜を盛り付け直すのでもOK。緑・黄多め、赤・黒少々がポイント!
食の仕事をしている私でも、実はホームパーティは苦手です。嫌いではないのですが人を迎え入れるときのお掃除やお料理は大変なものです。でもドラマや雑誌で見るようなパーフェクトなホムパをやろうと思わず、気楽に催してみたらいかがですか?
気兼ねがいらないのが、持ち寄りパーティです。たいていは何かしら手土産を持ってくるわけですから、あらかじめ誰が何を用意する担当かざっくり決めておけば、ホスト側の負担も減ります。持ってくるものでその人のセンスや好みもわかるので、自分がお呼ばれされたときのヒントにもなりますしね。
見栄えよくするには盛り付けのポイントを抑えればOK。夏は涼しそうに、冬は暖かそうにを意識してください。色は「緑・黄多め、赤・黒少々」がポイント。赤が多いと料理がうるさく見え黒が多いと沈んで見えます。また、茶色ばかりにだと安っぽくなります。
手早くもてなすには出来合いも上手く利用しましょう。コンビニのお惣菜もクオリティーが高くなっています。ただ盛るのではなくて、ひと手間加えてお皿に盛り付けかえるだけでも立派なおもてなしメニューになります。
また、お招きをお断りしなければならない場合はあれこれ迷わず、普通にお断りしましょう。パーティは義務ではありません。理由まで話す必要はありませんので、「その日は別件があるので」でよいと思います。招く側も招かれる側も、気を使いすぎず楽しいことがいちばん大事です。
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管理栄養士 アンチエイジング料理スペシャリスト、(株)菊の井常務
堀 知佐子(ほり ちさこ)
京都の調理師学校で教鞭をとった後、京料亭「菊乃井」の物販事業部責任者を経て、2010年株式会社「菊の井」常務就任。2008年アンチエイジングをコンセプトとしたレストラン「Le Rire(ル・リール)」を開業。料理教室の開催、地方自治体アドバイザー、講演など、食と健康をテーマに幅広く活動。著書に『みそと野菜でアンチエイジング』『100歳まで錆びない栄養レシピ』など多数。新渡戸文化大学客員教授。
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