【深々】と【津々】、気になる正解は・・・?
興味が次から次へとわいてくる様子を【興味しんしん】と言いますが、この【興味しんしん】、漢字で正しく書けますか?
比較的なじみ深い四字熟語の一つなので「もちろん知ってる!」という人もいれば、「あれ、どっちだっけ?」と考える人もいるかもしれません。
「興味深い」という言葉があるので【興味深々】が正解のような気もしますが、正しいのはいったいどっちなのでしょう??
早速答え合わせへ!
正解は…
興味【津津】
でした!
【興味津津:きょうみしんしん】
興味があとからあとからわいて尽きないさま。
「やじ馬が―と見守る」
先ほども出ましたが、「興味深い」という言葉があるため、そこから【興味深々】と認識している人も多いのかもしれません。
しかし、正しくは【興味津々】。
【津々】は、“あふれ出るさま。次々とわき出るさま。„を意味しており、【深々】は“ あたりがひっそりと静まりかえっているさま。„、“寒さなどが身にしみとおるさま。„を表す言葉です。言葉の意味が分かると、次からは堂々と答えられそうですね!
【津津:しんしん】
あふれ出るさま。次々とわき出るさま。
「興味―たる話」【深深・沈沈:しんしん】
1.あたりがひっそりと静まりかえっているさま。森森。
「夜が―と更ける」
2.寒さなどが身にしみとおるさま。
「冷気が―と身にこたえる」
~この慣用句知ってますか?気まぐれ慣用句紹介~
その1:才子佳人
【才子佳人:さいしかじん】
才知のすぐれた男性と、美しい女性。
その2:千紫万紅
【千紫万紅:せんしばんこう】
さまざまの色。また、色とりどりの花の咲き乱れていること。千紅万紫。
「―の南海の楽園」
その3:四角四面
【四角四面:しかくしめん】
1.真四角であること。
「―のやぐら」
2.ひどくまじめで堅苦しいこと。非常にかしこまっていること。また、そのさま。
「―な応答」「―にあいさつをする」
(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)
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