そもそも「苦労人」の意味とは?
まずは「苦労人」の意味を改めてチェック。
「苦労人」=苦労を経験して、世の中の事や人情に通じている人。(小学館刊・デジタル大辞泉)
ちなみに「人情」とは、「人間の自然な心の動き。人間のありのままの情感」(小学館刊・デジタル大辞泉) のこと。つまり「苦労人」とは、大変な経験をしており、さらにそれによって世の中のことや人間の心についてよく知っている人を指します。
【質問1】身近に「苦労人」だなと感じる人はいる?
それでは続いてアンケートの結果を発表。身近に「苦労人」だと感じる人がいるか聞いたところ、「はい」と回答したのは38%。4割近い結果となりました。
※アンケートは30~45歳の日本全国の有職既婚女性を対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数110名(未回答含む)。
【質問2】「苦労人」と感じるのはどんな人?
次に、身近にいる「苦労人」だと感じる人がどのような人なのか質問。寄せられた回答を、「どんなことに苦労している人なのか」と、「どのような人柄なのか」の2つに分けてご紹介します。
苦労していること
金銭面
「きつきつな生活をしていた」(30代・東京都・子ども2人)
「家に借金があった」(40代・茨城県・子ども3人)
1人で子育て・仕事・家事をしている/仕事と家事育児の両立
「1人で子育てして仕事もしている人」(30代・山梨県・子ども1人)
「シングルマザーで一人娘を育て頑張っている」(40代・岡山県・子ども2人)
「共働きで子育てしながら頑張っているママ友がいる。家事を上手く分担できずに1人で抱えている」(40代・北海道・子ども1人)
仕事
「掛け持ちで仕事している」(40代・岐阜県・子ども4人)
「仕事を抱え込む人」(40代・秋田県・子ども2人)
「大変な仕事ばかりやっている」(30代・愛知県・子ども2人)
家族
「若い頃から年の離れた弟たちを母親代わりのように面倒見てきた」(30代・東京都・子ども1人)
「親が働かない」(40代・徳島県・子ども2人)
男性
「夫に恵まれない」(40代・熊本県・子ども2人)
「男運がなく、金銭トラブルが多い」(30代・東京都・子ども2人)
努力が認められない
「頑張っているのにそれを他人が分かってくれない」(40代・長野県・子ども1人)
自分の時間がない
「自分の時間がまったくない」(30代・東京都・子ども2人)
その人がどのようなことに苦労しているのかについては、お金や家事・育児、仕事、家族に関することなどが挙げられました。やはり普段の生活に関わることが多いようです。
人柄
くじけない
「くじけない」(40代・群馬県・子ども2人)
「外部から自分ではどうすることができない力が働いても、自分の信念を曲げない人」(40代・神奈川県・子ども1人)
努力家
「地道にコツコツと取り組む人」(40代・神奈川県・子ども2人)
「様々な大変な経験をしているけれど、前向きに努力し続けている人」(30代・栃木県・子ども1人)
▼あわせて読みたい
知識がある
「いろいろな知識を持っている」(30代・千葉県・子ども2人)
優しい
「人に優しい」(40代・東京都・子ども2人)
断れない
「断ることができない人」(40代・愛知県・子ども3人)
自分を持っている
「無駄遣いを嫌い、お金にシビア。しっかり自分の考えを持っておりブレない。少し策略家なところもある」(40代・兵庫県・子ども1人)
続いてその人の人柄については、くじけない、努力し続けているなどの回答が寄せられました。辞書の意味にあったような、「いろいろな知識を持っている」ことを挙げた人も。
【質問3】「苦労人」の尊敬する点や学びたい点は?
最後に、周囲の「苦労人」と感じる人の尊敬するところや、学びたいと感じるところについて聞きました。代表的な回答をピックアップしてご紹介します。