海外から初の生配信!旅好きメンバー発のイベント「妄想トリップ」第3弾
過去に訪れた国は25カ国、60都市を超えるほど旅好きのDomaniオンラインサロンメンバー・菱沼阿弥主催のイベント「妄想トリップ」。コロナが落ち着いたら訪れたい旅先をメンバーでシェアしあうイベントですが、今回はバルセロナ在住の友人を招き、現地から生中継という初の試みで開催しました。その様子をお届けします!
初の生配信ツアーは日本時間の22時に開始しました。バルセロナとは時差が8時間あるので、現地時間は14時。この日は最高のお天気で、雲ひとつない空がzoomの画面からもよく見えました。当日はメトロのサグラダファミリア駅から配信をスタート。駅名の通り、地上に上がるとサグラダ・ファミリアが目の前なのです。コロナの影響により教会内部の見学は現在中止していますが、外観だけでも最高に素晴らしいのがサグラダ・ファミリアの魅力♡さっそくリモートツアーのスタートです!
画面越しにも圧巻のサグラダ・ファミリア
「おぉ〜!」zoomに参加しているメンバーからもついつい声が…。久々の海外気分にテンションが上がります!目の前にそびえたつサグラダ・ファミリアは、良いお天気のおかげもあって高い塔たちがキラキラして見えます。
現地は目を疑うほどの人の少なさ…。訪れたことのある方はご存知かと思いますが、この周辺をぐるっと入館待ちの列ができるほど通常は人の洪水。とにかく賑やかな場所なのですが、改めて全世界がコロナによって同じ状況なんだなぁ…と感じさせられました。まさか閑散としたサグラダ・ファミリアを見る日が来るとは…とちょっぴり寂しい気持ちもありますが、リモートツアーには持ってこい! なんたって貸し切りみたいなものですから!
イベントのためにサグラダ・ファミリア外観の彫刻について、リサーチしてくれていた友人。私も6年程前に訪れた際の記憶を呼び起こしました。サグラダ・ファミリアは東側を「生誕のファザード」、西側を「受難のファザード」と言います。ファザードは「建築物正面のデザイン」という意味で、生誕、受難、どちらも正面という考え方。そして、双方の彫刻の雰囲気が全く異なるので必見です。
生誕のファザード
まずは、穏やかで幸せな雰囲気あふれる生誕側の門からスタート。駅を出てすぐに見えるのがこの生誕側です。この門は「彫刻の聖書」とも言われていて、イエスの誕生を祝い、喜ぶ聖歌隊や動物の彫刻が溢れています。どことなくハッピーな様子♡そして繊細な彫刻に一同感心…。その荘厳さが画面越しにも伝わってきました。
画面では見えませんでしたが、この柱の下に亀の彫刻があります。「急がずゆっくり、休まず教会を造って行こう」と言うガウディのメッセージが込められているそうですが、サグラダ・ファミリアの着工開始は1882年。日本だと明治15年です。もう139年も経っていますが、「ゆっくり」の解釈には国民性が表れますね(笑)。
最近のスペイン事情について
次は反対側の「受難のファサード」へ。歩いて移動する間、最近のサグラダ・ファミリアやスペインの情報について聞きました。サグラダ・ファミリアは2026年の完成を予定して、現在も工事が進行中です。建設費は教会の入場料と教徒たちの寄付でまかなっているそうですが、コロナの影響でそれらがすべて0になってしまったのだとか。おそらく2026年に完成はしないと言われているそうです。
また、スペイン人の多くは信仰深いキリスト教徒。そのため、聖書に出てくる人物の名前がとても多いそうです。確かにスペイン人で「Maria(マリア)」ってよく聞くような…。友人いわく、「Jesus(ジーザス)」という名前も非常にポピュラーな名前だそう。スペイン語だと発音は「ヘスス」になります。日本人からすると、ジーザスさんってすごい名前ですよね!? そんな話をしているうちに「受難のファサード」に到着。
ガラッと雰囲気の異なる受難のファザード
「あれ…?」「なんか、想像してたのと違う!」メンバーさんからはそんな声もちらほら。そう、この受難側は生誕側と彫刻の雰囲気がまったく違います。現代アート的でスペインの彫刻家が担当したそうですが、当初はこの違いすぎるテイストに非難轟々だったそうです。
「受難」なので最後の晩餐、教徒の裏切り、十字架に架けられてイエスが復活するまでが描かれていますが、そのストーリーに違わず、雰囲気もやや暗い感じ。聖書の内容を知っていると描かれている彫刻について色々と理解できます。
サグラダ・ファミリアをぐるっと一周したところでひと休み。本来であれば飲食店の前にズラッとテーブルが出ているのですが、もうお店が開いていない…。幸い開いているバーがあったので、テラス席に座って画面越しに「乾杯!」。
ここで質問コーナー。話題はスペインあるあるのスリについて。スペインは本当にスリが多いんです。彼らはスリで生計を立てているプロフェッショナルなので、完全犯罪が本当に上手い…。友人も何度も被害にあったことがあるそうで、ここで格言が。「みんなスリだと思って歩く」。これに尽きるそうです。警戒心を緩めず、財布とバッグは興味を引きづらいものを使う。ブランドバッグなど論外だそうです。経験者の言葉が胸に刺さります…!そんな話をしているうちに、あっという間に1時間が過ぎていました。
実は、このイベントの数週間前までバルセロナはロックダウンしており、開催できるか不安だったのです。しかしそんな心配とは裏腹に、最高に良いお天気とテンポ良い案内おかげで、久々の海外風景をメンバーと一緒に楽しむことができました♡
今年でスペイン在住4年目に突入した友人も、「楽しかったー!改めてサグラダ・ファミリアはやっぱり良いところだね♪」と楽しんでくれたようで、企画して本当に良かったと思えました!自分の中の日常は、世界の誰かにとっては体験したい非日常なんですよね。それを思うと、自分の代わり映えのない日常にも、なんだか愛しさが湧いてくる気がします。今回協力してくれた友人に感謝!
zoomを使ったオンライントリップ、非常に有意義な時間が過ごせて大成功でした。次はどこの国に繋げようかな~♪サロンメンバー発のイベント「妄想トリップ」は今後も楽しい企画を考えていくので、ご興味ある方はぜひぜひDomaniオンラインサロンをのぞいてみてくださいね。
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Domaniオンラインサロンメンバー
菱沼阿弥
外資メーカー勤務のワーキングマザー。大学卒業後ホテルに就職し、数年勤務したのちに渡米。フロリダ州のWalt Disney Worldで働き、休日には米国内外を飛び回る生活を送ってからすっかり旅好きに。訪れた国は25カ国、60都市を超える。昨年第1子が誕生し、今は親子で2拠点生活ができないかと思案中。趣味はビールとカフェ、漫画。
Instagram: @ayapecotrip