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FASHIONおしゃれプロ

2022.03.05

vol.15:正統派のパールピアスが似合わなくなった日

パールのピアスって、時代やトレンドを問わず人気のあるジュエリーですが、実は世代によって似合わなくなることも。今回は、おしゃれに一生モノなんて、本当はないのでしょうか……という話です。

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editor_kao
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こんにちは、editor_kaoです。

定番といわれるひと粒パールのピアスですが、意外と年齢によって似合う/似合わないがあることを、実感している人もいるのではないでしょうか。今日は、私が今までのパールピアスが似合わなくなったときのことを、お話したいと思います。

え、シンプルなジュエリーって一生ものじゃないの!?

それまで、私が身につけていたパールは、6ミリくらいの超定番タイプでした。二十歳のころに両親からネックレスとセットでプレゼントしてもらったもの。当時は、大人の仲間入りをした気持ちになったものです。特にピアスは普段着にも合わせやすかったので、よく身につけていました。それが30代に入ってしばらくしてから、「あれ?」と違和感を感じるように。20代の女性が、ちょっと背伸びして本物のパールを身につけている姿は初々しいけれど、30代が同じことをすると、おしゃれというよりは、冠婚葬祭感が強く見えるのです。

ふと、当時お世話になっていたスタイリストさんの言葉を思い出しました。そのときはパールではなく、私がひと粒ダイヤのネックレスに憧れているという話をしたのですが、「ひと粒ダイヤのネックレスって、一生ものと思っている人が多いけれど、本当はそんなことないのよ。若い女の子がしているのはかわいいけれど、大人になってくると、小さな輝きに自分自身が耐えられなくなってくる。だから買うのは、よく考えたほうがいいわね」と、ピシャリ。「え! シンプルなジュエリーって、ずっと身につけられるものじゃないの!?」と、ショックを受けたのですが、あの話は6ミリのパールピアスにも、そのまま通ずるものがあるなと納得がいきました。冠婚葬祭時は控えめな輝きが合っているのですが、普段にすると「輝きが足りない! もっと大きな輝きを!」と、なってしまうのです。

自分に合う大粒のパールピアスを探したら

同じことを思うのは私だけではなかったようで、30代半ばに「周囲の同世代の女性が、こぞって大粒パールのピアスを買うブーム」というのがありました。サイズでいうと、10ミリ以上。ある日、友人が理想的な大粒パールのピアスをしていたのを見つけ、有名ブランドではなく、百貨店の宝飾売り場で選ぶと、比較的予算が抑えられるというのを教えてもらいました。で、私も思いきって買うことに! 店員さんに希望を伝えると、大きさが輝きが少しずつ異なるパールピアスが並んだケースを出してくださいます。友人が12ミリのパールをしていたので、最初は「私も12ミリを!」と意気込んでいたのですが、店員さん曰く、顔立ちや身長、体型で似合い方がまったく違うから、ちゃんと全身鏡を見て、似合うサイズや輝きを決めたほうがいいとのこと。確かに、ピアスを耳に当てて引いて見ると、たった1ミリの差であっても、驚くほどに印象が違うのです。友人に比べて身長が低く、肩幅がないこともあり、私が12ミリのパールをすると、なんだか無理をしているよう。実際に手に取って見ていると、ちょっと物足りないかな……と感じた10ミリのパールのほうが、存在感もありながら、全身で見たときにしっくりきたのです。

輝きもまた然り。青白く冷たく光るものがいいのか、それともピンク味を帯びて温かく光るものがいいのか。これも肌の色や好みで分かれるところではありますが、私はシャープな印象に見せたかったので、より真っ白に近い色味のものを選ぶことに。そういったわけで無事、自分に似合うパールピアスを購入できたのですが、今でもこのピアスは活躍していますし、いいお買い物をしたと思っています。

シンプルだけど、パールって奥深い!

それでは、今までの6ミリパールは、この先ずっと冠婚葬祭用になるかというと、それも違うかと。今の年齢では中途半端かもしれないけれど、もっとおばあさんになったら、落ち着いた輝きがなじんで、また似合ってくると思うのです。また今だって、たとえばイヤーカフと重ねたり、片方の耳はパール、もう片方の耳はフープにするなど、カジュアルなアレンジをすれば、十分活躍させられるのでは。そうやって新しいアレンジを考えるのも、楽しいですよね。

決して派手ではないけれど、つける人によってこれほどに違う。パールの奥深さや、自分らしいひとつを選ぶ大切さを、実感した出来事でした。

【今日のひと手間】
実は最近、復活させたパールピアスもあって(これは6ミリです)。フェミニン&華奢なデザインが普段の着こなしに合わないと、ずっとしまっていたのですが、意外とカジュアルな服に合わせたら、ギャップが出てかわいいことを発見! ざっくりしたニットや、デニムシャツなどに合わせています。

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エディター

editor_kao

大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。

イラスト/柿崎こうこ

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