洒落見えする実力派アイテムを厳選して、好感度も今どき感も獲得!
働くママ代表・Domani Labメンバーのリアルな装いを徹底取材。ALL私物でお届けする本企画、今回は現在第二子を妊娠中の杉本 緑さんのマタニティコーデをクローズアップします!
アパレル会社に勤める杉本さんは、自他ともに認める大の服好き。着こなしに悩むことも多い妊娠中の通勤スタイルですが、時期が限定されるマタニティウェアはあまり買わず、サイズアップをしたりワンピースやウエストゴムのボトムを活用し、今だけのおしゃれを楽しんでいるそう。自由なイメージのアパレル業界ですが、身だしなみの社内ルールもあるといいます。
1:ノースリーブやTシャツは1枚のみの着用はNG(アウターを羽織ればOK)
2:ミュールなどかかとにストラップがないデザインの靴はNG
「3年ほど前から職種が変わって取引先と商談したり出張の機会も増えました。おしゃれは自己満足になりがちですが、客観的な視点も大切。『会社の代表としてお会いする』ということを意識して恥ずかしくない格好、そして、相手から信頼してもらえるかを考えてコーディネートしています」
「とはいえ、ファッションがその日のモチベーションを左右するのもまた事実なので、オフィスルール重視の服は買いません。あくまでも選ぶ軸は自分が好きかどうか。納得できるワードローブの中で組み合わせを考えます」という杉本さん。
第一子妊娠中は何を着ていいかわからず迷走気味だったそうですが、2回目のマタニティ期は〝自分らしいファッションを追求しよう〟と心に決めているそう。トレンド感が漂いながらオフィスでも好感度よく映える、杉本さんの着こなしをチェックしてみましょう。
【Scene1】来客や重要な会議の日は、ALLブラックのジャケットスタイルで気持ちも引き締めて
▲ジャケット:CINOH ワンピース:ZARA バッグ:GANNI サンダル:CAMINANDO
杉本さんの、妊娠中に買ってよかったもととれアイテムベスト3に入るという「テーラードジャケット」がキリリと効いたお仕事スタイル。キャッチーなゴールドボタンがアクセントになって、品格はそのままにほんのり今どき感が漂って。
「今年はジャケットに投資しました!どんなにゆるい格好でも羽織れば即ビジネス仕様に傾けられるし、産後の体型変化やトレンドにも左右されないと踏んで3着購入。〝CINOH〟は手に取りやすいベーシックさはありつつ、無難に見えないデザインに一目惚れ。気を引き締めたい日のALLブラックコーデのスパイス役としても力を発揮してくれます。足元は、お堅くまとまらないボリュームサンダルくらいが自分らしいバランス!」(杉本さん)
【Scene2】白シャツ+ラクちん黒ボトムなら、デスクワークDAYもストレスフリー!
▲シャツ:サードマガジン ビスチェ:NAVE パンツ:SHEIN バッグ:クレージュ 靴:PIPPICHIC
書類作成をひたすらこなす座りっぱなしの日は心地よさが最優先。襟付きシャツとパンツだけでは物足りないところ、杉本さんはビスチェをレイヤードしてひとひねり!大人世代の華やかさはビジュー付きのパンプスでさりげなくアピールして。
「なかなかしっくりくるデザインに出合えなかった中、〝SHEIN〟のマタニティパンツは買って大正解!よくあるウエスト部分が別布仕様ではないハイウエストデザインがチラ見えしても気にならず、程よいトレンド感、1,200円ほどのお手頃プライスも含めて大満足です。デスクワークが多い日はラクちんなこのパンツ頼み。オーバーサイズの白シャツだけでは部屋着感が強いので、ビスチェや華やかなパンプスで今っぽさを足しました」(杉本さん)
【Scene3】スイッチシーズンにも便利!旬のシアーTeeはジレを足してオフィス向けに
▲ジレ:ZARA シアーTシャツ:Uniqlo and Mame Kurogouchi パンツ:イザベラマランエトワール バッグ:GANNI 靴:ZARA
ジャケット同様、マタニティコーデをシャープに転ばせるアイテムとして欠かせないジレを杉本さんは2色買い。柄パンツのカラーを拾ったブルー系のグラデーションコーデを、シルバーパンプスでモードになじませて。
「冷え厳禁の今、とても重宝している長袖のシアーTシャツ。トレンド感が添えられて、これから秋にかけてはシャツやニットを重ねてもかわいいですよね。ただこれだけでは休日仕様なので、通勤時はキレのいいジレを足してきちんと感を担保。オンライン会議など画面越しに正装感を出したいときもサッと羽織れて助かってます」(杉本さん)
【Scene4】着心地よくて好印象!白とベージュのグラデ配色が優しげな通勤スタイル
▲ジャケット:ガリャルダガランテ ニットトップス:GU スカート:titivate バッグ:H.V.F.N サンダル:ZARA
後々の会議の予定を考慮しつつ、ラクしてきれいめを装いたい日の杉本さんのスタイル。ご自身鉄板のワントーンコーデは、肌あたりのいいコットン素材&温和な白×ベージュでまとめて着心地も印象もソフトに。
「肩の力を抜きたいときは優しい配色のワントーンでまとめることが多いですね。そういう日はジャケットも快適さ重視。軽くてラフなコットン素材がストレスフリーに着られますが、ジャケットならではのきちんと感が保てるところが頼りになります。柔らかい雰囲気でまとめたいので、小物は洋服のカラーに浮かず全体が引き締まるキャメルで上品さもさりげなくプラス」(杉本さん)
【Scene5】蒸し暑い晩夏は、ノースリーブワンピ+ジレで快適さを獲得
▲ジレ:ZARA ワンピース:ATON バッグ:クレージュ サンダル:CAMINANDO
ノースリーブに目がないという杉本さん。まだまだ蒸し暑い日も多い晩夏は、休日にもよく着る黒ワンピースにジレを重ねてお仕事モードにシフト。
「実はノースリーブNGなのですが、こうも暑いと着られずにはいられません(笑)。会社にいるときはバッグに忍ばせておいたカーディガンを羽織ってルール対策。〝ATON〟のワンピースは3年前から愛用していますが、すっきりしたIラインと上質なコットン素材がラフに見えず通勤シーンでも便利に活躍中です。とはいえ1枚では心許ないので通勤時はジレをプラス。体型カバーを考えてサイズアップしましたが、このゆるさが今の気分です」(杉本さん)
洒落見えする実用的なアイテムを上手に組み合わせて、鮮度のいいオフィスマタニティコーデを満喫している杉本さん。妊娠中のおしゃれをどう楽しもう…と悩んでいる方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
撮影/深山徳幸 構成/村井 絢
●この特集で使用したアイテムは私物のため、現在購入できないものもございますがご了承ください。また、ブランドへの問い合わせはご遠慮ください。