【目次】
- 《常に進化してる de 賞》JOHN SMEDLEY[ジョン スメドレー]
- 《イケてるツイン de 賞》GALLARDAGALANTE[ガリャルダガランテ]
- 《華がある de 賞》ROPÉ mademoiselle[ロペ マドモアゼル]
- 《色バリすごい de 賞》SLOANE[スローン]
- 《洗濯機で洗える de 賞》無印良品
- 《肌触りよい de 賞》ANAYI[アナイ]
- 《好感度高い de 賞》MACKINTOSH LONDON[マッキントッシュ ロンドン]
- 《メンズも使える de 賞》UNIQLO[ユニクロ]
- 《モードに着られる de 賞》AURALEE[オーラリー]
- 《ベストセラー de 賞》Letroyes[ルトロワ]
- 《シルクが上品 de 賞》UNITED ARROWS[ユナイテッドアローズ]
- 《着ていて絵になる de 賞》DRAWER[ドゥロワー]
《常に進化してる de 賞》JOHN SMEDLEY[ジョン スメドレー]
1784年からの歴史ある英国ニットブランドらしく、定番もしっかり守りつつ、新作も登場する〝ジョン スメドレー〞。端正に入ったラインは、カーディガンスタイルを程よくシャープに魅せてくれます。身幅は適度に細身ですが、肩まわりはゆとりがあるので楽な着心地。一枚でも着られる上品なV開きはすでに定評があるけれど、ツインで着れば、さらに着こなしの幅は広がります。
写真のほか全5色展開。カーディガン¥34,000・ニット¥27,000(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)
左:POINT-1 ニュージーランド産のメリノウールを使用。手洗いも可能で、扱いやすいのがうれしい。右:POINT-2 黒いラインが着こなしのアクセントに。合わせるアイテムともケンカしないさりげなさ。
《イケてるツイン de 賞》GALLARDAGALANTE[ガリャルダガランテ]
「カーディガンはツインで買いたい」という人も多いと思いますが、とかく印象がマンネリ化しがち。それにひと工夫を加えたのが、こちらです。Vネックのカーディガンに対して、インナーはラウンドネックのフレンチスリーブ。華奢で女らしいデザインが、地味に見えがちなツインニットに、奥行きを与えます。透け感のある繊細な素材も、大人の素敵な女性に似合います。
ほかイエローもあり。カーディガン各¥14,000・ニット各¥13,000(ガリャルダガランテ 表参道店〈ガリャルダガランテ〉)
左:POINT-1 季節の変わり目にぴったりな、コットンベースのさらりとした肌触り。自宅での手洗いも可能なので、ガンガン活躍させたい! 右:POINT-2 切りっぱ風のすそがシンプル。
《華がある de 賞》ROPÉ mademoiselle[ロペ マドモアゼル]
着こなしの脇役になりがちなカーディガンだけど、これは主役級。大きな金ボタンとボリュームスリーブが華やかな印象です。そでに対して身幅がコンパクトなのも好バランス。まるでブラウスのように女っぽいデザインが、着映え力を発揮してくれます。すでに存在感があるので、ベーシックなボトムとシンプルに合わせても、完成度の高い着こなしが実現するんです。
写真の2色のほかベージュ、イエローもあり。カーディガン各¥12,000(ロペ マドモアゼル)
左:POINT-1 大きなメタルボタンが存在感を放つ。少しエッジィの利いたデザインが働く女性向き。右:POINT-2 そでのボリューム感&長めのリブが、エレガントな雰囲気を演出してくれる。
《色バリすごい de 賞》SLOANE[スローン]
全9色というのがすごいだけでなく、品質にもこだわりが。ウールの中でも最高品質のものに分類され、なかでも特に繊維が細かいエクストラファインメリノウールを使用。防寒力のあるうえに除湿力もあり、汗冷えを防ぐ効果があるので、着ていて快適なんです。そして驚きの5サイズ展開(ユニセックス)! ホスピタリティにあふれてる逸品なんです。
定番色から流行色まで。迷っちゃう。カーディガン各¥26,000(スローン)
左:POINT-1 ボタンの付き方に特徴があり、すそ部分は狭い幅で設定されている。ウエストまわりが決まりやすい。右:POINT-2 背中側にブランドのアイデンティティを感じられる縫い目が。
《洗濯機で洗える de 賞》無印良品
手軽なマシーンウォッシュ(ネット使用)を実現したベーシックカーディガン。細くやわらかな繊維のメリノウールにシルクを加えているので、肌触りがよいのも魅力です。9色展開に加え、10月にはさらに3色がプラス。コスパもいいから、大人は複数買いをおすすめします、はい。
サイズも豊富なので、フィットさせて着たり、ルーズに着たりしても。カーディガン各¥3,695(無印良品 池袋西武〈無印良品〉)
POINT エキストラファインメリノウールにシルクをプラス。暖かさとなめらかな光沢が共存。
《肌触りよい de 賞》ANAYI[アナイ]
表側はシルク、裏側はコットンとなるよう編み上げた〝ANAYI〞の名品! 型くずれしにくく、肌に当たる側をドライな風合いにした、肌離れのよさが特徴の一枚です。今季は首元がより美しく見えるようネックラインをアップデート。
そでとすそのリブテンションを強くし、伸びにくいよう改良。カーディガン各¥22,000(ANAYI)
POINT 小さく厚みのある金ボタンも女らしさをアピールしてくれる。スカートと好相性な短め丈。
《好感度高い de 賞》MACKINTOSH LONDON[マッキントッシュ ロンドン]
詰まりすぎていないクルーの襟元や、切りっぱなし風のそでやすそ。リブも細やかで、どこか清楚な印象が漂う、きちんと感の強いカーディガンです。ボタンもオリジナルと、ディテールまで手の込んだデザイン。写真のほか、グレー、レッド、ブルーも展開。
イエローも渋くて着やすいトーン。カーディガン各¥29,000(SANYO SHOKAI〈マッキントッシュ ロンドン〉)
POINT やわらかい肌触りのウールを、薄手のリブ編み仕立てに。繊細な風合いが魅力。
《メンズも使える de 賞》UNIQLO[ユニクロ]
男性独占はもったいない! 本企画担当編集(女)が、何年も超愛用しているこのモデル。女性でも適度なゆとりをもって着られるサイズ感なので、はおるだけで今っぽいシルエットになるんです。一枚で着ても胸元がセクシー♥
女性ならMかLを試してみて。カーディガン[メンズ]各¥3,990(UNIQLO)
POINT エクストラファインメリノウールに毛玉ができにくい特殊加工をプラスしている。
《モードに着られる de 賞》AURALEE[オーラリー]
おしゃれプロの間でも人気の高い〝オーラリー〞では、ベーシックだけど差のつくデザインを展開。上質なウールを目の詰まったリブ編みで表現し、今どきのリラックスムードを醸しています。カーディガンには珍しいスレンダーなフォルムだけど、しっかりとしたリブ感が体型をカバーしてくれます。
ほかにレッドとブラックが。コントラストをつけて着てもかっこいい。カーディガン各¥32,000(オーラリー)
POINT そでとすそのスリットが、洗練された印象を後押し。一枚着としてもサマになる。
《ベストセラー de 賞》Letroyes[ルトロワ]
〝ルトロワ〞のハイゲージニットの特徴は、昔ながらの丸胴編み機を使うことで生まれる、抜群の伸縮性とやわらかな着心地。ブランドを代表するモデル『アンリ』は、フランスブランドらしい小粋で親しみやすいフォルムが大人気。
実は全14色、全5サイズ(一部カラーのみ)の驚きの展開! 素材はコットン。カーディガン各¥24,000(八木通商〈ルトロワ〉)
POINT 太い前立てや大きめのボタンがこじゃれたムードを演出する。一枚で着てもかわいい。
《シルクが上品 de 賞》UNITED ARROWS[ユナイテッドアローズ]
イタリア産のシルク素材を使用した定番カーディガン。今年は編み目をさらに細かくし、優しい着心地を追求したそうです。そでに適度なゆとりがあるのでレイヤードしやすく、ストレスなく着られます。写真のほかグレーもあり。
鮮やかな色も特徴的。カーディガン各¥17,000(ユナイテッドアローズ 銀座店〈ユナイテッドアローズ〉)
POINT しなやかなシルク素材は長期間活躍。ウールとは違う上品な風合い、そして手洗い可能!
《着ていて絵になる de 賞》DRAWER[ドゥロワー]
さらりと着るだけで雰囲気が出る。〝ドゥロワー〞のカーディガンにはそんな魔法があります。その秘密は、程よい太さの14ゲージのカシミア糸を、ふっくらと優しい風合いを再現するため、職人がすべて手作業で編み立てしているから。愛情をもって着たい一枚です。
半そでのクルーネックニットとツインにしても。カーディガン¥46,000(ドゥロワー 丸の内店〈ドゥロワー〉)
ボタン使いも可憐。カーディガンの色に合わせて貝ボタンをエナメルコーティング。
Domani2018年10月号『イケてるカーディガン大賞&着こなし20』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/佐藤 彩(静物)、岡本 俊(まきうらオフィス) スタイリスト/望月律子(KIND) ヘア&メーク/森野友香子(Perle Management) モデル/石井美絵子、葛岡 碧 撮影協力/EASE 構成/湯口かおり