【無印良品×スタイリスト田澤美香】〝無印良品〟ならではの〝素材にこだわったベーシック〟を狙う!
「〝無印良品〞は、昔から私たちの生活のなかに自然とあるブランドで、ファッションというより、まず生活雑貨やインテリア、ステーショナリーなどから入る人がほとんどではないでしょうか。日常をシンプルに、丁寧に過ごすための衣食住すべてがそろうのが〝無印良品〞。だれのライフスタイルにもしっくりなじむ色、形、デザイン。それは〝服〞も同じで、みんなが着こなしやすく、そして買いやすいプライス。何よりもナチュラルで着心地のいい素材へのこだわりは、ほかにはない〝無印良品〞ならではの魅力だと思います。意外と見落としがちですが、実は働く女性にぴったりのベーシック服も豊富にあります。今回はそんなファッションアイテムを中心におすすめを厳選しました」
スタイリスト
田澤美香さん
徳原文子氏に師事後、2017年に独立。Domaniスタイリスト陣のなかでも群を抜いてフレッシュな世代ながら、フェミニン&ベーシックなスタイリングが早くも読者の共感を呼んでいるルーキー。
おしゃれのプロが教える「無印良品」の買い方
《買い方#01》無印ツウがこぞって狙う、MUJI Laboは要チェック
「その名のとおり〝実験室〟。次なるベーシックをコンセプトに、通常の〝無印良品〟のラインナップとはひと味違う、ちょっとデザイン性のあるアイテムがそろっていて、シンプルモード好きなファッション関係者や、〝無印良品〟のスタッフの方にも人気が高いそう。店舗限定ですが、チェックする価値大!」
左/ドロップショルダーで、そでは少し長め。ゆったりとしたシルエットが今季らしい。ブラウス¥7,399・右/スカートに見えて、実はパンツ。ハリのある素材から生まれるボリュームフォルムで、さりげなくモードな印象に。パンツ¥9,250(無印良品 有楽町)
《買い方#02》リピーター多数の名品、チノボトムは一度試して損なし
「ボトムを買うなら、まずはチノ。世代を超えて愛される〝無印良品〟の定番中の定番です。縦にも横にもストレッチが効いているから、動きやすく快適なはき心地。ボーイフィットパンツとワイドパンツは、デニムやコーデュロイも同じシルエットで展開するので、気に入ったら同じサイズ、シルエットがすぐに手に入るのもうれしい!」
1. 定番のボーイフィットパンツは、すそに向かってわずかに細くなるテーパードシルエット。パンツ¥2,769・2. 限りなく太めストレートに近いワイドパンツ。パンツ¥3,695・3. ひざ下の長め丈が今季らしいフレアスカートは新作。スカート¥5,547(無印良品 有楽町) 今季は、コーデュロイも登場! すっきり細うねのストレート(写真)と、太うねワイドの2型。こなれ感のあるあせた風合いが魅力。右/パンツ¥3,695・左/パンツ¥4,621(無印良品 池袋西武)
《買い方#03》オンオフ選ばず、とにかく使える上質素材のニットを大人買い
「薄手で3シーズン使えるウールシルクと、ふっくらとしたあたたかみのあるヤクウール。どちらも肌へのあたりがとてもやわらかく、上質感のある素材でコスパが高すぎる! 女性らしいとろみ感と長めの着丈も使えるポイントです」
1. 優しいヤクウールが、上品なネイビーを引き立てる。ニット¥3,695・2. はおりも肩掛けも、1枚でニットとして着てもサマになるカーディガンは、〝オートミール〟というカラーも女心をくすぐる。カーディガン¥3,695・3. ウールシルクのVニットは深めの胸開き。シャツやカットソーをINして。ニット¥2,769・4. 後ろ下がりのすそがさりげなく今っぽい。ニット¥4,621(無印良品 有楽町)
《買い方#04》やっぱりオーガニックコットン
「オーガニックコットンの先駆け的存在で、カットソー、デニム、インナーまで、ウエアのほとんどのジャンルでそろいます。なかでも何枚あっても困らないカットソーは、色柄、デザイン違いでたくさんそろえたい! やわらかく、優しい肌触りで、質の違いは手に取ればすぐわかります」 1. しっかりとしたネックラインでへたりにくい。Tシャツ¥917・2. 程よいフィット感で、1枚でも、インナーとしても活躍。Tシャツ¥1,195・3. 厚地でいて、驚くほど軽くやわらか。Tシャツ¥2,769・4. 細身のボーダーTシャツはレイヤード用に。Tシャツ¥1,195・5. 大きめを選んでゆるく着こなしてもおしゃれ。Tシャツ¥917(無印良品 有楽町)
《買い方#05》パジャマ&インナーが隠れた名品!
「パジャマもタンクトップも一見普通ですが、チクチクする、かゆいなどの肌ストレスを軽減するために、脇の縫い目をなくしたシリーズ。”そんなこと?”と思うかもしれませんが、実際に着てみると、どこにも引っかかりがなく、着心地は段違い! 些細なことのようですが、でも、このこだわりが、結果〝毎日着たい〟につながると思います」 二重ガーゼのふわりとした着心地もやみつきになりそう。パジャマ¥3,695・白、黒、グレーの3色展開。全色押さえて損なし! タンクトップ(同色2枚組)各¥1,195(無印良品 有楽町)
《買い方#06》スキンケアグッズがお手ごろプライスで優秀!
「スキンケア、コスメ、アロマなどはSNS等口コミでも高評価な商品が多い。気負わず買えるプライスでいて、安かろう悪かろうでは決してないところが、さすが〝無印良品〟。インテリアを邪魔しないパッケージも人気の理由だと思います。定番人気商品と同時に、新作も次々と出ているので、こまめにチェック!」 1. 美肌成分が浸透しやすい肌に整えるプレ化粧水は、大ヒット商品。「導入化粧液」[200ml]¥1,195・2. スティックタイプで持ち運びが便利。「ネイルケアオイル」[3.2g]¥695(無印良品 有楽町)360種類のブレンドエッセンシャルオイルから、好きな香りを調合してくれるサービスも。(一部店舗のみ)
《買い方#07》インスタントフードはストック必須
「夜遅く帰った日や、忙しくてご飯がつくれない日が続いても、これをストックしておけば安心。どれもインスタントとは思えないほど美味しくて、しかもバリエーションが多いので飽きない。働く女性の強い味方です」 《小さめごはん》小腹が空いたら。右/「小さめごはん ほうれん草と揚げ茄子のトマトリゾット」[19.6g]¥176・左/「小さめごはん 鶏肉の水炊き鍋風雑炊」[17.9g]¥176(無印良品 有楽町) 《レトルトカレー》右/辛ウマな定番。「素材を生かしたカレー グリーン」[180g]¥325・左/新顔!「素材を生かしたカレー ジンジャードライキーマ」[180g]¥325(無印良品 有楽町) 《ごはんにかけるシリーズ》お酒のおつまみにもどうぞ。「ごはんにかける 牛すじとこんにゃくのぼっかけ」[150g]¥325(無印良品 有楽町)
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Domani2018年11月号『ユニクロと無印良品とスタイリストの“いい関係”って?』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/蓮見徹(人物)、窪田慈美(静物)スタイリスト/田澤美香 構成/滝沢裕子
※店舗写真内の商品は、すでに販売終了している場合があります。あらかじめご了承ください。