【目次】
プロアクティブ×皮膚科医の調査で判明!ニキビ経験者が無意識に行ってしまう洗顔方法とは?
日本人のほとんどが経験する“ニキビ”。「尋常性ざ瘡」という医学用語がつくほどの症状でありながら、実際はセルフケアで済ましてしまう、という方がほとんどではないでしょうか?
この度、ニキビケアで人気の洗顔料「プロアクティブ」で有名なザ・プロアクティブカンパニー株式会社が皮膚科医・高山かおる先生と共同で、ニキビ経験者と未経験者の洗顔方法について検証。すると、ニキビ経験者の3つの特徴が見えてきました。
これを参考に、ニキビができにくい洗顔方法を目指しましょう!
ニキビ経験者がやりがち!3つのNGな特徴
特徴1:洗顔が長い!!
ニキビ未経験グループの洗顔時間は平均46秒のところ、ニキビ経験グループの洗顔は約1.5倍の平均68秒。高山先生曰く、「洗顔時間が長い=洗顔料や水分が長い時間肌に触れ、負担をかけてしまう」とのこと。
特徴2:ゴシゴシ洗いすぎ!!
ニキビ経験者は小鼻の横やあご、おでこなど“ニキビが出来やすい場所”をゴシゴシ洗ってしまう傾向がありました。しっかり洗えているようなイメージがありますが…。実はこれ、逆効果。「肌のバリア機能を高める皮脂を必要以上に落としてしまうので、乾燥を引き起こし肌への悪影響がある」と高山先生。
特徴3:洗顔料が多すぎ!!
こちらもやりがち。モフモフの泡で洗うのは気持ちがいいですが、こちらもNG。洗顔料が多いことで、洗い残しが多くすすぎにも時間がかかってしまいます。特徴1でもお伝えした通り、洗顔料と水分が肌に触れる時間が多くなり、肌への負担になってしまうのです。
この3つの特徴の原因は4つの“思い込み”?
上記の3つの特徴にはニキビ経験者の4つの思い込みがあると検証によって判明しました。
1:皮脂はニキビの原因で洗い落とすもの
2:ゴシゴシ洗う方が皮脂や汚れが落ちるから良い
3:たっぷりの泡で洗うべき
4:時間をかけることが丁寧で良い
…いかがでしょうか?無意識に思い込んでいませんか?今回の検証により、こうした“思い込み”がむしろ逆効果になってしまう、という結果が判明。
こうした「思い込み洗顔」を見直す方法として、高山先生はスマホによる「セルフ洗顔チェック」を推奨しています。動画を通して客観的に自分の洗顔をチェックできるので、無意識に行ってしまっていたNGポイントを知ることができるかもしれません。
毛穴トラブル予防のためにできることは?
ニキビで悩む方のために、高山先生は以下の予防方法を勧めています。
1:洗顔料は使用法に記されている適切な量を守ること
2:洗顔時間を今よりも短めに
3:手全体で優しく洗うこと
4:洗顔後はすぐに保湿をすること
5:洗顔料は“ニキビ用”を選ぶこと
最後に、皮膚科医の高山先生は「ニキビで悩む患者様に最初にアドバイスするのは“ニキビを気にしすぎないこと”」だと語ります。まずは、ニキビに対する“思い込み”を外していくことが、ニキビができにくい肌への第一歩なのかもしれません。
情報提供:プロアクティブ
教えてくれたのは…
皮膚科医
高山かおる先生
済生会川口総合病院 皮膚科主任部長。東京医科歯科大学附属病院臨床准教授。専門は、 接触性皮膚炎。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。