文化的体験を味わえるアフタヌーンティーがスタート
非日常を感じられる空間が人気の「星のや」。東京・大手町の日本旅館「星のや東京」では、2022年4月15日から、茶事になぞらえたアフタヌーンティーが宿泊者を対象にスタート。江戸時代に武士の嗜みの一つであった茶の湯と、免疫力を高めるといわれる発酵食品とフレンチの融合を楽しめるコース料理「Nippon キュイジーヌ 〜発酵〜」の要素がかけあわされた、贅沢なアフタヌーンティーです。
「Nippon キュイジーヌ〜発酵〜」アフタヌーンティー
茶事とは、茶の湯において懐石、濃茶、薄茶をもてなす正式な茶会のこと。「Nippon キュイジーヌ〜発酵〜」アフタヌーンティーでは、日本酒と点心、濃茶と主菓子、薄茶と干菓子という茶事の流れを表現。点心、主菓子、干菓子の一つ一つすべてに発酵食品が使用されています。
日本酒と点心は、スパークリング日本酒と押し寿司で表現。マグロとサフランライス(醤油麹醤)、穴子と里芋のテリーヌ(熟成酒粕)、春野菜と昆布ジュレのテリーヌ(煎り酒)、エビとブイヤベースライス(カピ)といった、和洋のマリアージュが楽しめます。季節の食材に合わせた日本酒も、楽しみのポイントです。
濃茶と主菓子は、オリジナルブレンドコーヒーとデザート。餡子ミルフィーユ(発酵あずき)、桜のルリジューズ(発酵バター)、江戸味噌マカロン(江戸味噌)苺とピスタチオのフレジェ(レ・リボ)、湘南ゴールドのピュイダムール(発酵生姜シロップ)といった5種が並びます。丸みのあるフォルムがかわいらしい、色とりどりのデザート。
薄茶と干菓子は、薪火晩茶(まきびばんちゃ)とミニャルディーズ。ミニャルディーズは、さくらんぼムース(さくらんぼリキュール)、ヨモギのオペラ(発酵茶)、黒文字茶ショコラサンド(チョコレート)、金柑とチョコレートのムース(柚子酵素シロップ)、和柑橘のタルトシトロン(発酵レモン)の5種。
こちらも干菓子の、アマゾンカカオの落雁。和の食材が用いられるイメージが強い落雁ですが、アマゾンカカオとどのようなハーモニーを生み出すのか、期待が高まる一品です。
茶事のメインとなる濃茶は、一つの茶碗に練った濃い茶を連客で回し飲みをすることに倣い、フレンチプレスで提供されます。オリジナルブレンドコーヒーは、猿田彦珈琲と協力の元に選定。豆の種類、焙煎方法にこだわった一杯です。発酵食材と合わせ、コーヒーも“アナエロビック”というコーヒー豆を発酵させる手法が用いられています。
最大の特徴といっても過言ではないのが、畳の上でアフタヌーンティーを堪能できること。茶事の流れに合わせて、スタッフが飲み物をサーブしてくれます。星のや東京ならではの、和の世界観にじっくり浸ることができるはず。
江戸時代・現代・フレンチの融合を楽しみながら、心ゆくまでゆっくりとした時間を過ごせそう。1日1組限定なので、気になった方はぜひお早めの予約を。
【アフタヌーンティー概要】
期間:2022年4月15日から通年
時間:15:00〜16:00
定員 :1日1組(2名)
料金:1名 12,000円(税・サービス料込)※宿泊料別
場所:星のや東京2階ロビー 畳の間
予約:要予約。公式サイトにて3日前まで受付
対象:星のや東京宿泊者
※状況によりメニューの内容、食材が一部変更になる場合があります。