〝コンバース〟の『オールスター』、きちんと知ってちゃんと履く
手軽に買えるプライスと、合わせやすいデザインで、Domani世代の所持率No.1スニーカー、〝コンバース〟の『オールスター』。変わらない普遍性が魅力でありつつ、実は色や素材、ディテールの違いは多種多様。定番だけにきちんと更新して、足元を古く見せないのもスニーカー上手になるコツ。
そもそも『オールスター』って?
1917年、創業者マーキス・M・コンバースにより、バスケットボール専用靴としてデザインされた『コンバース オールスター』。アメリカのプロバスケットプレイヤー、チャールズ・H・テイラーが着用したことから一躍人気を博し、「チャック・テイラー」とも呼ばれる。2017年に100周年を迎えたにもかかわらず、発売当時からほとんど見た目の変化はない、完成度の高いデザイン。しかし、その時代により、ディテールは変遷。常に新しさの損なわれない、進化する「定番」。
「HI」と「OX」、どちらも手に入れて、履き分けるのが大人
本来のバスケット用シューズらしいフォルムとアンクルパッチがカジュアルな印象のハイカットは、足元にボリュームをもたせたいときに。ボリュームもデザインもシンプルなローカット(OX=オックスフォードタイプ)は女性らしく履きたいときに。
変遷の歴史あり! ★マークがアイコニックなアンクルパッチ
元々はくるぶしの保護のために付けられていたというアンクルパッチ。星のマークが付いたのは1928年。当初は社名だけの表記だったのが、「ALLSTAR」と「Chuck Taylor」が加えられ、現在の形に。靴各¥5,800(コンバースインフォメーションセンター〈コンバース〉)
《知って得する『オールスター』 1》
風合いがこなれてる〝メイド イン ジャパン〟モデル
クラシックな雰囲気のコットン製シューレース、生成り色のフォクシングテープが特徴。国内にしかない技術でつくられており、耐久性も高く履き心地も快適。靴¥12,000(コンバースインフォメーションセンター〈コンバース〉)
《知って得する『オールスター』 2》
100周年記念の〝オールスター〟はハイスペック!
アンクルパッチやヒールラベルのデザインが一新。クッション性の高いインソールや消臭抗菌機能のあるライニング、すべりにくいアウトソールなど、機能性もアップ。靴¥7,000(コンバースインフォメーションセンター〈コンバース〉)
《知って得する『オールスター』 3》
〝旅とコンバース〟がテーマ、機能性の高い新作登場
右/見た目はそのまま、重さ約半分の史上最軽量モデルが登場! 驚きの軽さで、長時間の移動も疲れない。左/撥水加工が施され、汚れや天候を気にせず履ける。靴各¥6,500(コンバースインフォメーションセンター〈コンバース〉)
【CONVERSE ALL STAR Coordinate】
定番の黒ローカットは、トラッドなアイテムと合わせて“おじ靴”感覚で履く!
シューレースとアッパーとのコントラストが強く、クールな印象の黒『オールスター』は、ハンサム方向にふって履きこなしたい。キャスケットやレトロなバッグといった、遊び心のある小物で味つけ。靴¥7,000(PLST〈CONVERSE〉)カットソー¥14,000(ゲストリスト〈ルミノア〉)パンツ¥18,000(メゾン イエナ〈イエナ〉)帽子¥8,400(CA4LA ショールーム〈CA4LA〉)バングル¥7,800(ルーニィ)バッグ¥20,800(ショールーム セッション〈YAHKI〉)
ベーシック配色に、大人のかわいげをデコレートする赤の“コンバース”
キッチュな色気の赤いスニーカーは、赤リップ感覚で、「盛らない」中に一点投入するのが粋。カジュアル感が強いハイカットより、ローカットを選ぶのが鉄板。靴¥5,800(コンバースインフォメーションセンター〈コンバース〉)カーディガン¥21,000(デミルクス ビームス 新宿〈ルトロワ〉)パンツ¥20,000(エイチ ビューティ&ユース〈エイチ ビューティ&ユース〉)バッグ¥5,800(アウトドアプロダクツカスタマーセンター〈アウトドアプロダクツ〉)
デニムとの相性抜群! ヴィンテージライクなオフホワイト
ほんのり黄みがかった生成りは、白より落ち着いた印象でナチュラルに履けるから、男女問わず人気。〝ほっこり〟した印象に見せないよう、肌見せトップスや大ぶりアクセサリーと合わせて、女らしく履きこなしたい。靴¥5,800(コンバースインフォメーションセンター〈コンバース〉)ブラウス¥32,000(ハン アンスン〈ハン アンスン〉)パンツ¥8,800(ミラ オーウェン ルミネ新宿2店〈ミラ オーウェン〉)ピアス¥24,000(ジャーナル スタンダード レサージュ 青山店〈リジィー フォルトゥナート〉)バッグ¥18,000(アルアバイル)
大人っぽい深めネイビーなら、きれいめスタイルにもすんなりなじむ
「Addict」シリーズのネイビーは、レギュラーモデルよりも濃いめで信頼感のあるシックなトーン。女らしいタイトスカートにも合わせやすい。靴¥7,000(コンバースインフォメーションセンター〈コンバース〉)シャツ¥22,000(ハウント代官山/ゲストリスト〈HAUNT〉)スカート¥13,000(ナノ・ユニバース カスタマーサービス〈ナノ・ユニバース〉)ネックレス¥2,840(ジューシーロック〈JUICY ROCK Original〉)バッグ¥45,000(ケイト・スペード ジャパン〈kate spade new york〉)
アンクルパッチまで白く染まった、特別感のある『オールスター』が、大人の休日に華を添える
ハイカットでも、おなじみのマークが目立たないことで、クリーンな雰囲気に。ボリュームスカートにも負けない存在感で、華やかだけど親近感のある女らしさが成立。靴¥6,500(コンバースインフォメーションセンター〈コンバース〉)ニットとカーディガンのセット¥13,000(ジュエルチェンジズ 新宿店〈ジュエルチェンジズ〉)スカート(ベルト付き)¥49,000(ADORE)ピアス¥15,800(セシル・エ・ジャンヌ)バングル¥15,000(アビステ)バッグ¥58,000(エストネーション〈ラドロー〉)
Domani2018年6月号『スニーカー上手になる8つの方法』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/須藤敬一 スタイリスト/城長さくら(kind) ヘア&メーク/森 ユキオ(ROI) モデル/小濱なつき、阪井まどか 撮影協力/AWABEES 構成/福本絵里香(本誌)