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BEAUTY アイメイク

2024.12.16

【67歳の美容ジャーナリストが実践】可愛い大人になるための「柔らか顔メイク」

美容雑誌の編集に長く携わり、現在YouTubeでも活動中の美容ジャーナリスト天野佳代子さんが、可愛い大人になるためのメイク術を指南。67歳とはとても思えない、若々しく可愛らしいメイクのコツを教えていただきました!

Text:
keiko kido
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大人が目指すべきは「美人」よりも「可愛い人」

60歳をすぎ「可愛い」と言われることが増えたという美容ジャーナリストの天野佳代子さん。それは、美容の方向性を180度変えたからなのだとか。

「子供の頃から丸顔で童顔がコンプレックスだった私。50代までは顔を細くすっきり見せるメイクに注力していました。しかし老化は確実に進行しています。目は細く小さくなり、肌はたるんで頬がこけ、顔はゴツゴツとベース型に。その変化を無視して『美人』メイクを続けていては、老化が強調されるだけだと気づいたのです。大人に必要なのは、20代の頃のような『可愛い』顔。メイクは『丸』を意識して、若々しくほがらかに見えるよう補正していきましょう」(天野さん 以下「」同)

大人の顔は「ふっくら丸く」が正解

柔らか顔メイク

「大人がやってはいけないのは、ぼやけてきたパーツを補おうと、くっきり描く、シャープに描くこと。正解は、淡く明るい色を使って影を消し、パーツをぼんやり丸く描くことです」

Point1:古い眉は捨てて「ぼんやり眉」に!

「眉には流行があります。しかし、50代以上になると、眉の形をアップデートできなくなっている人が山のようにいます。今は眉を描くのではなく、自眉に毛を“足して”自然に仕上げるのが主流。眉尻は短め、眉山に角をつくらない、塗りつぶさない、自眉より気持ち明るめ。これだけで古臭い顔から脱却可能。表情もうんとやさしくなり、『可愛い人』になれます」

眉の描き方

【NG】2000年代に主流になったくっきり長めのエレガント眉。“できる女”のイメージだけど古臭い。
【OK】自眉の足りない箇所をぼんやり足すくらいが今どき。角がなく、明るいトーンでやさしい顔に。

「ぼんやり眉」の描き方

眉メイク

【1】眉の黒さを抑えてトーンアップするため、(1)の眉コンシーラーを塗る。毛流れと逆にもつけて。
【2】(2)のブラウンのペンシルで、薄くなった眉を増毛するつもりで、1本1本描き足す。
【3】眉尻を足していく。眉山の角度やえぐれカーブをつけないよう、眉山部分の下を太くする。
【4】描いた眉をペンシルの後ろについているブラシでぼかし、なじませながら柔らかい印象にする。
【5】(3)を眉尻から眉頭、眉頭から眉尻とブラシを往復させながら、眉の面裏をカラーリングする。

【使用したアイテムはこちら!】

ベージュのアイブロウマスカラ(1)アイエディション (ブロウコンシーラー) コンシーラーベージュ ¥1,650(税込)/エテュセ
濃い自眉をカバーし、明るい眉色に変える眉用コンシーラー。毛流れに逆らってつけ、毛の裏もカバー。

アイブロウシェイドペンシル

(2)カネボウ アイブロウシェイドペンシル EP1 ¥4,400(税込)/カネボウインターナショナルDiv.
パウダリーな仕上がりで柔らか眉が簡単に。皮脂多めの肌でも描きやすい。

スタイリングアイブロウフィクサー

(3)カネボウ スタイリングアイブロウフィクサー EF3 ¥3,300(税込)/カネボウインターナショナルDiv.
眉の立ち上がりをつくり、固定するアイテム。大人の眉にふわっと立体感を出してくれる。

Point2:茶色のアイライナーでさりげなく目を大きく見せる

「若い頃と同じように黒のアイライナーでくっきりラインを描いてしまうと、たるんで小さくなった目をさらに強調する結果に。それを避けるためには、ブラウンのアイライナーを上まぶたの粘膜に入れ、黒目を大きく丸く見せることが大切。目の際にぼやけた影を入れ、目の形を丸く見せてください」

Point3:チークは赤みのあるコーラルピンクをセレクト

「チークは赤みのある血色カラーを選びましょう。青みピンクは若づくりに見え、かえって老けた印象に。頬骨を中心に赤みのあるコーラルピンクをフワッと入れると、ツヤ感が出て笑ったときのように頬が高く見えます」

Point4:粘膜カラーのリップペンシルでぽってり若い唇に

「歳を重ねると、唇のまわりの口輪筋の衰えが影響して、唇にしぼみが生じるそう。唇のしぼみは顔を貧相に見せるので、リップペンシルで唇を大きく描きましょう。上唇も下唇も外側に丸くふくらませ、唇の山もボリューミーに。口角も上がり、若々しく幸せそうに見えます」

年齢を重ねるほど新しく取り入れるべき美容がある

「昨日と同じ美容の繰り返しでは、あっという間に年齢に追い越され、肌も髪も老化が際立っていくばかり。年齢を重ねれば重ねるほど、新しく取り入れるべき美容があります。それが『可愛い人』になるための美容法。肌、目、唇がしぼんでしまった大人が実践すべきは、20代の自分の顔を目指すこと。ツヤ、丸み、清潔感という、あの頃満ちていた『可愛さ』の要素を取り込むことで、失ってしまった若々しさがよみがってきますよ」

天野さんの提案する美容法は、どれも自宅でできる簡単なものばかり! 「自分に似合うメイクはコレ」と決め込まず、ルーティンになりがちな美容をもう一度見直して、年齢を重ねても「可愛い人」を目指したいですね。

美容ジャーナリスト

天野佳代子

1957年東京生まれ。20代からファッション雑誌の美容ライターに。美容専門誌『美的』のエディトリアルディレクター。大人の女性向け美容専門誌『美的GRAND』の創刊編集長を歴任、40年近く美容に携わる。60代に入り、美容ジャーナリストとしての書籍の出版、雑誌、web媒体への寄稿、YouTubeチャンネル「天野佳代子の大人美容【歳をとるのは怖くない】』の配信など、さらに活動の幅を広げる。著書に『何歳からでも美肌になれる!』(小学館)。

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10年前より可愛くなれる 大人美容の正解

可愛すぎる67歳! 美容専門雑誌の編集長を歴任、現在は美容YouTuberとしても大人気の天野佳代子が実践している、見た目年齢が10歳若くなる、大人女性のための自宅美容術を公開。スキンケアからメイク、ヘアケア、ボディケア、身だしなみ、更年期対策、心の持ち方まで、すぐに取り入れられる美容術を伝授。美容業界歴40年の目で選び抜いた愛用コスメも大公開。(主婦の友社)

 

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