黒のカジュアル名品:エルベシャプリエの『GP』ライン
名品とはよくできているもので、時代を超えて何度もそのよさが実感できる。〝エルベシャプリエ〞の舟型トートなんて、語らせたら、いくら時間があっても足りません。学生時代、憧れのパリの本店で手に入れたこととか、昔つきあってた彼との遊園地デートとか、思い出は尽きないもの。そして今また、このバッグの魅力にかられそうです。その理由は、コットンキャンバスにゴムのような素材をコーティングした〝コーテッドキャンバス〞の登場。施された小石の模様が、耐久性だけでなく見た目のよさも両立させたバッグが登場したのは2005年。形はそのままでも、その印象の違いに、おしゃれな女性は歓喜したものでした。素材が替わるだけでリュクス感がアップ。ハンドルも黒というシックさは、カジュアル名品という枠を超え、これから一生持てそうな貫禄に。
ワーママ・おしゃれプロはこう思う!
「子供の荷物があるから、自分のものは最小限に。そのおかげで、以前買ったトートが復活しました。いつ見ても古く感じません」
ファッションエディター・吉川 歩さん
Domani2/3月号「”黒”のエレガント名品」より
撮影/山口恵史 スタイリスト/三好 彩 構成/湯口かおり