【M/Money(予算)】エレガントはお金がかかる、シンプルも然り。トレンドはお金をかけなくてもいい
限られた予算でどうおしゃれを楽しむか。ひとつの指針として、テイスト別に考えてみることができます。Domani読者なら「永遠にエビちゃんLOVE♥」な世代。エレガントが大好きな人も多いでしょう。そこで残念なお知らせですが、大人になるとエレガントはお金がかかります。フリル、レースといった甘いディテールはとにかく質が出やすい。若かった20代のころは平気でも、35歳を超えたあたりからは、このようなデザイン性の高いアイテムは、素材を厳選し、パターンが計算された上質なものを着なくては、うら悲しさしかありません。「どうしても着たい」というならば、3枚買うところを1枚に絞ったり、ディテールではなく色でエレガントにしてみたりするのが得策。
シンプルも笑ってはいられません。 黒ジャケット、白T、クロップドパンツ…働く女性のほぼ全員がもっているであろうアイテムだからこそ、大人はワンランク上のものを身につける必要が。シンプルだけにごまかしが利かないので、「イケてる」「イケてない」がパッと見でもわかってしまいます。「Tシャツ&パンツなのになんだか素敵」と思わせる人は、それなりのブランドのそれなりの価格のものを身につけている場合がやっぱり多い。
実はいちばんお金をかけなくてもいいテイスト、それはトレンドです。今ならアスレジャーとか、グラフィックTシャツとか、花柄ドレスとか。そのトレンドに個人的な思い入れがあるならば、予算をつぎ込んでもいいでしょう。それはそれで着こなしの格は上がります。だけど来年は着るかどうかわからないものに関しては、価格を抑えて、その代わり思いきり冒険してみるというのもおしゃれの醍醐味。ちなみに担当編集は先日〝GU〟でダッドスニーカー(¥2,990!)を購入して、ホクホクした気持ちになりました。スニーカーにこだわりがある人ならスポーツブランドで選びたいでしょうが、個人的には気分だけ味わいたかったので。こんなふうに、自分のファッションテイストとこだわりで、バランスよく予算を振り分けるのもいいかもしれません。
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イラスト/そで山かほ子 構成/湯口かおり 再構成/Web Domani編集部