擦れて赤くなった肌、これどうしたらいい?
スキンケアのとき、コットンを使うかどうか賛否ありますが、コットンを使わない派の最大の理由はやはり「肌を擦るとよろしくない!」ということに集約します。なのにマスクときたら・・・鼻と頬の一番高い部分、つまりいちばん目立つ部分をずっと擦り続けるわけです。しかも蒸れてふやけた肌をこすり続ける・・・赤くなって当然だし、擦り続けるとシミの原因にも。
私も色々な素材のマスクを使ってみたり、保湿力の高い化粧品を使ってみたりしたものの、やはり肌はもう限界のようで、頰骨の高いところや鼻の頭がチクチクヒリヒリ。
そんなとき、敏感肌用のスキンケアはやっぱり頼りになります。
今回は、皮膚科医の協力を得て製品を開発しているフランスのブランド、ラ ロッシュ ポゼから8月3日にリニューアルリリースされる、ローションとボディバームをご紹介いたします。
天然の湧き水をベースに敏感肌&ゆらぎ肌を立て直す!
▲ (画像左から) ラ ロッシュ ポゼ トレリアン 薬用モイスチャーローション (医薬部外品) 200mL ¥4,000、リピカ フェイス&ボディバーム AP+M 200mL ¥3,300 (2020年8月3日発売)
ラ ロッシュ ポゼといえば、今年の上半期は、トーンアップUVのローズが大人気だったけど、下半期は、この「トレリアン 薬用モイスチャーローション」と「リピカ フェイス&ボディバーム AP+M」が注目を集めそう! というのも、このふたつ、マスク生活でバリア機能が落ちてしまった肌にもってこいなんです。
そもそもバリア機能が落ちた肌というのは、表皮にいる「肌の番人」、ランゲルハンス細胞が弱ってしまっている状態。本当なら、紫外線やら乾燥やら擦れやらが肌にダメージを与えても、この番人が「落ち着いて〜」とチクチクやヒリヒリを落ち着かせてくれるのですが、それができない…という状態なのです。
そんな肌あれ状態が長く続くと、肌状態は下り坂を転げ落ちる一方…。シミやシワやたるみなどいわゆる肌の老化が一気に加速。だからこそ、この「番人」をできるだけ早く元気にしてあげましょう! というわけなのです。
早速使ってみました!
このローションとバームのいちばんの注目ポイントは、今回のリニューアルで新しく配合された “ニコチン酸アミド” (ローション) と “ナイアシンアミド” (バーム) という有効成分。名前は異なるものの同じ働きをもつこの成分、すごく万能で、水分を保つ力や肌あれを保護する効果に加え、シミやそばかすを防ぐ効果でも知られていて、これをメインで使う美容液もあるほど。
今は日焼け止めをつけていても、マスクが擦れることでちょっとずつ素肌が剥き出しになってしまうので、そんないつの間にか無防備になってしまう部分のシミ対策としても優秀なんです。
▲ 左のローションは、さらさらととろとろ両方を併せもったテクスチャーという感じで、肌にひた〜っと浸み込んでいって、時間が経ってもずっとそこにうるおいが留まっているのがわかります。小さな子どもがいるママなんかは (← 私も) ひとまずこれをつけておけば、お風呂上がりは慌てなくてもOK! 今の時期は手のひらでおし込むようにつけるほうがおすすめです。
そして、そのうるおいをしっかり閉じ込めてくれるのが、右のバーム。バリア機能が高い “シアバター” や肌にも元々存在する低刺激な保湿成分 “グリセリン”、それに乾燥から体を守るとして中薬でもよく使われる “麦門冬” などなど、さすが敏感肌を想うからこその成分ばかりでできているんです。顔とボディこれ一本でケアできたり、赤ちゃんの肌にも使えたり、ジェンダーレスなデザインも時代に合っていて、私自身使っていてすごくしっくりきました。
シンプルだけど効果をしっかりと感じられる。
化粧品に限らず、多くのことに今いちばん求められているものかもしれません。
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ビジュアル・エディター
有田 千幸
外資系航空会社のCA、建築設計事務所の秘書・広報を経てエディターに転身した矢先に妊娠。2019年9月に女の子を出産。ニュージーランド・台湾在住経験がある日・英・中の トリリンガル。chiyuki_arita_official