Q:残業はしたいけど、ベビーシッター代で家計が苦しいです
答える人/田中茉里栄(心療内科医)
A:10年後・20年後のための必要経費だととらえつつ、生活にメリハリを
難しいところですよね。とはいえ、将来のキャリアアップにつながるようであれば、ベビーシッター代はあまり深刻に考えず自分の将来への先行投資と思う余裕も大切でしょう。
私の周りでも「ベビーシッター代(や保育園代)払ったらお給料なくなった」と言っている方は多いです。ただそれでもどうして仕事続けるの? と聞くと、「これは10年後・20年後も仕事を続けるための必要経費だから。ずっと続くわけじゃないし」とも言っています。
ただもちろん残業を減らす工夫は必要ですよね。自分ひとりで仕事を抱えすぎていないか、周りに手伝ってくれる人がいれば、その好意に甘えるのも一案です。可能であれば残業をする曜日、しない曜日とメリハリをつけて、残業する日は夫にお迎えをお願いしたり役割分担の見直しもしてみてはどうでしょう。
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心療内科医
田中茉里栄(たなか まりえ)
日本精神神経学会正会員、日本医師会認定産業医
2016年信州大学医学部卒。都内大学病院勤務を経て、現在ゆうメンタルクリニック非常勤医師として0歳児を育てつつ勤務している。
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