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FASHION おしゃれプロ

2020.11.04

結城アンナさんらしさがにじみ出る”自分らしい”私服スタイルは、こんなに素敵でした

 

チャーミングと優しい雰囲気に包まれている【タレント 結城アンナさん】がたどり着いた〝自分らしさ〟や、長年愛用しているファッションアイテム、マイルールについてお話を伺いました!

着心地のいい服を自由なマインドで〝らしく〟着る
結城アンナさん/タレント

着る理由を考えることが〝自分らしさ〟への一歩

 〝予定調和〟でないから、アンナさんの着こなしはいつでもアンナさんらしいし、年齢を重ねた奥行きはありながらも、決して錆びつくことはありません。

 「雰囲気って自分でつくるものだと思うんですよ。流行っているからといってただ服を着るんじゃなくて、まずは自分がそれを着るべき理由を考える。この色が好きだからとか、この柄が好きだからとか、自分の生活にフィットしているからとか。考えて服を選んで着ていくうちに、絶対に似合うようになるし、その人だけのストーリーがにじみ出るようになる。そうやって、スタイルってできていくんじゃないかしら」

 そう話すアンナさんは、現在64歳。チャーミングに優しく、年を重ねる秘訣はどこにあるのでしょうか?

「いずれ子どもが自立すると、自分自身と再び向き合うときがきます。私も当初は『あれ、私ってどういう人間だったっけ』なんて戸惑いもあったのですが、今までできなかったことをやって、自分に優しくしてあげるのがいちばん。そうすれば、人にも優しくしてあげられると思うんです。それから、私はいつも『今がいちばん幸せ!』と感じて生きています。もちろん人生にはすごくつらい日もありますが、そういうときは『今は最悪だけど、あさっては最高かもしれない』って考えるの(笑)。ポジティブ思考をくせにすると、それが習慣になって、いずれ自分の性格になる。私たちがコントロールできるのって自分自身のことだけだから、自分を見失わないで、考えて意味のある行動をする。ファッションも生き方も〝自分らしい〟ってやっぱり素敵ですから」

仕立てのいいコートを〝デニム〟で着くずして

Domani10/11月号 p74 p75 p80 p81 ALL私物で見せてもらいました!『これが私の〝10年ベーシック〟。』 タレント結城アンナ 私物 私服 マイベーシック マイスタイル

「ネイビーのコートは30年ぐらい前に買ったもの。つくりがいいしクラシックなデザインなので、まったく古びません。シャツやデニムやスニーカーと合わせてラフに着るのが定番。ストールは母がつくったもの。ちなみに買い物は直感派です。『これを買ってあと何年着られるか』なんて考えたところで、未来はそのとおりにならないので(笑)、インスピレーションを大事にしています」

コート/ジルサンダー シャツ/ティッカ パンツ/45R  靴/ゴールデン グース ピアス/N.Y.で購入 ストール・バングル/ヴィンテージ

母手づくりのスカートは軽やかさが魅力

Domani10/11月号 p74 p75 p80 p81 ALL私物で見せてもらいました!『これが私の〝10年ベーシック〟。』 タレント結城アンナ 私物 私服 マイベーシック マイスタイル

「私の母はデザイナーとして、古い着物の生地で服や小物をつくっていたのですが、このスカートも彼女の作品。バッグは夫がミラノの空港で買ってきたもので、シェアして使っています」

カーディガン/イントゥーカ Tシャツ/ピファティル スカート・バングル/ヴィンテージ レギンス/ユニクロ バッグ/グッチ ピアス/ブランド不明

お気に入りだからこそデイリー使い

Domani10/11月号 p74 p75 p80 p81 ALL私物で見せてもらいました!『これが私の〝10年ベーシック〟。』 タレント結城アンナ 私物 私服 マイベーシック マイスタイル

「いつも身につけている〝カルティエ〟の『トリニティ』は、10年ほど前に夫からプレゼントしてもらったもの。象牙のバングルは、パリのフリーマーケットで購入」

バングル[3連]/カルティエ [象牙]/ヴィンテージ カーディガン/イントゥーカ Tシャツ/ピファティル バッグ/グッチ

グレイヘアと赤リップのいい関係

Domani10/11月号 p74 p75 p80 p81 ALL私物で見せてもらいました!『これが私の〝10年ベーシック〟。』 タレント結城アンナ 私物 私服 マイベーシック マイスタイル

「普段は日焼け止めオンリーなのですが、赤い口紅をワンポイントとして使うことも。グレイヘアにとても映えるバランスで、気に入っています」

コート/ジルサンダー シャツ/ティッカ ピアス/N.Y.で購入 ストール/ヴィンテージ

グレイヘアにしたら違和感が消え、解放された

 美しいグレイヘアと雰囲気のある着こなし。アンナさんの自然体な年の重ね方は、女性の憧れです。

「30代で白髪になり始めたんですが、CMの関係で10年ほど黒く染めていました。でも手間も時間もお金もかかるし、けっこう大変で。CMの契約が終了したタイミングで、染めるのをやめたんです。そうしたら本当にラクで!そのうえ、黒髪にしていたときより断然、顔が明るく見えるし、カラフルな色の服も似合うようになったし、いいことずくめ。それから何より、ナチュラルな自分の姿に戻ったことが心地よくて。〝白髪は黒く染めるもの〟という、勝手な決まりごとから自分を外してみたら、すごく楽しかったんです

 幼いころから「型にはまるのが大嫌いだった(笑)」と語るアンナさん。日々の装いも、堅苦しい服やヒールのある靴は苦手。ラフに着くずしたスタイルが好みだそう。

 「自分が心地よく過ごせることがいちばん大事。今回の着こなしには何十年と愛用しているアイテムを使っていますが、コーディネートのセオリーや全体のバランスなど、ずっと変わりません。それから、意外な素材同士を合わせたり、新しいものとヴィンテージを組み合わせたり〝ミックス&マッチ〟も、私のスタイルの特徴かもしれませんね。冬に着る麻も好きだし、分厚いニットにストローハットもかわいいなあと思うし。とにかく〝あたりまえ〟とされているものをこわすのが好きなんです(笑)」

タレント

結城アンナ

スウェーデンに生まれ、ʼ71年から日本に定住。ファッション誌やCMなどでモデルとして活躍し、俳優・岩城滉一氏と結婚。60歳を機に本格的に芸能活動を再開。近年は自身のファッションやライフスタイルにも注目が集まる。一女の母。

Domani2020年10/11月号「ALL私物で見せてもらいました!『これが私の〝10年ベーシック〟。』」より
撮影/谷口大輔 ヘア&メーク/森川丈二(gem) 構成/今村紗代子 再構成/Web Domani編集部
●このページで使用したアイテムはすべて私物です。各ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。

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