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LIFESTYLE インタビュー

2021.06.05

【兄弟漫才師 ミキ】「お兄ちゃんは学生時代ファッションリーダーでした(笑)」|スペシャルインタビューvol.3 ファッション編

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兄弟漫才師・ミキさん初のオフィシャルブック『ミキ、兄弟、東京』が発売中! プライベートから全国ツアーの模様、ご両親とのオンライン対談、昨年の緊急事態宣言中に行った、30日間連続インスタライブの書き起こしなど、2019年の上京時から現在までを追い続けた、充実のドキュメンタリーです。最終回のインタビューは、ファッションについて語っていただきました。意外な学生時代のおしゃれヒストリーは、激レア(たぶん)なので必読!

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湯口かおり
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高校時代は、誰よりもおしゃれな古着スタイルだったのに

――Domaniといえばやっぱりファッションなので、最後はおしゃれについてお話したいです。著書『ミキ、兄弟、東京』の中でも、私服でのスナップがたくさん登場していますね。

亜生さん(以下敬称略):それはもう、お兄ちゃんに聞いてください(笑)。

昴生さん(以下敬称略):それがいちばん困るんですけど。

――でも、本の中でもそうですし、今日の撮影も私服でしたが、おふたりとも、すごくおしゃれです。

昴生:まあそうですね、好きですよ。でもほんまに僕、今日も着てる“ダントン”っていう好きなブランドがあって、行く店は、それが置いてあるふたつしかないんですよ。ときどきほかにも、ふらっと入ることはありますけど。


▲昴生さんは全身”ダントン”。亜生さんのシャツは、趣味である釣りのブランド”ダイワ”のものだそう。

――学生時代は、週末に古着屋さんを回っていたって、お聞きしたことがあるのですが。

昴生:あー、(当時住んでいた)京都の河原町の辺に、めっちゃ古着屋さんあるんですよ。

亜生:寺町とか。

昴生:そう。僕そこは全部の店行ってたんちゃうかな。

亜生:マジでおしゃれでしたもん、お兄ちゃん。

昴生:高校1年生から2年生の最後のときくらいかな。もう全身“古着ファッション”。おしゃれに固めて、なあ。

亜生:当時はまだ新しい、シャツの上にスウェット着て、襟ちょっと出す、みたいのをやってた。あのファッションを世の中に取り入れたの、お兄ちゃんじゃないかって。

昴生:(笑)。そんなわけないやろ。

亜生:すごいなぁって。

昴生:それくらい好きだったんです、めっちゃ古着。

亜生:僕はそれについて行ってたんです。休みの日とか、お兄ちゃんと友達みんなで行くんですよね。それに入れてもらって。だから僕、学年でいちばんおしゃれでしたもん。お兄ちゃんの知識を引き継いでるから。

昴生:典型的なやつですよね。“お兄ちゃんのいるやつおしゃれ”っていう。

亜生:狂ったように買うてたよな、あんとき。

昴生:なんかもう、ほんまにおしゃれに目覚めてて。でもあるとき、いきなり気持ちが途切れて。

亜生:高2の終わりくらいやな。

昴生:バツーンと気持ちが切れて、そっから学校指定のジャージしか着いひんようになったんですよ、なぜか。

亜生:お母さんがスーパーで買ってきた靴履き出して。「俺なんでもええねん」って。

昴生:(笑)。それが大学生になっても続いてたんですけど、あるとき急に、“ユニクロ”のフリースと、両側にひもと頭にぼんぼりみたいのが付いたニット帽のスタイルになって、次はそれで生活し続けたんですよ。

亜生:フリースの色が、最初青やったんですけど、紺になってきて、最後もう黒みたいな。なんやこの色?って。あれ4年間くらいそうやったよな。

――それは、またどうして……(ちょっと引いてる)。

昴生:いまだに、なんであんなことしてたのかなっていう。あの帽子をなんで……でもたぶん好きやったんすよ、何個ももってて。で、服はなんでもよかったんです。それだけでずっと大学生活してて。

亜生:“ファッションが終わった人”です。

昴生:ちょっとひどかったな。

亜生:でも芸人になってからも、しばらくそれでしたよ。

昴生:何年目かに、見た目も気ぃつかわなあかんなって思って。

亜生:僕も、いい服着いやって言ったんですよ。

昴生:で、まだ売れてない芸人2年目のときに、今の奥さんと付き合い出したんですけど、彼女が服買ってくれるようになったんですよ。靴とか。

亜生:ヒモや(笑)。Domaniでヒモのエピソード話してる!

昴生:ヒモやない、”縄”。

亜生:ふとー! でもほんまにそれでした。お兄ちゃんがもう一度ファッションを気にし出したのは、ここ数年じゃないですかね。

昴生:でも全然おしゃれじゃないですよ。ずっとこれ着てる。

亜生:このサロペット、3週間くらい着てるよな。中のTシャツ変えてるだけで。

昴生:めっちゃラクやから。Domaniでこんな話するのもあれですけど、Tシャツも置いてあるの上から取って着てるみたいな。組み合わせが、なんもわからんですよ、僕。

――今日の組み合わせも素敵ですよ。

昴生:ほんまですか!? じゃあそれは奇跡的。だって考えてないもん。

――古着ファッション時代に培った、何かがあるんじゃないですか?

昴生:あるのかな。

亜生:それか、“ダントン”の服がいいんじゃない?

昴生:まさにそれ。俺、背中に刺青入ってるくらい大きなロゴのTシャツ着てるもんな(笑)。


▲確かに大きなロゴ、入ってます!

――周囲からの評判はいかがですか?

亜生:「清潔感のある、きれいな服着てるな」とは言われます。

昴生:清潔感は大事ですね。あとテレビとかに出るときは、明るすぎず暗すぎず、というのは決めてて。本当は黒とか、暗い色の服が好きやったりするんですけど、ちょっとだけ明るめの色を着てもいいかなって思ってます。

――衣装さんにコーディネートをお願いするときは、何かオーダーされているんですか?

亜生:僕はあんま細身のズボンははかず、おっきめのやつ。普段とそんな変わらんようなほうがいいかな。あと「なるべく重ねてくれ」って言うんです。ワントップスだけだと、めちゃシンプルに見えちゃうんで、せっかくコーディネートしてもらえるなら、重ね着をやってほしいなって。だから僕言いますもん、「最近こんなん着たいんやけど」って、写真見せたりして。

昴生:僕はいつも着いひんような、明るめの色をオーダー。いつも明るめとシックの2パターン用意してくれはるんですけど、それを番組に合わせて選んでる感じです。

亜生:あとはふたりで並んだときに、どう見えるかっていう。

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