モーヴが醸す成熟した色気を目元に!【グレーアイライナー&赤茶マスカラ】で抜け感もプラス
くすみを帯び、少し青みがかった紫のことを指す“モーヴカラー”。シックでありながらも優美な色彩は、目元に加えるだけで色気がグッと増し、品格のある大人顔へと昇華できます。センシュアルな色ゆえ、ブラウンやベージュのアイメイクに慣れた人は手が出しづらいかもしれません。けれど、グレーアイライナーや赤茶マスカラと組み合わせれば今っぽい抜け感が出て、難易度高めのモーヴも挑戦しやすくなります。。
ブラウス¥16,940(シップス 有楽町店〈シップス〉) シルバーピアス¥5,280(ジューシーロック〈ジューシーロック〉)
大人のキレイを引き出すモーヴアイシャドウ
▲(右)甘いニュアンスをまとったピンクモーヴ。ミネラルならではの繊細な輝きで美発色を長時間キープ。エトヴォス ミネラルクラッシィシャドー コットンピーチ ¥4,400(6月16日限定発売)
(左)ダスティモーヴとパープルの美しい配色がマチュアなエレガンスを饒舌に物語る。ダークグレーの締め色もクール。シャネル レ キャトル オンブル 378 ¥7,590(7月16日限定発売)
締め色は【目頭を薄め】に塗るのも抜け感を出すコツ!
1.目尻→目頭→目尻の順でブラシを動かす
モーヴの締め色を目頭から目尻までしっかり塗ると派手になりやすいのでご用心! 目頭を薄くして抜け感をつくるのが肝心です。シャネルのパレット左下の色を指にとり、アイホールの中央から左右にトントンと広げて肌になじませたら、左下と右下の色をチップでミックスして二重幅へ。目尻から目頭に向かってつけたあと、再び目尻までチップを戻してグラデーションに。そうすると目尻濃いめ、目頭薄めの自然なグラデーションになります。
2.下まぶたのキワも目尻から目頭へ
下まぶたには透明感のある輝きをたっぷり含んだ左下の色をチップでラインっぽく入れて、すっきりとした目元を演出。目尻からスタートすることで「目尻に深み、目頭はライト」のコントラストがつき、さりげない立体感も生まれます。
黒ライナーでは濃いメイクになりがち! グレーペンシルで軽やかに締めるのがベター
▲(右)深みのあるグレー。クリーミーな芯でスルスルと描ける。シャネル スティロ ユー ウォータープルーフ N 10 ¥3,520(7月16日発売)
(左)ライトな陰影を添えるグレー。ペンシルなのにリキッドのような濃密発色。SHISEIDO マイクロライナーインク 07 ¥3,850
【目頭抜き】でグレーラインの存在感をトーンダウン
グレーのアイライナーは軽やかな印象ですが、目頭からしっかりラインを引いてしまうとアイシャドウの色味と相まって過剰な色っぽさに。抜け感を出すために、目頭5mm程度はラインを入れず、黒目の少し前あたりから上まぶたのキワに沿って細く引きます。目尻まで引いたら目のフォルムを少し伸ばす感覚で3mm程度長く引きます。
赤茶ブラウンマスカラでやさしげな目元に仕上げる
▲(右)こなれ感と上品さを両立するピンクブラウン。にじまないのにお湯で落ちるフィルムタイプ。エトヴォス ミネラルロングラッシュマスカラ ピンクブラウン¥2,750(6月16日限定発売)
(左)赤みのあるカラーで女性らしさがいっそう増す。セルヴォーク インラプチュア ラッシュ 03 ¥4,180
扇形に広げて塗って華やかさなインパクトを演出
マスカラのブラシをまつげの根元にグッと押しあててマスカラ液をつけたら、毛先に向かってスッと抜くように塗る。まつげが扇形になるよう左右に広げて塗ると、赤茶でも凛とした眼差しに。まつげが細い人は下まつげにブラウンマスカラを塗り、目力をアップさせて。
●この特集に使用した商品の価格はすべて、総額(税込)表記です。
撮影/岡本 俊(まきうらオフィス/人物)、高橋一輝(近藤スタジオ/静物) ヘア&メイク/佐伯エミー スタイリスト/柿原陽子 モデル/尾形沙耶香 構成/片山幸代