「”かわいい”と”ほっこり”は避けて、女っぷりよく辛口に振るのがコツ」
トレンドの花柄や人気復活のボーダー柄といった柄アイテムは、それだけでおしゃれの印象を決定づける分、大人の女性が着こなすにはそのほかのアイテムの合わせ方が大切なポイントに。
「花柄、ボーダー柄はトレンドに関わらず春夏に多く見かける人気の柄ですよね。色合いや柄の大小で印象が異なるので私もずっと好きな柄です。若い頃は何も気にせず合わせていましたが、アラフォーの今は花柄に関しては痛く見えないようハンサムに仕上げること、またボーダー柄は意外と生活感がでやすいので、ほっこりさせないことを意識しています」(亀さん)
花柄パンツはジャケット合わせでキリッと辛口に振って
▲パンツ¥93,500(BLAMINK) その他/私物
スタイリスト亀さんによる提案は、小花柄のドロストのリラックスパンツをリネンのテーラードジャケットでマニッシュに昇華したコーデ。
「花柄はそもそも甘いので、ブラウスやスカートなどフェミニンなアイテムでなくあえてパンツで。白Tに合わせる着こなしはは鉄板ですが、個人的にはテーラードジャケットを肩かけしてマニッシュに振りたいですね。さらにサングラスなどかっこよさが増す小物で、とにかくキリリと大人っぽく、がマイルールです」(亀さん)
ボーダートップスはカジュアルより、女らしくきれいめに仕上げたい
▲カットソー¥14,300(トラディショナル ウェザーウェア 青山店<トラディショナル ウェザーウェア>) スカート¥16,500(ジュンカスタマーセンター<ROPE>) バッグ¥69,300(ジャンニ キアリアーニ 銀座店<ジャンニ キアリアーニ>) その他/私物
定番化アイテムといえどシーズンごとのアップデートでおしゃれさをアピールできるボーダートップス。今季は特に、各ブランドから今の気分に寄り添うデザインが豊富に登場しているので、ぜひ更新したいところ。セミフレアのマキシスカートで大人の女性らしい着こなしにするのがおすすめと、亀さん。
「それこそ若い頃はデニムにパンプスでカジュアルに着こなしていたボーダートップスですが、大人になると”ほっこり見え”しがちですよね。誰にとっても身近なアイテムだからこそ、手抜きのおしゃれに見えないよう鮮度よく仕上げるのがコツです。きれい色のマキシスカートやポインテッドトゥのフラット靴で、洗練された女っぷりのいい雰囲気にまとめて」(亀さん)
花柄、ボーダーをなんとなく勢いで着こなせるのは若さゆえ。大人の女性は所帯じみた印象にならないよう、きちんと計算をしたキレのいいおしゃれを心がけて、おしゃれの鮮度を上げていきましょう!
●この特集で使用した商品の価格はすべて総額(税込)表記となります。
撮影/谷口 巧(Pygmy company/人物)、坂根綾子(静物) スタイリスト・モデル/亀 恭子 ヘア&メイク/神戸春美 構成/松崎のぞみ