【目次】
・「ステンカラーコート」とは?
・チェスターコートやトレンチコートとの違い
・ステンカラーコートのレディースコーデと着こなしポイント
「ステンカラーコート」とは?
後ろ襟が高くなっているのが特徴
ステンカラーコートとは一般的に、後ろ襟が高くなっていて、比翼仕立てというボタンが隠れるようなデザインのコートのこと。ステンカラーとはフランス語の「soutein(支える)」という言葉から由来した和製英語だという説があるそうです。
シンプルな形なのでビジネスシーンで使われることが多く、小顔効果があるコートとして男女問わず人気があるといわれています。
色ものや柄もののステンカラーコートも増えている
ビジネスシーンにぴったりなステンカラーコートは、地味色をかっちり着こなすとどうしてもサラリーマンのような印象に落ち着いてしまいがち。
その分インナーで変化をつけることでさまざまな着こなしを楽しめますが、最近では色ものや柄ものなどのよりスタイリッシュなステンカラーコートも多く販売されているよう。
またオーバーサイズのステンカラーコートならトレンド感も十分にあるので、選ぶ際は色や柄、サイズ感を重視するのがおすすめです。
チェスターコートやトレンチコートとの違い
チェスターコートとは襟元がVの字になったコート
チェスターコートとは、Vの字の襟元が特徴的なコートのこと。ウエストをやや絞ったかっちりしたデザインで、フォーマルなアウターとして人気があります。
スーツの上に羽織るだけでなく、普段使いにしても幅広く着こなすことができ、コンサバな着こなしはもちろん、フーディなどのカジュアルアイテムとの組み合わせもバランスよく決まります。
トレンチコートは防水型のメンズライクなコート
トレンチコートとは、防水型でミリタリーコートが起源とされる少々メンズライクなデザインのコート。耐久性にも優れ、特徴的なディテールが多いのも魅力です。
ボタンをすべてかっちり留めると堅苦しく見えてしまうので、ボタンを開けてベルトだけ閉めた、軽やかな着こなしがおすすめです。
ステンカラーコートのレディースコーデと着こなしポイント
ブラウンステンカラーコート×ニット×デニムパンツ
ビッグサイズのステンカラーコートを使ったカジュアルな着こなし。丸みのあるボリューム袖、大きめの襟、袖口の太いベルト、胸元のビッグポケットなど、計算し尽くされたディテールのおかげでメンズっぽくなりすぎない。足元はぺたんこローファーで気負いなく。こっくりブラウンとペールブルーの組み合わせが、大人カジュアルを爽やかにまとめてくれる。
ブラウンステンカラーコート×黒ニット×黒パンツ
ゆったりとした身頃のステンカラーコートはざっくりはおることができるので、中はスッキリしたコーデがおすすめ。引き締めカラーのブラックでまとめて、フレンチシックな女性をイメージしてみて。バッグや靴などの小物類も黒で統一し、マニッシュな着こなしに。
チェックステンカラーコート×白シャツ×黒パンツ
チェック柄のステンカラーコートは、スティックパンツとのきれいめな組み合わせがGOOD。トップスは白シャツでマニッシュにまとめつつ、ニットの肩かけやイエローバッグ、さらにはサングラスなどの華やか小物で着くずして。
黒ステンカラーコート×ボーダーカットソー×ピンクパンツ
強いピンクカラーがピリッと効いたハンサムコーデ。ボーダーカットソーと九分丈パンツという定番コーデも、こんなホットピンクを加えればたちまち新鮮!コートはオーバーシルエットの黒をチョイスし、小物はパールネックレスやかごバッグ、バレエシューズなど、パリジェンヌムードのアイテムを散らしてシックでチャーミングにまとめたい。
ミントグリーンステンカラーコート×水色ニット×グリーンスカート
ミントグリーンとパステルブルーの、抜群の清涼感を誇る配色。ウール素材のコートや厚手のざっくりニットなら、寒々しく見えがちな色合わせでも温もり感をキープ。深呼吸したら胸がスッとするような清々しいコーディネート。