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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2022.08.15

【シングルマザーの恋愛#35】10歳の息子に彼女ができた!動揺する母に追い打ちをかける出来事が

 

シングルマザー歴7年、38歳の会社員「あおいあん」さんによる恋愛コラム。息子の彼女が判明し、親として気持ちの整理をつけたところに、Rさんからまさかのお誘いが!【毎週月曜19:00更新中】

登場人物
あん(私)…メーカー勤務のシングルマザー。7年前に離婚し、実家に出戻り。38歳。
息子…生意気盛りの小学生。10歳。

Rさん…学生時代の飲み友達Hくんと同じ会社に勤める42歳。結婚歴はナシ。
Yちゃん…息子の彼女とされる、幼稚園からの同級生。10歳。

【前回までの話】
40歳を目前に控え、「私、このままシングルでいいの?」と、ふと我に帰った私。再度恋愛に挑もうとマッチングアプリに登録してみるも、目の前に立ちはだかる様々な現実に直面し前途多難。そんな折、学生時代からの友達HくんからBBQのお誘いが。参加した男性Rさんが気になり、再度Hくんと3人でご飯をセッティングしてもらう。後日、もう一度会いたいと思いRさんにLINEを送り食事へ。お互いの”譲れない家族”の存在を確認した上で付き合うことに。幸せ気分も束の間、息子から「彼女ができた」発言により、あんは大混乱する。

前回の話▶︎【シングルマザーの恋愛#34】息子に彼女ができた!? イマドキ小学生の恋愛事情とは?

 

こんにちは。10歳の男の子を育てるシングルマザー歴7年のあおいあんです。前回は息子の「彼女ができた」宣言で、ママ友に「知ってる?」と問い合わせしてみたところ、知らないのは母ばかりなり…を実感したところまでお伝えしました。

ご機嫌な息子とは裏腹に、厳しい態度の母。さらには…

息子「おはよ~」

翌朝、二度寝する、機嫌悪い、反抗的な息子はどこへ?と思うくらい、ニヤけ顔の息子が登場。しばらく彼女の話には触れず様子を見ていると、何やら自分の机からあるものを取り出してきた。

私「それどうするの?」

大切にしまってあったシールを手にした息子は

息子「別に、いいじゃん」

鼻の穴を膨らませながらニヤつきが止まらない。”彼女”にあげることは分かっている。

私「彼女いいな〜。私も彼氏欲しいな〜」

なんて囁いてみたが反応はなく、上機嫌のまま登校した息子。それを見ていた同居中の母から厳しい言葉が。

母「親子で恋愛にうつつをぬかしているんじゃないわよ。あなたも母親なんだから、きちんと相手の子のことを把握しておきなさい。イマドキの小学生なんだから何かあってもおかしくないわよ。大体、小学生で恋愛だなんてやめさせるべきなんじゃない?」

専業主婦で父を何十年と支え続けてきた、いわゆるお堅い女性の母には、私の離婚も息子の彼女も理解に苦しむようだ。

離婚をして悩んだことのひとつに性教育があった。同性の親が子どもに伝えた方が、恥ずかしさや気まずさがないんじゃないかと思ったから。でもうちには父親がいない。もやもやしていても時が経つばかりで解決せず。私は思い切って小学4年生の春休みに、淡々と話をして終わらせた。息子も真剣に話を聞いてくれ、疑問にも真正面からきちんと答えてきた。だから彼女ができたといっても、「何か」が起きることはないと信じている。

仕事へ行くと息子の彼女のことも、母の小言も思い出せないほど忙しかった。帰り道RさんへLINEを送るのが日課になり、今日も送ってみる。

私「息子に彼女ができたらしいの。本当かな?イマドキの小学生ってなんでも早くてたまに追いつかなくなるよ」

Rさん「ビックリだね!ショックだったんじゃない?大丈夫?」

私「最初は動揺したけど、ママ友に聞いたら学校内で『付き合ってる~』っていうのが流行りらしい。しばらく様子見てみる。そういえばお母様の具合はどう?」

Rさん「特に何もなかったから退院して、今は家で安静にしてるよ。あんのこと母に話したら、会いたいって言ってた」

ん!? お母さんに言うの早くない? そんなサクッと言えちゃうんだ。

私「何もなくてよかった! 私もお母様に会えたら嬉しいな」

と返したものの、心の準備はできていないし、まだまだ先の話だと思ってた。付き合えたという生暖かい幸せな空気が、少しピリッとした。

そんなやりとりをしながら帰宅すると、息子が朝と変わらないニヤけ顔で出迎えてくれた。

私「ただいま。なんだか良いことあったの? ニコニコしちゃって」

息子「別に~。ねぇママは小学生の頃、何が欲しかった?」

こりゃまたYちゃんにプレゼントをあげる気だな。

私「小学生の頃は文房具が好きだったよ。でも誰かに買ってもらうんじゃなくて、自分のお小遣いでちょっとずつ買い揃えていくのが嬉しかったな」

息子「そっか!文房具ね。ありがと~」

残念。後半の言葉は全然耳には入らなかったようだ。好きになったら相手に何かしてあげたいと思う気持ちは分かる。でも、貢物で愛は買えないんだ。初めてのお付き合いだし、失敗をしながら学んでいけたら良いのかな。

親としては大切でかわいい我が子が傷つくのをただ見ているのは辛いが、なんでも手取り足取りやってあげてしまう年頃でもなくなってきた。息子の恋愛を感情的にならないよう、なるべくフェアな目線で見てあげたいと心の整理をしながら夜を過ごしていると、再びRさんからLINEが。

Rさん「来週の土曜日、母とランチするんだけど一緒にどうかな?」

えっ? 急すぎる!? これって行かなきゃダメ?

次回に続く

イラスト/(C)Shutterstock.com

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あおいあん

契約社員でメーカー勤務、現在38歳のシングルマザー。高学年になりちょっと生意気になった10歳の息子と実家に出戻り。40歳を前に「もう一度、女としての人生を!」と一念発起。離婚をしてから7年という恋愛ブランクを埋めるべく奮闘中。



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