THE RAMPAGE・川村壱馬「この年になって青春を経験したような大切な思い出ができた」
絶賛公開中の映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』の初日舞台挨拶が9月9日(金)に行われ、主演の花岡楓士雄役・川村壱馬さん(THE RAMPAGE)をはじめ、須嵜亮役の中本悠太さん(NCT 127)、高城司役の吉野北人さん(THE RAMPAGE)、天下井公平役の三山凌輝さん(BE:FIRST/RYOKI)、轟洋介役の前田公輝さん、小田島有剣役の塩野瑛久さん、そして平沼紀久監督、二宮”NINO”大輔総監督が登壇。中本さんは所属するグループ・NCT 127のNCT 127 4th Album『2 Baddies』の発売[韓国現地9月16日(金)、日本9月22日(木)に発売]を控え、多忙を極めるなか、この初日舞台挨拶イベントのためにスケジュールを調整して緊急来日!主要キャスト6人が揃った貴重なイベントの様子を1万字超えで詳細にレポートします。
写真をすべて見る(全51枚)──本日は映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』初日舞台挨拶にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。本日司会進行を務めます、日本テレビアナウンサーのラルフ鈴木と申します。どうぞよろしくお願いいたします。さて、本作は累計観客動員556万人、興行収入78億円突破の人気バトルアクションHIGH&LOWシリーズと累計発行8,000万部を突破しました、不良漫画の金字塔『クローズ』そして『WORST』という2大最強コンテンツが奇跡のクロスオーバーを果たしたという、アクション超大作でございます。それでは、大きな拍手でお迎えください。豪華キャスト、スタッフの皆さんどうぞお入りください!
(大きな拍手の中、ステージ横・下手の扉からキャスト陣が登場。塩野瑛久さん、前田公輝さん、吉野北人さん、川村壱馬さん、中本悠太さん、三山凌輝さん、平沼紀久監督、二宮”NINO”大輔総監督の順に登壇)
──改めまして、本日は皆さんありがとうございます。いよいよ公開初日を迎えましての舞台挨拶ということになりました。全国の映画館で今日ここにお越しの皆さんもそうですけど、今日はですね、全国の皆さんに配信も繋がっているということですのでぜひ楽しんでいただこうと思います。これより『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』上映前になりますけども、公開にあたり皆さまよりご挨拶を頂戴したいと思います。まずは鬼邪高校・全日制のテッペンを目指す花岡楓士雄役の川村壱馬さんです。
川村壱馬(以下、川村。敬称略):皆さん、こんばんは。本日は色々ご予定だったりある中、足を運んでいただいてありがとうございます。花岡楓士雄役を演じさせていただきました、川村壱馬です。今日は最後まで楽しんでいきましょう。よろしくお願いします。
吉野北人(以下、吉野。敬称略):(スンとした顔で)はい、風神役の陣です。
(キャスト陣爆笑&会場拍手!)
──違いますよ(笑)。
川村:びっくりした(笑)。
吉野:(ひと笑い取れて満足そうに)はい、高城司役の吉野北人です。短い時間ではありますが、皆さん今日はよろしくお願いします!
中本悠太(以下、中本。敬称略):(客席全体を見渡して)はい、須嵜亮を演じさせてもらいました、中本悠太です。よろしくお願いします。
──ありがとうございます。はい、続きまして同じく鬼邪高の前に立ちふさがる瀬ノ門高校の頭で最悪、最低の男と…(ざわつくキャスト陣)いや台本ですよ?
三山凌輝(以下、三山。敬称略):増えてません?。最低ってありましたっけ?(笑)
──えっと、ごめんなさい。「最悪」だけでした…!
(キャスト陣、大爆笑)
三山:ちょっと気持ちで増しました?
──ごめんなさい!
三山:そうですよね。勘弁してくださいよ!
──打ち合わせどおり、ありがとうございます(笑)。天下井公平役の三山凌輝さんです。
三山:(うれしそうな笑顔)こんにちはー!NCT 127の三山凌輝です!
▲楽しそうにボケる三山さんとキレよくツッコむ中本さん
中本:えい、えい、えい、えい!(連呼)
三山:(中本さんと見つめあって笑いながら)えい、えい。ありがとうございます(笑)。天下井公平役を演じさせていただきました、三山凌輝です。本日は短い時間ですが、よろしくお願いいたします!
前田公輝(以下、前田。敬称略):(拍手)ありがとうございます! 轟洋介役の前田公輝です。こういうチーム感だったりとか、映画は本当に爽快感あふれるスカッとする気持ちいい作品になっていると思います。そういった魅力をちょっとでも伝えられるように頑張りたいと思います。よろしくお願いします!
塩野瑛久(以下、塩野。敬称略):皆さん、こんばんは。二日前に車の免許を取りました、塩野瑛久です。(わきあがる拍手)あ、ありがとうございます!
キャスト陣:(皆、口々に)おめでとう!
塩野:本当はSNSで報告しようかなと思ったんですけども、浜辺美波さんが同日に報告していたので、「あ、僕はやめておこう」って思いました。
キャスト:爆笑
──じゃあ、本邦初公開の情報で?
塩野:はい、そうです。(報告するのは)皆さんが初めてです。
(大きな拍手)
平沼紀久(以下、平沼。敬称略):監督をさせていただきました。先日、第二子が生まれました、平沼紀久です。よろしくお願いします。
キャスト陣:おめでとうございます!
──今日はそういう報告会なんですかね?(笑)
平沼:流れからそうかなと思いまして(笑)。でも最後、NINOさんがすごい色々言ってくれるかと。
二宮”NINO”大輔(以下、二宮。敬称略):うーわー。総監督をやらせていただいた、二宮”NINO”大輔です。今日、会場に来ていちばん自分がテンパったのが「なんでスーツじゃないの?」って聞かれて…。「えっ?今日そんな感じ…?」ってなって、すみませんでした。間違えてしまいました。
キャスト陣:爆笑
──今日、いちばん危ない男の雰囲気が出ております。ありがとうございます。皆さま、ありがとうございました。さあ、それでは改めまして、今日ご来場の皆さまもですが、全国の皆さんが楽しんでいると思います。お話を聞いていこうと思います。
(小さくお辞儀する律儀な中本さん)
──まずは壱馬さん、前回の公開からおよそ3年ですか。続編の話がある中でも撮影ができない状況がずっと続いていました。その中で本日、初日を迎えた今のお気持ちというのは?
川村:そうですね。おっしゃってくださったとおり、ずっと「撮れそう」「いやでもやっぱり撮れなくなった」っていうのが続いて、3年という時を経てやっと今日続編が公開という形を迎えることができました。やっぱりこの作品『HiGH&LOW THE WORST X』だけでなく、それ以前のHiGH&LOWのころから作品を支えてくださっていた皆さんがいるからこそ実現したことだと思います。この素敵な出会いも皆さんの支えだったり、スタッフさんの支えがあってこそだと思うので、本当に感謝しております。ありがとうございます。
──さあ、いよいよお披露目となるわけですが、壱馬さん。どういうあたりが見どころになりますか?
川村:そうですね。やっぱり今作は、前作もありましたけれども鬼邪高校だとか鳳仙高校の前作で出来上がっている輪が今回の新キャストの皆さんに輪を広げて…そんな雰囲気も出てると思います。何より豪華キャストだからこそ、好きな人が絶対に見つかると思います。クロスバトルアクション超大作っていうくらいなので、本当にど迫力のアクションも。あとはみんな高校生の設定で、すごくわかりやすい友情と青春は観ていてスカッとするようなストレートでまっすぐな物語になっているので、皆さんアツくなっていただけるのではないかと。昨日もね、実は収録で何人かで観させていただいたんですけれども、終わった後に人生のやる気がわいてくるというか。やっぱりみなぎってくるんですよね。そういう映画になっています。
──なるほど!ぜひ皆さんもみなぎっていただきたいと思います。さあ、続きまして悠太さん。実はですね、当初は来日できない予定だったんですけれども、急遽参戦が決まったということで、ありがとうございます!
中本:いえいえ、こちらこそありがとうございます(お辞儀)。この試写会(のことですよね?)
──はい。ですが、確認なんですが悠太さんでいらっしゃいますよね?
中本:そうでございます!はい。髪色が違いますよね?
──はい、髪型で雰囲気が毎回ちょっと違うので。
中本:はい。まあ、みんなに少しでも違う中本悠太を知ってもらえるように、毎回ちょっとチェンジしてきてます(笑)。逆にわかりづらいっていうね!
川村:いやいや(笑)
中本:そんなことを言われるんですけど、今回は金髪で来ました。
──改めて、初日を迎えた今のお気持ちはいかがですか?
中本:そうですね。まず、初日を迎えられてすごくうれしく思ってます。本当に来られるかわからない状況で、なんとか自分が初めて挑戦したこの映画、そして素敵なキャストさんと素敵な監督、現場で作り上げてきたものなので「どうしても出たい!」っていう思いが本当に強かったんです。今日、来られて本当によかったですし、まだ(会場とライブビューイングをご覧の)皆さんは(映画を)ご覧になられてないと思うんですけど、本当に壱馬くんがさっき言ったように、すごい超大作な映画が出来上がっていると思うので、皆さんぜひ期待してほしいなと思います。
──ありがとうございます。久々に会うってことでそれこそ楽屋でも囲んでましたね。どうですか?久々の生悠太くんは?
中本:(笑)
塩野:さっき言ってたんですけど、この作品に対する思いがあるんだなってすごく伝わったのが、LINEで「瑛くん、来られることになったよ!」っていうふうに言ってくれて。
中本:(少し照れくさそうに)ハハハハハ(笑)
塩野:「やっぱりこの素敵な仲間に出会えたから、絶対僕も参加したいと思ってスケジュールを合わせてもらったんだ。自分から言った」っていうふうに言ってくれて、こんなうれしいことないって思って。できた男だよ、と思いました。
前田:俺にも個人的にLINEくれたよ。
──皆さんに連絡されたんですね。それだけの強い思いがやっぱりありました?
中本:ありましたねー。本当は秘密にしたかったんですけど、秘密にしてみんなを驚かせたいなと思ってたんです。でもなんか、告知が出ていて…(笑)
キャスト陣:爆笑!
中本:「緊急来日!」って。あ、これは言うしかないなって思って、みんなに連絡させてもらったんですけど。本当にそれくらい青春だったというか、すごい素敵な時間を共有させてもらったので、早くみんなに会いたい!って思いながら、韓国にいるときもみんなのことを考えながら頑張ってましたね。
──そうですか。そしてなんでも今回、役柄が凌輝さんを守る悠太さん、ということで凌輝さん。だいぶ守られましたね?
三山:守られてしかないです…!
中本:(笑)
──どうですか。今日も会いましたけど、長い間ふたりでずっと一緒だったと聞いています。
三山:今日も実はね…あの(笑)(中本さんのほうを向いて)朝、ここの劇場に入る前にちょっと1時間半くらいだけ時間があったんですよ、悠太くんが来日してから。その1時間半でちょっと話したいこともあったので、表参道のカフェでランチしてました(笑)
塩野:えぇ!?
三山:(中本さんに向かって)面白かったよね?
中本:(笑顔で)面白かったよね!
塩野:本当に隙間がありゃ行くなあ。
キャスト陣:(笑)
三山:もう隙あらば潜りこみに行こうと。
中本:(満面の笑みで)凌輝がしつこくて、しつこくて!
三山:(声を張って)おいおいおいおいおーい!
──すごい。どんな時間を過ごされたんですか?
三山:でも最近あったいろんなことを報告したり、なんかこう(悠太くんと話す時間が)やっぱり癒しで。ちょっと疲れているときとか色々癒してくれるんですよ。
塩野:遠距離恋愛中の彼女か!
キャスト:笑
三山:(悠太くんに)全然会えてなかったので、僕はメンタルやられてて…。
前田:遠距離恋愛か!
三山:(笑)。というのもあるんですけど、なんでも話を聞いてくれるし、悠太くんは経験豊富だったりもするから、そういうのを加味して色々聞いてくれたりとか、話してくれたりとか。そういう時間だったので、1時間半だったけど結構濃い時間だったね?
中本:うん、すごい濃かったね。
塩野:バレなかった?
三山:それがねー(笑)
中本:めちゃくちゃ…
塩野:どうした?どうした?どうした?
中本:あのー、凌輝とすごいしゃべってたんですけど、本当に皆さん、僕たちのことを知っててくださっていて。帰り際に手を振ってくれたんですけど、「俺たち、変な話してなかったかな!?」っていう(笑)
三山:急にね。
中本:急にちょっと怖くなって…(笑)
三山:オープンテラスでごはん食べてたんですよ。
──それ、逆に気づいてもらいたい人たちですよ。
三山・中本:違う、違う!(笑)
三山:そういうわけじゃないんだけど、天気もよかったし。車に乗り込んだ瞬間にテラスを見たら、テラスに座ってるお客さん全員がこっちを見てらっしゃったんです。
キャスト:笑い
三山:え!そんなに気づかれてたの?みたいな(笑)。でもうれしかったですけど。
──よい時間を過ごされたということですね。さて、これは特に北人さんに聞いていきたいと思うんですけど、HIGH&LOWといえばこの劇中の楽曲も魅力のひとつになると思うのですが、今回それこそ壱馬さんと北人さんと悠太さんと凌輝さんによります、このアーティスト垣根を超えたクロスオーバー楽曲「Wings」が話題となっていますね。
吉野:そうなんですよね。なかなか普段アーティストをやっていてもコラボは難しいので、こうやって映画を通してできたっていうことは、本当に光栄な気持ちでいっぱいです。本当に青春を感じるような「かけがえのない友よ」というフレーズがあるので、4人の仲のよさだったり青春感をすごく感じていただけるような楽曲になっています。それこそイベントでもこの間、歌わせていただいたんですけど、すごく感動したというか。人前でこうやって4人で歌える機会をいただけたということが本当にうれしかったですし、たくさんの方々に聞いていただけて本当によかったなと思います。
塩野:いや、本当僕も歌っててすごい…。
吉野:(困惑)いやいやいや…!(塩野さんに向かって)…どうしました?
塩野:(スンとした顔で)ん?どうしましたか…?
──北人さんは、ツッコミに慣れていないですか?(笑)
吉野:はい。(もう一度、塩野さんに向かって)どうしました?
塩野:いや、(自分も)歌ってたかなあと思って。
吉野:あー気持ちがね?
塩野:そうそうそう。参加してないっけ?
吉野:(首を傾げて小声で)おかしいな。
前田:(気持ちが)前のめりすぎたね?
──劇中歌もぜひ皆さん、楽しんでいただきたいと思うんですけれども。まだまだお話伺っていきたいところですが、お時間もございますので次に進めさせていただきます。フォトセッションに移りたいと思うのですが、その前に壱馬さん?
川村:はい!ひとつ、サプライズというか…ございまして。
──この中でサプライズを知っている人もいれば知らない人もいます。発表させていただきます。3年前のHIGH&LOW THE WORSTシリーズから作品を背負ってまいりました、前田さん、塩野さん、吉野さん、そして座長の川村さんから、今回シリーズ初参戦となりました悠太さんと凌輝さんに、メッセージがあるそうです。
中本:(キョロキョロとまわりを見渡す)
三山:えー!?
──はい、これおふたり(三山・中本)以外みんな知ってました!
三山:あっ!みんな知ってました?
中本:聞いてないです!…あっそうか。そうか!サプライズだから、そりゃそうか。
▲「サプライズ聞いてないです」の中本さん
▲中本さんの天然炸裂に爆笑する前田さん
塩野:それがサプライズ!だから、今驚くところ。
中本:ごめんなさい、ごめんなさい(笑)。えっ?壱馬くんが書いてくれたってこと?
川村:はい。ちょっと、自分で書きました。
──では、代表して壱馬さんお願いします!
川村:あー緊張するなあ(笑)。
塩野:頑張れ!
川村:はい、じゃあいきます。
(川村さんのほうに体を向けて、しっかり聞こうとする中本さん、三山さん)
川村:「悠太くん、凌輝。まずはじめに『HiGH&LOW THE WORST X』へのご出演ありがとうございました。前作『HiGH&LOW THE WORST』では、ここにいる共演者の皆さん、そして今日は来られなかった共演者の皆さんだったりとか、本当に素晴らしい仲間たちと出会わせてもらって、みんなが助けてくれたからこそ素晴らしい作品を作れた手応えがあったので、今度はみんなと一緒にこちらが迎える側となって輪を広げてみんなで最高の作品を作りたいと思っていました。
でもそれは悠太くん、凌輝をはじめ、新たに参加してくださったキャストの皆さんが凄まじい熱量で臨んでくださったからこそ、そして皆さんのお人柄があったからこそ、成し遂げられた目標だったと思っています。今作も例外ではなく、出会ってからの日数とかじゃなく繋がれる人は繋がれる。今作で出会ったみんなもそれぞれが違う環境で頑張っていて、誰しもうまくいくことばかりではないですが、どんなときもいつだって僕ら仲間がいます。
まあ物理的に離れていても、近くにいてもコミュニケーションが多くても少なくても、その存在を思い出すだけでどこか安心できるような力がわいてくるような、そんな存在で僕もいられるように頑張りたいと思っていますので、これからも切磋琢磨しながら助け合っていきましょう。現場でももちろんですが、プライベートでも仲良く過ごしたり、さっきも言ってましたけど、本当にこの年になって改めて青春を経験しているようなそんな大切な思い出を本当にありがとうございます。
そして、素晴らしい作品を一緒に作ってくれて、本当にありがとうございました。かけがえのない友より。そして最後に、この作品を支えてくれてこの素敵な出会いの実現、素晴らしい作品づくりに貢献してくださった全てのファンの皆さま、本当にありがとうございました。今日ここに来てくださった皆さん、ライブビューイングをご覧いただいている皆さん、そして先ほども言いましたけども、全ての支えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。この後も映画を楽しんでいってください。花岡楓士雄役、川村壱馬より」
(会場:大きな拍手)
中本:(目を潤ませて)わー!ありがとう。
三山:(優しい笑顔で)ありがとうございます。
──今のを聞いて改めてお二方、いかがでしたか?
中本:鳥肌がたちました!本当に僕もすごく同じ思いだったというか。僕は韓国に16歳の時に渡ったので、なかなか青春っていうものは味わえてなくて。撮影をさせてもらっている中で「もし、僕が普通の高校生活を送っていたら、こんな感じの友達とこんな感じでわきあいあいと過ごしていたのかなあ」とか。いちばん印象に残っているのが、壱馬くんと誰もいない音楽室みたいなところで、深夜2時くらいにしゃべっていたんですけど。なんかそういったひとつひとつの現場での風景だったり、みんなでストーブを囲いながらしゃべったり、交流して打ち合わせしたり、監督と打ち合わせしたり…ひとつひとつの風景が僕にとって人生の中ですごく大切な一部になったので。なんだろう、この映画を通してもちろん熱い思いだったり、このHiGH&LOWっていう作品はもちろんあるんですけど、僕にとってはそれ以上にすごく深いものになったというか。なので、このような手紙を直接聞いて、すごくうれしく思っています。(川村さんに向かって)ありがとう!
川村:ありがとうございます。
三山:(感極まった様子で)いやあ…ずるいっすよね。このタイミングで「Wings」を流すのは。本当に今、壱馬くんが手紙を読んでくれたと同時に、本当に今、悠太くんがおっしゃられたように色々と撮影風景だとか、そのときのシーンが本当に鮮明に蘇ってくるんですけど。すごい大変な撮影ではあったんですけど、よくみんなでも言ってるのですが、それ以上に本当に達成感もあったし、すごいひとつ大きいことを成し遂げたような感覚で作品をつくることができて。本当に監督をはじめ素晴らしいキャストの皆さんとこうやって本当にエンタテインメントのひとつ歴史が変わるような出来事もたくさん詰め込まれている作品ができたと思うので、たくさんの人に愛されてほしい。自分たちもそれくらいの熱量で、今回参加させてもらったし、絶対前作の作品より劣りたくないという気持ちで僕と悠太くんは瀬ノ門高校を代表して背負って、作品に参加させてもらったし、それが作品として伝わればいいなと思う。それがクロスオーバーとなって今回の作品に貢献できればな、とすごく心から思いました。なので、これから観てくださると思うのですが、本当に楽しみに、ただただ映画を楽しんでくれたらなとすごく思いました。本当にたくさんありがとうございます。
中本:(アクリル板越しに川村さんと拳を合わせながら)ありがとうございます!
▲距離のある川村さんと三山さんも互いに拳を掲げて合わせる素ぶりを。
──ありがとうございます。おふたりにも、そして会場の皆さんにも全国の皆さんにもグッとくる瞬間だったのではないでしょうか。まだまだお話の余韻に浸っていたいところではありますが、この後、映画がありますのでそちらを楽しんでいただこうと思います。さあ、それでは結びとなりますが、代表して壱馬さんと悠太さんにこれから映画をご覧になる全国の皆さんに向けて、締めの挨拶を頂戴しようと思います。
中本:はい、まず今日ね、劇場に足を運んでくださった皆さん。本当にありがとうございます。本当にもうただただ楽しんでほしいなと思います。観て、肌で感じて、そしてこの映画のアツい部分、皆さんの中に眠っているアツい部分を少しでも刺激できたらなと思います。今日、楽しんで帰ってほしいなと思います。よろしくお願いします!(お辞儀)
(会場:大きな拍手)
川村:皆さん、改めまして今日は足を運んでいただいて、ライブビューイングも本当に皆さんありがとうございます。これから映画を観ていただくということで、僕も長々としゃべりたくもないので、本当に何より今の気持ち、ちょっとワクワクする感じであったりをそのまま楽しんでください。最高の映画になっています。よろしくお願いします。(お辞儀)ありがとうございました。
マスコミ向けのフォトセッション後、『HiGH&LOW THE WORST X』の掛け声で豪華な特効が発射。キャスト陣、お客さんが揃ってクロスポーズを取ってイベントの締めとなりました。手を大きく振り、最後まで深々とお辞儀をして退場する、キャスト陣の皆さんでした。
【取材MEMO】
フォトセッションのために横並びになる際、うれしそうに手を広げて川村さんと三山さんを引き寄せる中本さんを中心に、ニコニコ笑顔で笑い合う仲良しな6人組でした。待機中は、中本さん、川村さんが後方の席のファンに「見えてるよー」と手を振ったり、ファンとの交流を楽しんでいる様子。フォトセッション中、みんなで揃ってクロスポーズを披露する中、塩野さんは、度々自分のクロスポーズの具合を確認する姿が。ひと通りクロスポーズで撮影した後、カメラマンのリクエストで手を下げて撮影する中、吉野さんが一瞬だけクロスポーズに挑戦(?)するシーンが…(笑)(※前田さんが気づいて爆笑)。それを見ていたかは不明ですが、三山さんも一瞬だけクロスポーズチャレンジ。その後、カメラに向かってみんなで手を振るなか、手をグーやチョキにしてひとりでじゃんけんを楽しむ吉野さん。今度は、ムービーカメラに向けて塩野さん、前田さんのふたりがかめはめ波ポーズを披露。なんともチャレンジャー?ボケ好き?なキャスト陣の皆さんでした!こちらの様子の一部はDomaniのTwitterで動画を掲載していますのでこちらもご覧ください!
▲自分のポーズを確認する塩野さん
▲こっそりクロスポーズに挑戦する吉野さん
▲吉野さんのクロスポーズチャレンジ(?)に気づき笑う前田さん
▲こっそりじゃんけんして勝つ吉野さん①
▲こっそりじゃんけんして負ける吉野さん②
▲中本さんが一瞬だけ見せた貴重なウィンクショット。
映画『HiGH&LOW THE WORST X(クロス)』
9月9日(金)より全国公開中
■企画プロデュース:EXILE HIRO
■総監督:二宮”NINO”大輔 ■監督:平沼紀久 ■アクション監督:鈴村正樹
■原案・キャラクター設定:髙橋ヒロシ ■脚本:増本庄一郎 渡辺啓 平沼紀久 ■音楽:中野雄太
■出演 【鬼邪高校】川村壱馬、吉野北人、佐藤流司、神尾楓珠、福山康平、龍、鈴木昂秀、うえきやサトシ、中島健/森崎ウィン/前田公輝
【瀬ノ門工業高校】中本悠太(NCT)、三山凌輝(RYOKI)、永沼伊久也、比嘉涼樹
【鎌坂高校】藤原樹、岡宏明
【江罵羅商業高校】長谷川慎、陣、今村謙斗
【鳳仙学園】志尊淳(特別出演)、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史、堀夏喜、坂口涼太郎
【鈴蘭男子高校】三上ヘンリー大智 板垣瑞生 時任勇気 八木勇征 木村慧人 高橋祐理
■企画制作:HI-AX
■製作著作:『HiGH&LOW』製作委員会
■配給:松竹
(C)2022「HiGH&LOW THE WORST X」製作委員会 (C)高橋ヒロシ(秋田書店) HI-AX
■公式サイト:https://www.high-low.jp/movies/theworst-x/
■公式Twitter:https://twitter.com/HiGH_LOW_PR
■公式Instagram:https://www.instagram.com/high_low_official/
<STORY>
SWORDの「O」鬼邪(おや)高校。定時と全日に分かれるSWORD地区最凶の不良高校である。その全日制で頭を張る花岡楓士雄(はなおかふじお/川村壱馬)は、数々の伝説を持つ最強の男・ラオウをたずねて、戸亜留(とある)市にある鈴蘭(すずらん)男子高校を訪れていた。その頃、鬼邪高の首を狙うSWORD内の不良達は、虎視眈々とその機会を伺っていた…。中でも、エンジ色の学ラン、通称“血の門”と呼ばれる瀬ノ門(せのもん)工業高校の頭・天下井公平(あまがいこうへい/三山凌輝)は、須嵜亮(すざきりょう/中本悠太)という最強の男の力を手に入れ、さらには、同じく鬼邪高の首を狙う鎌坂(かまさか)高校と江罵羅(えばら)商業高校を傘下に加え、「三校連合」を築き、その勢力を拡大していく。
鬼邪高の高城司(たかじょうつかさ/吉野北人)と轟洋介(とどろきようすけ/前田公輝)は、そんな三校連合の怪しい動きをいち早く察知するも…その時は突然、訪れる。遂に、三校連合による鬼邪高狩りが始まったのだ。
不意をつかれ、急襲されてしまう形となった鬼邪高の男達。圧倒的不利な状況下で、これまで己の拳一つで答えを導いて来た楓士雄は、次々に潰されていく仲間達を守り抜く事は出来るのか!?
そして、三校連合最強の刺客、須嵜との頂上決戦に挑む楓士雄!楓士雄の拳はいったい何を語るのか?本物のテッペンを決める戦いが今、始まる。
取材・文/佐々木怜菜