働くアラフォーのカジュアルがこなれない理由は以下の4つ!
《大人のカジュアル感を知る4つのNOT・01》
「デニム」+「スニーカー」=カジュアルということではない
きちんとした着こなしは得意だけど、カジュアルは苦手、という読者の声をよく聞きます。ちょっと待って。カジュアルって、デニムにスニーカーを合わせることだと思ってません? まあ、間違いではないけれど、それって10代のころから着てる組み合わせ。そこから一歩踏み出さなくては、こなれたカジュアルなんて、永遠にできません。特に今年はスニーカーがトレンドだから、デニム以外のチョイスも考えて。おすすめは、働くアラフォーなら1本はもっている、センタープレスのパンツです。足元がラフなときこそ、ボトムにきれいなものを合わせてみる。するとベーシックな着こなしに、今どきのカジュアル感が生まれます。実は大人のカジュアルって、それほど難しくないんです。
ジャケパンにスニーカー。これだけでいつもの着こなしがあか抜ける
スニーカーを大人っぽく取り入れたいなら、まずは王道の着こなしに合わせてみて。センタープレスのパンツ×白スニーカーは、大人に似合うおすすめの組み合わせ。洋服は極ベーシックなのに、足元が変わるだけで、こんなに抜けのいい表情に。ジャケット[共布ベルト付き]¥39,000(ドローイング ナンバーズ 南青山店〈ドローイング ナンバーズ〉)ニット¥15,000(GALERIE VIE 丸の内店〈GALERIE VIE〉)パンツ¥20,000(Theory)イヤリング¥95,000・ブレスレット¥82,000(KAORU 伊勢丹新宿本店〈KAORU〉)バッグ¥21,800(ショールーム セッション〈YAHKI〉)靴¥9,990(リーボック アディダスグループお客様窓口〈リーボック クラシック〉)
《大人のカジュアル感を知る4つのNOT・02》
カジュアル感とはだらしない、という意味ではない
〝カジュアルフライデー〟や〝スニーカー通勤〟が話題ですが、通勤スタイルに、カジュアルを上手に取り入れられない…と悩む人も多いのでは。急に寝坊して、慌てて家を出てきた人みたいになっちゃったり(笑)。カジュアルって別に、だらしなくしよう、ということではないんです。大人のこなれたカジュアルは、あくまでもきれいめが基本。そこにカジュアルを、少しのエッセンスとして取り入れるくらいのバランスが正解です。たとえばこの着こなしも、アウターにフードブルゾンをはおっているだけ。あとはブルーのシャツ、パール、チェーンバッグ…。どれもアラフォーらしいきれいめなアイテムばかり、だけどやっぱりカジュアル。そう、大人のカジュアル感は、ほんのり、くらいで十分なんです。
アスレジャームードを少しだけ足して、きれいめな着こなしをアップデート
ブルーのシャツとリネンのワイドパンツ、そしてパール。クリーンな着こなしにはおったのは、スポーティなフードブルゾン。きちんとしているのに、どこか軽やか。そんな雰囲気がつくれれば、大人のカジュアルスタイルとして成功。ベージュ×ブルーの晴れやかな色使いも、着こなしをだらしない印象に見せないコツ。ブルゾン¥39,000(ANAYI)シャツ¥20,000(アルアバイル)パンツ¥29,000(Theory)サングラス¥47,000(アイヴァン 7285 トウキョウ〈アイヴァン 7285〉)ピアス¥270,000・ネックレス¥239,000(TASAKI〈TASAKI by MHT〉)バッグ¥130,000・靴¥88,000(JIMMY CHOO)
《大人のカジュアル感を知る4つのNOT・03》
カジュアルだからといって〝ほっこり〟してはいけない
ボーダーカットソーってだれもが着るだけに、意外と着こなし方に気をつけなくてはなりません。組み合わせしだいではおばさんっぽくなる危険も…。アラフォーは、カジュアルアイテムを王道に着ると、どうしても印象が野暮ったく、ほっこりしがちです。大事なのは、カジュアルアイテムもキレよく着る、ということ。ボーダーこそ華やかなスカートと合わせてみる! 足元にはヒールを! ボーダー特有ののどかな雰囲気をあえて抑えると、軽やかなのにシャープなムードもある、アラフォーに似合うカジュアルスタイルが完成するんです。カジュアルだからといって、気を抜くのは間違い。カジュアルスタイルこそバランスを見極めないと、働くアラフォー感は生まれません。
ボーダーを女っぽく着る新発想のコーディネート
ボーダーカットソーには、ついついデニムやカーゴパンツを合わせたくなるけど…。今年ならきれいな色のフレアスカートを合わせてみて。すると周囲とは違う、新鮮味のあるボーダースタイルが完成する。足元もヒールサンダルを選んで女っぷりをON! カットソー¥9,000(アングローバルショップ 表参道〈フォードミルズ〉)スカート¥16,500(アッシュ・スタンダード二子玉川ライズ店〈アッシュ・スタンダード〉)イヤリング¥135,000・ネックレス¥412,000・リング¥406,000(TASAKI〈TASAKI〉)バッグ¥21,000(シジェーム ギンザ〈IBELIV〉)靴¥82,000(JIMMY CHOO)
《大人のカジュアル感を知る4つのNOT・04》
カジュアルは特別な服が必要、とは限らない
カジュアルがトレンドだからと、焦って新しい服を買う必要はありません。手持ちのワードローブでも、大人のこなれたカジュアルはつくれます。だから肩ひじ張らず、挑戦してほしい。写真のような白Tシャツ+タイトスカートというシンプルな組み合わせも、足元にボリュームのあるフラットサンダルを合わせれば、途端に今っぽいカジュアルに。このようにアレンジしだいで、服がベーシックでもこなれたカジュアルは可能なんです。というか、大人のカジュアルは、いつもの服のほうがつくりやすい。大事なのは、カジュアル感はほどほどに。そして、どこかいつものシャープな部分を残す(この場合はタイトスカート)。これができればもう、こなれたカジュアル感はあなたのもの♡
シンプルな服に盛った黒小物で程よくカジュアルダウン
白いTシャツとタイトスカート。プレーンな洋服に小物でカジュアル感を加えれば、バランスよく決まりやすい。ポイントは、小物をすべて黒でまとめたところ。全体をシックなカラーでまとめると、さらに洗練された印象に映る。〝SERGE de bleu〟のTシャツ¥7,800・〝MARIA BLACK〟のネックレス¥17,000(ショールーム セッション)スカート¥33,000(マディソンブルー〈マディソンブルー〉)帽子¥12,500(CA4LA ショールーム〈CA4LA〉)バッグ¥165,000(セルジオ ロッシ カスタマーサービス〈セルジオ ロッシ〉)靴¥29,000(ユナイテッドアローズ 丸の内店〈ビブリオテック〉)
Domani2018年6月号『働くアラフォーのおしゃれがこなれない理由』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/渡辺謙太郎(MOUSTACHE) スタイリスト/望月律子(kind) ヘア&メーク/森野友香子(Perle Management) モデル/小泉里子(本誌専属) 構成/湯口かおり