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キャリアにまつわる悩みは、私におまかせ!
みなさま、はじめまして! 数社で広報職を経験し、現在は〝パーソルグループ〟で新規事業を創出している会社にて広報責任者を務める『さや姉』と申します。
現職に就いてから、ラーニングや副業、メタ婚、新たにはじまった人材紹介などのPRやキャリアアップのお手伝いなど、おかげさまで多岐にわたるお仕事をやらせてもらっているのですが…ここにたどり着くまで、紆余曲折ありました。
そしてこの度、「その紆余曲折をくぐりぬけてきた経験、ぜひ活かしてみませんか?」というラブコールを頂き、悩めるアラフォー女性のご相談に答えることとなった次第です。正直、私でどこまでお力になれるか未知数なのですが…仕事に取り組むのと同じように、全身全霊で、お答えしますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、第1回目となるお悩みは、「アラフォーの転職」について。たくさんの方が年齢を理由に転職活動をあきらめてしまうようですが、私に言わせれば「もったいない」のひとこと! 今回は、時代の流れや進化する技術への適応を目指して新たなスキルや知識を習得する〝リスキリング〟という言葉を交えながら、その理由をお伝えしていきますね。
「アラフォー女性は、転職できない」なんて、あきらめるのは早すぎる!
『アラフォー女性って、転職できませんよね?』この質問、実に多くの方からされます。
目の前のヒト(私)がしているのに!です…。言い訳って作ろうと思うといくらでも作れます。“もう40歳だし”とか“イノベーティブな仕事もしてきていない、会社でずば抜けた成果もあげてないし…”とか、じゃんじゃん出てきてしまう言い訳の数々。
私も前職に8年もいたので、転職するとなったときは、同じように「えっ。これまでのキャリアを捨ててどこに?? 独立するならわかるけど? (事業会社への転職は、年齢的に無理では?)」と暗に言われているかのようなコメントをたくさん頂きました。
そして独立ではなく、「事業会社のPRでまだまだやりたいことがあるから転職だよ」と告げると今度は…さも想定内でしたという感じで、PRは需要があるからいいなーなどなど、、、“アラフォーで転職なんて無理でしょ。”と言わんばかりのあの空気はどこへ?? というくらい当初と180度空気が変わって、転職を納得されるという。この時の違和感というかモヤモヤは今も忘れられません。
転職活動や〝キャリアの棚卸〟で、知らなかった自分の強みが見えてくる
そんなこんなあった自身の転職において、年齢が足かせになったと感じたことはありませんでした。むしろ活動を通して得た色々な会社の人事の方からのフィードバックは、他者による客観的な評価ポイントでもあるので〝目から鱗〟というのでしょうか。自分が思っていなかったアピールポイントを知れたり、不安を打ち消すモチベーションになったりもしました。
あのとき、転職しなかったとしても…キャリアの棚卸という行為を節目でやっておいてよかった、と今でも思っています。「当たり前に自分がやっていたタスクや活動もある会社にとっては、最強の強みで見てもらえる! そこに新しく獲得したスキルを掛け合わせたら、唯一無二のPRポジションを確立できるのでは?」と思うこともできましたからね。(※まさにこれがリスキリングの真骨頂)
そう考えると、意識的にやっているリスキリングと、無意識でやっているリスキリングがあるのかもしれません。

(c)Adobe Stock
意識的と無意識…リスキリングには2種類ある?
たとえば、私でいう無意識なリスキリングは、『文章を書く』ということ。リリースなどを書くことはこれまでもありましたが、ポジに力強く何かを訴える文章が面白い等々言われ、今ライティングのお仕事が増えているのもそのひとつ。
意識的なリスキリングでいうと、『生成AIをどう取り入れてPRに活かすかへのトライ』が挙げられます。〝アラフォーでも学びたい〟というこの意欲や姿勢が、仕事へのコミット力や向き合い方に連動している、と面接で思ってもらった感じがします。ちなみに、ある程度の年齢であることが功を奏したのか、最終面接で対応してくれた某経営陣が「いつも自分が鋭い質問をすると怖がられるのに、彼女は肝がすわっていた。是非きてもらいたい」と言っていたと聞いたことも。このように、年齢と経験が強みになることだってあるんです。あきらめるのは、まだ早いでしょう?
…と紆余曲折を経て入社した職場には、リスキリングの伝道者と私が思っている柿内 秀賢さん(『Reskilling Camp』代表)という方がいるのですが、私が言語化に困っていることがあると神的に、、、言語化してくれちゃうんです! 彼は、キャリアアドバイザー時代約3,000人の転職支援をしてきた経験を活かし、日頃からこんなことを言っています。
“リスキリング”ってハードル高めな言葉に思われるけど、気づいていないだけで、みんなやってきてる。あとから言葉がついてきただけ。”
そう。私たちは、もう何年も前から無意識にリスキリングしているんですよね。なぜなら、変化する時代にあわせてはたらいている、それも立派なリスキリングだから。
リスキリングの成功例から学べる「他人が何を見ているか」
彼の著書である『リスキリングが最強チームをつくる』の中で、電動鉛筆削りの設計者から航空関連の技術者に転職する話がでてきます。
新卒では競争率が高く、就くことができなかった仕事に、何のスキルをアピールすべきか紐解いていくことで、見事転職できた(これを私は、友人とリベンジ転職と言ってますが)事例です。キャリアで培ったスキルを今一度見直し、価値を社会に伝えることが成功のカギだったようです。このケースでいうと、“プロジェクトマネジメントスキル”をアピールしたとのこと。
ついつい、他人が評価することなんて「賞をとった」とか「営業成績が抜群だった」など、そういったわかりやすいものを〝ものさし〟にしているんだと思いがちですが、そうじゃないことを立証している例でした。
とはいえ、自分を客観的に見てキャリアを棚卸しすることは、不安もつきまとうだけに難しいかもしれません。そんなときは、どうするか? まずは、自分のキャリアをネガに見たり、自分で自分の可能性に蓋をする言葉をかけず、言い訳をつくらないことからはじめてみませんか?
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リスキリング支援サービス『Reskilling Camp』代表の柿内 秀賢が、リスキリングをテーマとした書籍『リスキリングが最強チームをつくる』を2024年3月22日に刊行しました。デジタル普及下での新たなリーダーシップや、DX後の姿を描く「構想」と、構想を「実行する」一気通貫で牽引する課題に興味がある方におすすめです。
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著者:『Reskilling Camp』代表 柿内 秀賢
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協力/パーソルイノベーション
メイン・アイキャッチ画像/(c)Adobe Stock

キャリアアップから人生相談までこなす多才なPR
さや姉
PRの奥深さをこよなく愛し、ホスピタリティに重きをおいている。数社での広報職を経て、現在はパーソルグループで新規事業を創出しているユニークネスな会社の広報責任者として、新領域における人材紹介や副業のマッチングサービスからはじまり、リスキリングなどのラーニングサービスにわたるまで複数のPRを統括。全力でサービスに向きあい、情報開発をしてきたため“さや姉が動くと掲載が増える”とも。面倒見のよい姉御肌として、社内外問わず信頼されている。