どんなに忙しくても大事にしている「食」。簡単でおいしくできるせいろ蒸しは欠かせません
気品のあるお芝居で魅了した元宝塚歌劇団男役スターの凪七瑠海(なぎな・るうみ)さん。宙組、月組、専科と組替えを重ね、幅広い役を演じることでそれぞれの作品の完成度を高めてこられました。
退団してからは舞台を中心に活躍を続け、現在公演中のミュージカル『レイディ・ベス』ではアン・ブーリンとして確かな存在感を放っています。
凪七さんのインタビューの2回目は、凪七さんご本人のことをクローズアップ! 日々の生活についてのお話をうかがいます。
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——忙しい日々の中でホッとできる時間は、何をしているときですか?
凪七さん(以下敬称略):今はおいしいものを食べているときかな。なんでも好きなので、時間があるときにネットで検索して「家の近くにこんなにおいしそうなお店があるんだ、行ってみたいな」という所などを保存しているんです。
「今日は疲れちゃったから自炊はちょっと…」というときにお稽古後にふらっと行ける所もチェックしていて、先日は無添加のレストランバーみたいなお店に行ったんですよ。創作料理で、その日は鹿肉をいただきました。そして次の日のお稽古も頑張りました(笑)。
——舞台のお仕事は特に、体が資本だと思います。凪七さんは、健康美容食育士やアスリートフードマイスターなどの資格をお持ちですよね。食べるものに対してどんなこだわりがありますか?
凪七:タンパク質はしっかりとるように心がけています。朝は、いろいろな種類の温野菜とゆでたささみをいただきます。夜はなるべく鶏むね肉をメインにするなどですね。そのほかの栄養素もなるべくバランスよくとるようにしています。いつもは添加物や白砂糖を控えるようにもしていますが、公演が始まったらあまり気にしないようにしています。ストイック過ぎても疲れてしまうので。
——凪七さんがいちばん好きなものはなんですか?
凪七:エビが好きなのでエビ料理かな。でもお肉もお寿司も好きです(笑)。
お寿司のエビはボイル派か生派か、という話を、昨年舞台で共演した際に元KAT-TUNの上田さんと話していたことがあって、私は断然生なんですよ。上田さんはボイルがお好きだそうです。同じエビでも調理方法が違うとまったく違う味わいになるのが面白いですよね。
最近おいしかったのは、自分で作った蒸し鍋。私は各地の有機野菜を取り寄せていて、最近レタスが1玉届いたんです。それをきのことスライスした大根と豚肉でミルフィーユ状にして鍋に入れ、少量のお水と白だしと塩麹を入れて蒸せばもう完璧! またその残ったお出汁がすっごくおいしくて、最後は春雨で〆て余すことなくすべていただきました。
あと、朝にハマっているのがにんじんのリボンサラダ。ピーラーで薄く長くむいてリボン状にしたにんじんを、せいろで蒸すだけ。とても甘くなってこれまたおいしいんですよ。

——最近買ったものでよかったものがあれば教えてください。
凪七:「アダプトラテ」のデカフェです。体にいいと言われるアダプトゲンという成分ときのこの成分が豊富に含まれていて、ビタミンやミネラルなど免疫力に作用するココア味のパウダーです。私は少しお湯を入れて溶かしてから豆乳を入れて、夜に飲むことが多いですね。さらにしょうがシロップを入れると体が温まります。
ネットで知ったのですが、効能がありそうなので一度試してみようと思って購入しました。ほかにカフェインありだとモカやコーヒー味、抹茶味がありますが、デカフェはココア味だけなんです。
——モーニングルーティンやナイトルーティンはありますか?
凪七:朝起きたらまず顔を洗って髪を軽く直し、必ず鉄瓶でお湯を沸かして白湯を飲みます。それから朝食をいただいて、お稽古中ならカラオケに行って発声練習をしてからお稽古場へ向かいます。
夜は帰ってきたらまず夕食。食は絶対に欠かせないので、どんなに遅くなっても必ず食べるようにしています。その後お風呂に入って、出たらストレッチを。それから先ほどのアダプトラテをいただきます。合間に、この公演中におすすめされた『THE TUDORS〜背徳の王冠〜』というドラマを見たり、お稽古の準備をしたり。
『THE TUDORS』は4シーズンでそれぞれ10エピソードがある大作なので少しずつ見ているのですが、面白いです。

——とっておきのリフレッシュ方法があれば教えてください。
凪七:特にこれといったものはなくて…、たとえばスッキリしたいと思ったら酵素浴に行くとか、今日は買い物がしたいと思ったら1日外出するとか。
部屋が散らかっているとものすごくそわそわしてしまうし、やはりお稽古中はそうなりがちなので、「今日は家から出ないぞ」という日を決めて一気に片付けることもあります。その時々で自分が必要としていることをする感じですね。

かちゃ(凪七)さんは丁寧な生活をしているイメージがありましたが、お話をうかがうとどうやら「こだわりすぎずできることを」というマインド。そのゆるさがちょうどよく、健やかに作用している印象を受けました。
次回はバッグの中身を拝見します。お楽しみに!
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ミュージカル『レイディ・ベス』

【Story】
16世紀イギリス。ベスは国王ヘンリー8世の娘にも関わらず、母が反逆罪の汚名を着せられ処刑されたため、片田舎で家庭教師達と共に勉学に勤しみながらひっそりと暮らしていた。王女らしい理知と少女らしい好奇心に満ちたベスは、ある日、吟遊詩人ロビンと出会い、自身と真逆で自由に生きるロビンに反発しながらも、淡い恋心を抱き始める。しかし、つつましくも平穏だった日常は、彼女が現国王である姉のメアリーに対して反逆を企てているとの疑いを掛けられ一変する。忠義心をメアリーに信じてもらえず、彼女の側近ガーディナー司教やルナールから陥れられ、ついにはロビンとも引き離されロンドン塔に投獄されてしまう。だがメアリーの圧政に不満が溜まった民衆からは、「ベスを女王に」という声が次第に高まっていく。ベスが選ぶ道は、国のための人生か、1人の女性としての幸せか、果たして——。
【Staff&Cast】
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞・修辞:小池修一郎
出演:奥田いろは、小南満佑子、有澤樟太郎、手島章斗、丸山礼、有沙瞳、内海啓貴、松島勇之介、高橋健介、津田英佑、吉沢梨絵、凪七瑠海、山口祐一郎、石川禅
【公演日程】
<東京公演>
日程:2026年2月9日(月)〜3月27日(金)
会場:日生劇場
<福岡公演>
日程:2026年4月4日(土)~13日(月)
会場:博多座
<名古屋公演>
日程:2026年5月3日(日)~10日(日)
会場:御園座
▶︎公式サイト
凪七瑠海
なぎな・るうみ/11月11日生まれ、東京都出身。元宝塚歌劇団専科スター。2003年に89期首席として宝塚歌劇団に入団し、宙組に配属。2009年月組大劇場公演『エリザベート』にヒロインのエリザベート役で特別出演し、注目を集める。新人公演主演、バウホール公演主演を果たし、2013年に月組へ組替え。東上公演ダブル主演を務めて2016年に専科へ。花組・雪組・星組への特別出演や外部公演への出演で活躍し、2025年花組大劇場公演『エンジェリックライ/Jubilee』にて退団。退団後は、2025年4⽉『1789―バスティーユの恋人たち―』、2025年9⽉⾳楽劇『謎解きはディナーのあとで』と舞台を中心に活動を続けている。
▶︎Instagram:@ruuminagina_official
▶X:@ruumi_nagina
ワンピース¥66,000(クゼットデザイン<エレファン>) 090・7635・4523
その他/スタイリスト私物
撮影/田中麻以 ヘア/Atsushi Takita メイク/RIKA TANAKA スタイリスト/津野真吾(impiger) 構成・文/淡路裕子
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