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WOMENバツイチわらしべ長者

2018.11.11

略奪愛からの結婚、離婚。元モラハラ夫と再婚後ラブラブになった話〜知佳さんの場合

人生とは喪失と再生の繰り返しのドラマ。「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生き、幸せになることをあきらめない人生のサバイバーでもある。モラハラ夫と二度結婚した知佳さんが夫婦円満生活を手に入れるまでのお話第一回。

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略奪愛した夫がモラハラだった! だけど離婚後、愛の奇跡が夫を変える!?
取材データ:知佳さん(43歳)。コミュニケーション学のセミナー講師。大好きで結婚した夫のモラハラに耐えられず離婚するも、離婚後彼が改心し再び入籍。その後は夫に不満もなく夫婦円満な結婚生活を送っている。子供は居ない。

同棲相手が居る彼に一目ぼれ。四角関係からの略奪愛!

この連載でも多い離婚の原因のひとつが、夫のモラハラ。離婚していない夫婦でもきっと、実はモラハラ夫に悩んでいる奥さんって、潜在的にたくさん居るのではないかと思っています。そんな中、希望となりそうなのが今回の知佳さんのお話。

彼女は一度は旦那さんの言葉の暴力に耐えられず別れたものの、離婚したことで旦那さんが自分のモラハラ癖を直してやり直し、そこからはずっとお互いを大事にしあういい関係性を築いているそう。

知佳さん(以下、ち)「出会ったのは私が30歳、彼が31歳のとき。派遣社員として行った会社でそのとき大好きだったスピッツの草野くん似のFさんに一目ぼれして、私からアプローチしました」

さかい(以下、さ)「具体的にはどんなアプローチをしたんですか?」

ち「私も彼も喫煙者だったので、彼を追いかけて喫煙室で一緒にタバコを吸っては話したりとか」

その当時は知佳さんも彼も同棲していた別の恋人が居たそうですが、ふたりは急接近し知佳さんが2週間で略奪に成功。ふたりとも恋人が待つ家には帰らず、毎晩ホテルを泊まり歩いていたそうです。「若かったんで」と知佳さんは笑いますが、駆け落ちみたいでなんだかドラマティック。それだけ惹かれ合うものがあったのでしょうね〜。そうじゃなかったら3週間後にはお互いに元の恋人との同棲を解消して、すぐに一緒に暮らし始めるなんて、めんどくさくって出来ないもの。と思ってしまう40代の私…。

ち「一緒に暮らし始めて2年くらい経ったとき、『私この人と結婚するんだな』と急に閃いて彼にそう言ったんです。そのときは『今はちょっと、まだ早い』と断られたんですが、一週間後にもう一度言ってみたら、彼も『うん、結婚しよう』って」

さ「一体その一週間の間に何があったんだ(笑)。言ってみるもんですね」

ち「Fさんとは一緒に居るのが本当に自然な感じで。一度離婚したときもあったけど、出会ってから20年近く、ほぼ毎日一緒に居ます」

「存在自体がムカつく」と言葉の暴力を振るわれて…

さ「旦那さんがモラハラだったとおっしゃってましたけど、どんな感じだったんですか?」

ち「仲がいいときはすごく穏やかで幸せなんですが、それが結婚生活の2割しかないんです。残りの8割の時間はず〜っと不機嫌。やかんが湧いて持ったときに『熱っ』って言っただけで『うるさい!』って睨まれたり、熱が40度あって寝込んでて彼が帰ってきたから『ずっと辛くて呻いてたんだよお』と甘えたら『は? 今呻いてないじゃん』と吐き捨てるように言われたり…。とにかく何を言ってもムカつかれる状態。ヒドいでしょ(苦笑)?」

知佳さんの存在自体すべてが気に食わない、という態度を取る夫。

だけどこのモラハラは結婚してから始まったわけではなく、それでも仲がいいときはものすごく楽しいから結婚を決めたそう。外ではおとなしくて虫も殺さないようなFさんだったため、周囲からは知佳さんが尻に敷いていると思われていたそう。

ち「常にストレスが溜まっている彼にとって、そのストレスを爆発させるトリガーが私だったんでしょうね。『君という人間が嫌いなんだよ』が彼の口癖でした。私には何をしてもいいと思われてるみたいで、『知佳が偉そうで、バカにされてるみたいでムカつく』って」

さ「ひどい! 知佳さん、よく我慢しましたね」

ち「いやいや。何度も別れようって言いましたよ。だけどその度に『嫌だ。離れたくないんだよ』って、それの繰り返し」

さ「それってツンデレ?」

ち「う〜ん、ツンデレの『デレ』がない感じ(笑)」

―って、いちばん最悪なやつじゃん(涙)!!

離婚してアラフォーバツイチ無職のネット再婚活スタート

彼に辛く当たられるのが苦しくて、彼が見ているときも見ていないときも、常に泣いていたという知佳さん。それでも別れなかったのは、「残りの2割の部分で、ほかの人には感じられない稀有な結びつきを感じたんです」。

Fさんの口にする「嫌い」が彼の心からの声ではない、と感じていたからこそ、言葉の暴力の数々にも耐えていたけれど、知佳さんの我慢が限界に達して結婚4年目で離婚してしまいます。

ち「そこから、婚活サイトでネット再婚活をスタートしたのですが、36歳でバツイチで、そのときは無職。ルーザー(負け犬)感がもうハンパなくて…。いかに今まで彼に守られていたのかってことに気づきました」

Fさんと付き合いだしてすぐに派遣の仕事も辞めてしまっていたため無収入だった知佳さんは、水商売のバイトを始めることに。

さ「ネット再婚活はどうだったんですか?」

ち「ひとりもいい人は居なかったですね。しかも、離婚したら、他人同士になって気楽だってことで、夫と前よりもすごく仲良くなっちゃったんですよ。婚活サイトで知り合った人とのデートに出かけるときも彼が車で駅まで送ってくれたりしてました」

今や夫でも友達でもない存在のFさん。だけど別れたことで今まで2割だった穏やかなときの夫が10割になり、「文句がなくなっちゃったから、婚活する必要もなくなっちゃって。結局ずっと一緒に過ごしてました。身体の関係も持っちゃって、『ダメじゃん』って」

これだけだと離婚してなぁなぁになってるダメカップルの話のようになってしまいますが、そうならなかったのは、このおふたりはお互い本当に愛し合っていたというところにあります。

さて、どうやって夫Fさんが自分のモラハラ癖を克服したのか。その話は次回に続けたいと思います。

インタビュー・文

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。——と思ったらアラフォーでバツイチになり、意図せず、ある意味全方位フリーダムなステイタスになる。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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