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2018.11.30

オリンピック・パラリンピック準備局で働く女性の仕事と育児の両立法 女・妻・母~今月の母:井内雅妃さん

 

オリンピック・パラリンピック準備局で働く井内雅妃さんのお話。女として、妻として、母として、それぞれのステージで働く女性の生き方をクローズアップするDomaniの人気連載。魅力あふれる女性たちの姿をお届けします!

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ラグビーW杯や東京2020大会後を見据え、スポーツの魅力を浸透させる事業に取り組んでいます

今月の母:井内雅妃さん
オリンピック・パラリンピック準備局・スポーツ推進部 地域スポーツ振興担当課長・44歳

スポーツ振興事業と、子育ての両立に奮闘しています

都庁職員の井内さんが今携っているのは、ラグビーW杯や東京2020大会後の、その先を見据えたスポーツ事業。都民に運動習慣が根付くよう、地域住民や企業に働きかける。

「全世代の健康増進を目ざした取り組みです。日常生活に取り入れやすいように、たとえば“スニーカー通勤”や“エレベーターを使わない”こともスポーツだと提唱しています。週1回スポーツを行う都民を2020年までに70%に増やすことを目標としています」

大学時代は主に住民投票制度を研究。地域での政策形成に興味をもち、大学院1年で就活して都庁に合格。二足のワラジを経験した。 「30代は、怒濤のように過ぎていきました。初めての子育てと、女性福祉業務の両立が大変で。ひとり親支援やDV相談などの切迫した現場も多く、生々しさを体感しました」  

38歳のふたり目出産後、42歳でオリンピック・パラリンピック準備局の担当課長に。 「大会が近づくにつれて業務がどんどんハードになり、もうこれ以上は両立が厳しいと、異動希望を出しました。今の部署は仕事を計画的にコントロールできるんです。でも一方で結果が見えづらく、モチベーション維持が難しい部分も。困っている人に主体的に関わり、さまざまな課題を多様な連携の中で解決するような仕事ができればと思っています」

最近の喜びは、長女が長男の学童のお迎えに行ってくれること。帰宅後も自分の宿題をしながら隣で勉強を見てくれるそう。 「しっかり育ってくれました。おかげで余裕がないときも、彼女の存在が心の支えに。人生万事塞翁が馬。自分ができる中でベストを尽くすと、気持ちも少し楽になります」

Profile
いのうち・みやび/1973年、徳島県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、同大学院法学研究科在学中に23歳で東京都庁に入都。翌年大学院を修了。28歳で結婚。34歳で長女を出産。35歳で福祉保健局の担当係長に。38歳で長男出産。40歳で管理職となり、42歳からオリンピック・パラリンピック準備局で担当課長として東京マラソンやラグビーW杯2019年大会準備等に携わり、44歳で現部署へ。趣味はトレッキングと温泉旅。

Domani2018年9月号『女[独身]、妻[既婚子供なし]、母[子供あり]Catch! 働くいい女の「水曜14時』より
本誌撮影時スタッフ:撮影/真板由起(NOSTY) ヘア&メーク/今関梨華(P-cott) 構成/谷畑まゆみ

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