ぜひ大人に読んでほしい絵本「くまのプーさん またあの森で会おう」
2018年9月7日に発売された、「くまのプーさん またあの森で会おう」が“大人も楽しめる絵本”として話題を集めています。気になる物語の舞台は、子どもの頃クリストファー・ロビンとくまのプーさんがよく遊んでいた100エーカーの森。時が流れクリストファー・ロビンは成長するとともに、次第に森へ来なくなってしまいます。しかしプーさんは、「いつかきっと来る」とロビンを待ち続けていた。そしてプーさんの願い通り、大人になったロビンが100エーカーの森にやってきた。しかし、大人になったロビンにとって“大切なもの”はすっかり変わってしまっていた…。この再会が、森の仲間たちにどのような奇跡を起こすのか?
本当に“大切なもの”は何かを気づかせてくれる作品
あらすじをなぞる段階ですでに涙が出るのを堪えられないのはなぜでしょう。正直、絵本を読むのはかなり久しぶりでした。じっくり読み進めていけばいくほど物語に吸い込まれていく、そんな作品です。子どもの頃の考えと、大人になった今の考えはもちろん違って当たり前。しかし、本当に“大切なもの”はなにかということを考えたときに、「変わらないものがある」ということをこの作品を読んで気づかされました。今の“一瞬”だけ大切なものは、本当に大切なものではないのだと。
あなたが子供の頃大切にしていたものはなんですか?それがきっと今も、これからも大切なものなのです。ロビンも今の一瞬“大切なもの”が本当に“大切なもの”ではなかったのだと、プーさんとはぐれて初めて気付くのです。
プーさんの変わらない優しさが心に染みる、子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで全世代に通じる物語です。家族で楽しむのはもちろん、あえて大人へのギフトとして選ぶのもいいかもしれません。子どもから大人まで楽しめる「くまのプーさん またあの森で会おう」おすすめです。ぜひご覧下さい。