Q:育児・家事に追われていると、独身同期がうらやましくて…
答える人/池原真佐子さん(育キャリカレッジ代表)
A:他人をうらやむ時間はもったいない!
私は臨月からワンオペ育児、さらには自分で会社もやっていたので、夜の飲み会はおろか、週末もほとんど自由になりません。外に出ようと思ったら、自腹でシッターを雇うしかありません。
自分で選んだ道だとは思いつつ、時には「いいなぁ」と他人がうらやましくなることも、もちろんあります。ですので、ご相談者の気持ちもわかりますし、「わがまま」とバッサリ切ることもできません。
ただ、ひとつだけ、人生でとても大事なことがあると思っています。それは「オーナーシップ」つまり、「自分の人生は、自分で決めたという覚悟をもつこと」です。意図したことであれ、意図しなかったことであれ、今生きているこの人生は、「自分で決めたんだ」と思えるかどうか。覚悟をもてるかどうか。そして、「自分が決めた人生を、自分で楽しくする」ことです。不自由や制限は沢山あったとしても、その中で、楽しみを見出してください。そして、他人の道をいつまでも眺めて自分の道をおろそかにするようなことはしないでください。人生はとても短い。人をうらやんでいる暇はないです。
育キャリカレッジ代表
池原真佐子(いけはら まさこ)
(株)MANABICIA/育キャリカレッジ代表。働く女性にメンターをマッチングするビジネスを行う。臨月からのワンオペ育児と会社経営の両立を経て、現在は日本とドイツとの二拠点生活をスタート。2歳男子の母。ワーママオブザイヤー2018受賞。INSEAD(EMCCC)、早稲田大学、早稲田大学院(教育学)卒。Domani2/3月号78ページからのロングインタビューも必見です。
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