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LIFESTYLE 家事

2019.04.11

教えて、アグネス・チャン博士!「娘のイヤイヤがひどいのは、私のせい?」【Dr.アグネス・チャンの教育お悩み相談室】

 

「せめて家にいるときは、子どもにたっぷり甘えさせてあげたい」と思いながら、仕事や家事、ほかにも気がかりなことがありすぎて、ワーママ自身がいっぱいいっぱい。それが子どもにも悪影響を及ぼしているのではないかと、自分を責めてしまうワーママたちに、アグネス・チャンさんから愛ある喝!

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【お悩み】仕事と育児で精いっぱい。娘の「イヤイヤ」もひどい気がします…

職場復帰から約1年。仕事に育児に精いっぱいで時間的&精神邸な余裕がなく、2歳の娘とゆったりした気持ちで向き合うことができません。そのせいなのか、娘は寝つきが悪く、少しでも気にくわないことがあると「キーッ!」とかんしゃくを起すこともしばしば。私のピリピリした気持ちが娘に伝わっているせいでしょうか?(38歳・子ども2歳/女)

【Dr.アグネス・チャンの答え】
洗濯物は無理してたたまなくてOK! 1日10分でも子どもに向き合うほうが優先

仕事から帰って子どもを迎えに行き、帰宅してからも「ごはんを食べさせなくちゃ」「早く寝かせなきゃ」「洗濯物の山が気になる!」「部屋が散らかってて…」などイライラが募っているのだと思いますが、いちばん大事なのは子どもとのコミュニケーション! わが家の場合、食事だけは「手づくりのものをうちで食べる。ひとりでは食べさせない」というルールを徹底していましたが、片づけは適当(笑)。洗濯物も「子どもはしわくちゃのTシャツでもいいし、大人も下着は乾燥機から直接出して履けばいい」くらいのゆるい気持ちでやっていました。

そのぶん10分でも15分でも、集中して子どもに向き合う時間をつくってほしいです。子どもがむずかったりかんしゃくを起こしたりするのは、「構ってもらいたい」という気持ちの表現のひとつ。親もイライラしてしまうけれど、逆にいえば「この子はこんなに自分を必要としてくれているんだ。彼女にとって私はいちばんなのかもしれない」と、愛おしさを感じられる行動でもあります。そんなふうに考えれば、忙しい中にも幸せホルモンが出てきて、意外に元気が出てくるものですよ。

子どもの機嫌が悪いなら、いつもとちょっと違うことをしてみてください。「ベランダに出ておしゃべりしようか」「星空を見上げてながら散歩してみよう」「もう一回お風呂に入ってみる?」「家の中でだるまさんが転んだ、やってみよう」etc.。子どもがもう少し大きくなってからですが、私は息子たちをよく「10分サッカー」に連れ出していました。夜の公園で10分経ったら「帰るよ!」と切り上げて、コンビニでアイスを買って帰る。それだけの小さなことなんですが、親子両方にとっていい思い出になっています。少しくらい寝る時間が遅くなったって、ぐっすり熟睡できますって。それに、疲れているときほど「子どもを盛り上げる」ことを考えたほうが、なだめすかして静かにさせるより早いですよ!

アグネス・チャンさんからDomani読者へメッセージをいただきました!

撮影/田中麻以 構成/酒井亜希子(スタッフ・オン)

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『未知に勝つ子育て:AI時代への準備』

アグネス・チャン著
定価:1,400円(税抜) 
発売元:小学館

教えてくれたのは…

アグネス・チャン

歌手・エッセイスト・教育学博士/ 1955年、香港生まれ。1970年代より日本で歌手として活躍し、上智大学国際学部を経て、カナダのトロント大学(社会児童心理学)を卒業。1989年、アメリカのスタンフォード大学教育学部博士課程に留学し、1994年に教育学博士号を取得。長男、次男、三男も母校スタンフォード大学に合格して話題となる。現在、ユニセフ・アジア親善大使、日本対がん協会ほほえみ大使など芸能活動のみならず幅広く活躍。2018年春の叙勲で旭日小授章を受章。2019年4月出版の著書『未知に勝つ子育て:AI時代への準備』(小学館)には、AI時代の家庭教育のヒントが満載!

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