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WOMENバツイチわらしべ長者

2019.04.14

「再婚相手のモラハラと連れ子イジメ」あるステップファミリーの実態〜和美さんの場合vol.2

連れ子と今の夫との間の子ども、4人を育てる和美さんのステップファミリーの実態とは。人生とは喪失と再生の繰り返しのドラマ。「バツイチ」という離婚経験者たちは、ある意味、喪失を乗り越えてなお強く生きるサバイバー!幸せになることをあきらめない、和美さんが経験した離婚のお話、2回目。

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連れ子ふたりに対する夫の仕打ちとは
「仕事を真面目にしている以外は全てが不満」。―再婚相手の夫のことをそう切り捨てたバツイチ、和美さん。

前回のお話>「元夫との結婚生活のほうが良かったかも!?」再婚14年目ステップファミリーの実情

話を聞けば、彼は軽いモラハラ気質のよう。

彼女の家庭では、食事時に子どもに対して

・30分以内に食べろ
・私語厳禁
・TVも禁止
・食べ終わったらすぐ部屋に行け

などなどの夫が課したルールがあるうえ、再婚当時、和美さんのふたりの連れ子には食卓で食べることも禁じていたとか。

和美さん(以下、か):子どもに慣れていなかったこともあるのか、「食べ方が汚いのがイヤ」と言って、ダイニングテーブルの横のスペースで食べさせてたんです。かわいそうだから御膳台を置いて食べさせてましたが…。だけど自分の子ふたりにはそんなことしなかったから、はっきり言って今思うと、連れ子イジメですよね。ほかにもうちには夫が決めた、たくさんの理不尽なルールがあるんです」

自分の子どもふたりのことは、ちっちゃいときはかわいがっていたものの、現在小学5年生の次男が小学4年生くらいになったときから急に冷たくなり、「言うことを聞かないなら出て行け!」とすぐに言ったりするために、今では息子も実の父親であるBさんを嫌っているという有様。

大学生になった長男も「これでやっとこの家を出られる、やった〜〜!」と大喜びで出て行ったそう。

連れ子ふたりの学費は出さないのに口は出す夫

「高校からの学費は出さない」という夫の方針で、和美さんはパートに出て、和美さんの連れ子である長男と長女の学費を稼いで卒業させました。

か:大学に行くときも、「俺が認めた大学しか行かせない。どこの大学を受けたいのか報告しろ」って。お金は出さないのに口だけ一方的に出して、まるで上司気取り(苦笑)。子供たちはもう気にせずに勝手に進路を決めてましたけどね。

和美さんの連れ子ふたりはBさんと養子縁組していたけれど、18歳になると戸籍を自分たちで選べるのでふたりとも単独戸籍を選択し、すでにBさんの扶養家族からは抜けています。―血が繋がらないとは言え、幼いときから一緒に暮らしているのに、なんだか徹底してドライな関係。

救いなのは、連れ子たちと現夫との子どもたちが仲が良いこと。

か:連れ子である上のふたりは8歳以上年上なので下の子たちの面倒を良く看てくれていたし、下の子たちも懐いているんです。ふたりとも大学生になって家を出ちゃいましたけど、夫がいないときはこっそり帰ってきてるんですよ。

さかい:え? こっそりって??

大学生になった長男は横暴夫のマイルールで家を出禁に

なんとBさんは大学生になり独立してひとり暮らしを始めた長男と長女に「休みのときも家に帰ってくるな!」と命令したそう。「だから実家なのに我が家には出禁状態なんです」と和美さん。なので東北の大学に進学した長男は、長期休暇のときは東京に住む友人の家に泊めてもらっているとか。

意味わかんないし、まじで横暴(怒)!!

か:実は昨日春休みで帰省していた長男と、予定より早く帰ってきた夫が玄関で鉢合わせしちゃったんです。

さ:え、大丈夫だったんですか!?

か:はい、「おお、帰ってきてたのか」って、意外と大人な対応でした(笑)。

母親として子どもたちの生育環境を心配した和美さんは、過去にステップファミリーのグループカウンセリングなどにも度々参加したそう。けれど肝心の夫は人見知りのため一緒に参加するのを嫌がり、これはあまり効果がなかった様子。

か:カウンセラーには「和美さんの夫はあなたのことが好きすぎて独占したいのよ。この人と結婚生活を続けて行くのは大変ね」と言われました。

さ:なるほど〜。でも、それでよく和美さんがパートに出るのを許してくれましたね。

か:私が働きに出ることに、いい顔はしないですね。だけど学費を稼がなきゃいけないから渋々、という感じ。今日も、土曜日で夫は仕事でいないので、子供たちに口裏を合わせてもらって私は家にいることにして出かけてきました。

「また再婚しちゃいそうだから離婚はしない(笑)」

束縛してきて自由はないわ、子供の学費は出してくんないわ、聞いているとなんだかこっちまでストレスが溜まってくる和美さんの再婚生活(涙)。

しかも彼女、アラフォーに見えないかわいい女性なんですよ!! こんなに苦労してるっぽい結婚生活を送ってるのに、全然所帯染みてないの。

だから思わず聞いちゃいましたよね、「なんで離婚しないんですか?和美さんだったら速攻また次のお相手みつかると思うんですけど!」って。

そしたら和美さんの答えが、「離婚したら、また再婚しちゃいそうだから離婚しないんです(笑)」。どういうこと!?

か:うちの両親も離婚してるから私自身経験があるんですが、例えば遺産相続のときに戸籍を取りに行ったりとか手続き上のことで、親が離婚してるって本当にめんどくさいことが多いんです。私が今離婚したら、たぶんまた再婚すると思うんですよね。だけどそうしたら子どもたちにさらに迷惑をかけちゃうことになるから。まあ、離婚するなら、あと10年くらい経ってからとかですかね。

はあ〜〜〜〜。同じバツイチでも子供がいなくて離婚した私と、ステップファミリーの母親である和美さんではこうも色々違うものなのか…!

結局、和美さんは離婚して再婚し、幸せになったのかそうでないのか。その疑問は次回に続きたいと思います。そして実は私自身も母の再婚によりステップファミリーで育ったので、その経験についても!

●新連載「バツイチ予備軍の法律悩み相談室(仮)」をスタート予定。離婚に関する慰謝料や養育費など、法律的な悩みや疑問にプロの弁護士が直接回答します!ご相談ごとがあるかたは、domani2@shogakukan.co.jpまでメールでお寄せください。 件名に「バツイチ予備軍の法律悩み相談室」と書いてなるべく具体的な内容をお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。

インタビュー・文

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。——と思ったらアラフォーでバツイチになり、意図せず、ある意味全方位フリーダムなステイタスになる。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」ではアラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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