「会社のために働く気はありません!」で未経験業種への転職成功【ワーママの転職/ゆうみさんの場合・後編】 | Domani

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2019.05.31

「会社のために働く気はありません」で採用されたそのワケは?【ワーママの転職/ゆうみさんの場合・後編】

転職のスタイルは十人十様。成功ポイントも人それぞれ。待機児童が続いたあげく、新たな活路を見つけ、さらに転職を成功させた、ゆうみさん後編です。

Text:
南 ゆかり(フリーエディター)
Tags:

面接はお見合いと同じ。気持ちをさらけ出すほうが上手くいきます。

●PROFILE
ゆうみさん(仮名)・40歳・東京都江東区在住
IT関連企業・コンサルタント
9歳と7歳の女児をもつ

○前編:おばあちゃんネットワークの力を借りて仕事復帰

仕事をする場所と時間は自分で決める

転職の条件は、時間の自由度がある仕事。これまでやってきたコンサルタントとしてのキャリアは生かしつつ、プロジェクト単位でかかわれる、フリーランスに近い働き方が理想的。

そう自分の中に決めて面接を受けていくものの、コンサルの仕事の中には、まだまだハードワークな職場も少なくありませんでした。そういったところは転職候補から外し、絞っていった中に、たまたま家から徒歩10分の会社を見つけました。最初はそれほど乗り気ではなかったけれど(面接10分前まで韓国ドラマを見ていたくらい!)、いや、だからこそ、面接では飾ることなく自分の思いをさらけ出せたのだと思います。

「会社のためではなく、社会のために働きたいです」

ずいぶん強気な発言のようですが、面接相手の事業部長は、「自分もそう思います」と意外にも意気投合。面接を受けたこのIT企業のこの事業部は、新規事業ということもあり、社内では唯一フルフレックス制を導入し、個人の会社以外での活動も支援していました。アメリカで働いていた事業部長が、自由な働き方を実現したいという理念のもと、つくった部署なのだそうです。だから、そこに集まった人は、ワーキングマザーはもちろん、ハードワークに疲れて働き方を見直した人、マイペースでキャリアアップを計画している人…。経歴も、年齢も、もちろん勤務時間もさまざま。それを聞いて、私の気持ちは固まりました。

「IT関連の経験もありません」ということも正直に伝えたうえで、でも
「営業とコンサルタントのキャリアはあります」
「IT業界でも上流工程では、人が行う戦略立案や実行計画が必要なはずです。経営も勉強したので、その知識と今までの経験を活かして事業を前に進められます!
といった強みはきちんとお伝えして。

すぐにコンサルタントとして採用されました。月間労働時間は160時間。24時間の中でどう仕事時間をあてるかはそれぞれですが、私は朝から夕方まで会社で仕事をして、子どもと過ごしてからまた夜にパソコンに向かうことが、多いでしょうか。日中に家の用事や自分のやりたいことで抜けることもあるし、時間の管理は自分で組み立てられます。

▲ゆうみさんがよく使う、自宅マンションのワーキングスペース(左)。娘に持たせているキッズ携帯でのメッセージのやりとり(右)。

「変わり者」って言われてもいい!むしろ歓迎!

私、就職・転職の面接はお見合いと同じだと思うんです。最初だけ取り自分をよく見せようとしても、長くは続かないし、自分自身の納得度も低い。最初から思っていることを打ち明けて、包み隠さないことが大事だと思います。それで合わなかったらそれまでだと、割り切ることもできます。

そしてもうひとつ。転職をする前に、一度自分のことを徹底的に見つめ直してみることをおすすめします。ビジネススクールではこうした内省の作業も多く、そのときに気づいたのが、他人の目を気にせず「自分軸で生きる」ことでした。

子どもは保育園に預けるものだとか、勤務時間は9時から5時だとか、自分がやりたいことを考えたら、こうしたルールは不要だとわかります。仕事に求められるのは結果を出すこと。今よりも前に物事を進めること。それさえキッチリやれば、午後3時に帰って「変わり者」だと言われても、気にならない! 私はむしろ「変わり者」って言われたら、うれしいかも!(笑)

「帰ります」や「できません」を「言い出しにくい」ことは、当然だれでもあるでしょう。でも職場でいざ口に出して言ってみれば、「そうかそうか」って周囲も聞いてくれるし、自己肯定感も上がるもの。いつまでも、周囲のせい・会社のせいにするのは、やめましょうよ。

ただし、謙虚な心をもち続けて、周囲に対して理解を求めること。仕事は一生懸命やること。その上で、自分の優先順位を考え、そして「口に出して言う」。面接でも、職場でも。それが結果、自分のためになるのだと思います。

●ワーママ転職成功の法則
1、面接では自分の考えを包み隠さず伝える
2、他人の目を気にせず「自分軸で」行動する
3、変えたいことは、口に出して言う

南 ゆかり

フリーエディター・ライター。半年にわたって取材・執筆した書籍『真夏も雪の日もかき氷おかわり!』が6月28日小学館より発売されます! ほかにOggi誌面「お金に困らない女になる!」「この人に今、これが聞きたい!」などなど連載中。

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