＜お悩み＞夫がコミュニケーション能力が低め。あいさつやお礼がきちんと言えないんです
夫は、コミュニケーション能力が少々低めで、あいさつやお礼が、いまひとつハッキリ言えません。気が強く、まくしたてるように話す私の母に対しては、さらに委縮して、なおさらコミュ力低めになり、母がキレ気味です。大の大人のあいさつ指導まで、私がしなくちゃいけないんでしょうか。
（37歳・既婚・総務）
＜お答え＞腹話術感覚で夫の分まであいさつして
たまにいますよねこういう人。知り合いの夫にも、全然目を合わせない人がいるし、マンション内でこっちがあいさつしても1㎝くらい動くだけとか…。それあいさつのつもりなん？ 思います（笑）。
ただ、この男性、結婚していきなりこうなったわけではないはず。こういう人が好きで結婚したんですよね。この方に「元気よくあいさつして」って言ってもいきなりは変わらないと思うんです。そういう注意をするたびに余計に委縮してできなくなりそうですし。
それならお母さんに「あの人、ああやねん」って説明するほうが早いんじゃないんでしょうか。あの人にとっての最大のあいさつがコレだからって。こういう男性はそのぶん、「真面目」とか「浮気しない」とか、いいところがあるはずやから。
身内以外の人に会ったときも、あいさつやお礼が言えないのは困りますよね。これはもう奥さんがカバーするしかない。夫のぶんまで、前に出て「こんにちは！」、夫のぶんまで「ありがとう！」。もう夫のことを気にさせない。ふたりぶん、腹話術感覚で話すしかないですかね。あそこ、夫は愛想ないけどそのぶん奥さんが愛想がいいから、って言われるくらいがんばってはいかがでしょう。
取材・文／赤木さと子（スタッフ・オン）
放送作家
野々村友紀子
1974年生まれ。吉本総合芸能学院（NSC）卒業後、芸人として活動しその後現職。バラエティ番組の企画構成などを手掛ける。夫はお笑いコンビ、2丁拳銃の川谷修士さん。テレビ出演も増加中で、夫の相方への的確なダメ出しが話題に。著書に『あの頃の自分にガツンと言いたい』『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(産業編集センター)、『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!』（赤ちゃんとママ社）。オフィシャルブログ「野々村友紀子の目から血出るくらい読んでブログ」http://ameblo.jp/nonomura-yukiko/
衣装協力：Loungedress
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