Q:クレジットカードの不正利用、されないために気をつけることは?
答える人/丸山 晴美(節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー・消費生活アドバイザー)
A:裏面のサインと、明細書チェックは忘れずに
私はクレジットカードを不正利用されたことがあります。その原因は、カード会社から私を含む多くの人の情報が流出したことからでした。クレジットカード会社から手紙が来て、「スクリーニングした結果、あなたのカードからは不正を疑われるような取引は見受けられませんでした」といった内容に安心したのも束の間、通帳記入をしてびっくり! そんなに使ったはずのない金額が引き落とされており、慌ててネットで利用明細を確認したところ、明らかに自分が使っていない履歴が出てきました。即座にカード会社に連絡をしてその分のお金を返金してもらいました。
クレジットカードの不正利用をされたとしても、補償制度があるので全額自分が支払うことにはなりません。ただし、クレジットカードの裏面のサインはしっかりとしておく、海外で紛失盗難に遭った場合は、警察に届出をして、必ずポリスレポート(盗難・紛失届け)をもらうこと。そしてすぐにクレジットカードを止めること。これだけは実践してください。
最近は、紙の利用明細書が発行されず、Web明細になっているので、こまめにサイトから利用状況を確認するようにしましょう。
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節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー・消費生活アドバイザー
丸山 晴美(まるやま はるみ)
22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物取扱主任士(登録)、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定合格、調理師などの資格を持ち、食費や通信費など身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演等で行っている。
著書は「簡単!しっかり貯まる お金の基本」(宝島社)、「定年後に必要なお金「新・基本のキ」」(宝島社)など多数。公式HP「らくらく節約生活。」
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