Q:「年金では足りない」と親から小遣いをせがまれたら?
答える人/丸山 晴美(節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー・消費生活アドバイザー)
A:年金支給額を把握し、用途を明確にしつつ援助を
どれくらいの金額の小遣いをどれくらいの頻度でせがまれるかにもよりますが、親の年金額によっては仕送りも必要になる場合もあるでしょう。夫婦で国民年金や無年金期間があった場合は、支給額が月あたり数万円という可能性もあります。まずは、親の年金支給額を把握して、収入と支出から明らかに年金収入が少ないのであれば、きょうだいでお金なり現物支給なり、一緒に住むといった支援を考える必要があるでしょう。
ただ遊ぶお金欲しさに小遣いをせがまれるのであれば、親の誕生日や父の日、母の日、敬老の日などイベント時にいくらか渡す程度で十分でしょう。大きな金額でなくても、1万円、2万円で、いつもの感謝の気持ちを伝えることができれば、親も満足してくれるはずです。
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節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナー・消費生活アドバイザー
丸山 晴美(まるやま はるみ)
22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物取扱主任士(登録)、認定心理士、家庭の省エネエキスパート検定合格、調理師などの資格を持ち、食費や通信費など身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演等で行っている。
著書は「簡単!しっかり貯まる お金の基本」(宝島社)、「定年後に必要なお金「新・基本のキ」」(宝島社)など多数。公式HP「らくらく節約生活。」
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