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LIFESTYLE シングルマザー・再婚

2019.10.12

「2人目妊娠中に夫から離婚したいと言われました。しかも、養育費ゼロ。どうしたらいい?」【教えて!離婚駆け込み寺】

「離婚したいけど、お金や離婚後の生活のことを考えると動けない。誰に相談すればいいかわからない」―そんなお悩みに弁護士の中川裕一郎先生が答える、ワーママの離婚駆け込み相談室。今回は、妊娠中に夫から一方的に離婚を要求されたママに関する相談をご紹介します。

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夫から突然、「ひとりになりたいから離婚してくれ」と言われました。

Q.2歳の子がいて現在2人目妊娠中の専業主婦です。夫から突然、「ひとりになりたいから離婚したい。子どもには会えなくていいから養育費は払いたくない」と言われました。実家には頼れない事情があり、つわりも酷く、この状態で働くのは難しいです。私はどうするべきなのでしょうか…。(群馬県・31歳・2歳の女の子のママ)

(C)ShutterStock.com

A.「最低の夫ですね(怒)。けれど、そんな自分勝手で無茶な要望がまかり通るほど、この国の婚姻制度は甘くないです。相談者様がこのような状況下でそんな身勝手な理由で離婚を切り出す夫に見切りを付けたいというのであれば離婚すべきですが、そうでないならば応じる必要はありませんよ。

今伺っている限りでは、もし夫が離婚を求める裁判を起こしたとしても『ひとりになりたいから』なんて身勝手な理由だけでは、勝てる要因はありません。徹底的に拒否してください。

ただ、ここで考えたいのは、いい歳をして父親という責任を得てもそんなことを言い出すような子どもっぽい男性が、このままずっと伴侶でいいのか、ということですよね。夫に人としての発展性がないと思うなら、ここで引導を渡すのもひとつだと思いますよ。

また、『離婚したとしても養育費を払わない』なんていう、理不尽な主張が通用するような世の中ではありません。

すぐにでも養育費請求の申し立てを行うか、夫を連れて弁護士のところに相談しに行き、夫の言っていることがいかに筋の通らないものであるか、弁護士から説明をしてもらうべきです。

夫婦は相互に扶養義務を負い、親子も相互に扶養義務がある。–そんな当たり前の事すら自分の都合や独自の理論で否定しようとするような人間ならば、最初から結婚や子どもを作ったりするべきではないのです。子どもじゃあるまいし、大人としての最低限の責任ぐらい守りなさい、という話です」(中川裕一郎先生)

●本連載では離婚に関する慰謝料や養育費など、法律的な悩みや疑問にプロの弁護士が直接回答します!ご相談ごとがあるかたは、domani2@shogakukan.co.jp またはこちらのフォームよりお寄せください。 メールの場合は件名に「離婚相談」と書いてなるべく具体的な内容をお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。

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お悩みに回答してくれたのは・・・

中川裕一郎先生

弁護士。東京中川法律事務所経営。https://tokyo-nakagawa.com
商社勤務時代にバックパッカーとして世界に飛び出し、地球を一周回ってみつけた社会的正義を実現するという生涯の目標のため弁護士に。紛争を未然に防止し、目の前の依頼者を笑顔にすべく日々奮闘中。親身になってアドバイスをくれる人情派弁護士として、依頼者たちからの信頼も厚い。フルマラソン、3時間切りのランナーでもある。

インタビュー・文

さかいもゆる

出版社勤務を経て、フリーランスライターに転身。女性誌を中心に、海外セレブ情報からファッションまで幅広いジャンルを手掛ける。著書に「やせたければお尻を鍛えなさい」(講談社刊)。講談社mi-mollet「セレブ胸キュン通信」で連載中。Web Domaniの人気連載「バツイチわらしべ長者」で様々なバツイチたちの人生を紹介している。withオンラインの恋愛コラム「教えて!バツイチ先生」では、アラサーの婚活女子たちからの共感を得ている。

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