女性役員が増えれば日本が変わる! すべてのワーママが自分らしく働くために【ワーママの転職/晶子さんの場合・後編】 | Domani

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2019.12.24

子育てを言い訳にしないための転職成功3か条【ワーママの転職/晶子さんの場合・後編】

転職のスタイルは十人十様。成功ポイントも人それぞれ。ワーママになってから転職・独立を実践した実例を紹介するシリーズ。あなたに合うケースが見つかるかも?(後編)

Text:
南 ゆかり(フリーエディター)
Tags:

転職タイミングは自分で決める。コンサルタントとしてスタート

●PROFILE
晶子さん・39歳・東京都大田区在住
コンサルティング会社勤務
息子(3歳)

○前編:会社が変わらないなら、転職して世の中ごと変える!

夫婦で協力し合うには「一緒に結論」

退職を後輩たちに告げたあと、みんなの動揺をおさめながらも、私は心に誓いました。「後輩ワーママたちが活躍できる社会になるよう、力を尽くそう」と。

会社と仲間たちには急な転職告白になってしまったけれど、一方で夫に対しては、以前から少しずつ転職を「匂わせて」いました。仕事ではたくさんの転職者の相談に乗ってきて、女性が転職を決めてからいきなり家族に伝えても、家庭内で炎上するのは、よく知っていました。だから私は、悩んだり転職を考えたりしている段階から、夫に話し、考えていることを共有するようにしていました。そうすれば、転職を決断したときも「一緒に出した結論」とお互い納得できるし、その後の育児や家事の協力体制にもつながります。それに転職直後は、仕事も予定どおり終わらないこともあるから、どうしても夫に頼む家事や育児が多くなります。今、ちょうどその時期なんですけどね。でも、夫がそれでストレスを溜めないよう、「週末になったら好きに予定入れてね」と伝えています。平日に参加できなかった飲み会に出かけたり、次の仕事のための勉強会に行ったり。自分の時間を楽しんでいるようです。

もう少しして、企業コンサルタントとしてのペースがつかめてきたら、次は夫が転職なり起業なり攻めの動をする番。長い人生、そのときの状況に合わせて家族との協力関係も変化していいと思います。

私自身は、転職前の会社のありがたすぎる配慮に居心地の悪さを感じるタイプでしたが、人によっては会社の制度を利用しながら育児を優先する時期があっても、もちろんいいと思います。いずれにしても最優先するべきは「自分がやりたいこと」。そして、やりたいことがあるなら、子育てを(または仕事を)言い訳にしないで、タイミングは自分でつくる。自分で決める。先延ばしにしても、慎重になりすぎても、いつがベストタイミングかなんて、だれにもわからないし、子育てが楽になるのを待っていても、いつになるかわかりませんからね。

女性の経営参加はイノベーションにつながる

コンサルティング会社に転職して2か月、初めは「ワーママのために」と漠然とした思いだったけれど、今はやるべきことがはっきり見えてきました。それは、コンサルをしながらさまざまな企業で「女性役員の比率を上げていくこと」。これまでとは違った、40代になる自分のやるべきことだともいえます。

IT業界をはじめとして、業界には境界線がなくなってきています。安定していると思われていた大企業でも、リストラや人事の変革に迫られ、これまでの常識も通用しなくなっています。そんな今だからこそ、フレキシブルで変化も多い女性が企業の意思決定に加わることで、社内にイノベーションが起きやすくなる。男性のほうが、守りに入りやすいですからね。そんなことを、男性経営幹部にお話しすることから、コンサルは始まります。やんわりと、決して否定せず、前向きに。

そして、女性が経営参加することで会社の環境や売り上げがよくなることは実際に多く、その結果ほかの女性も頑張るモードになっていく。さらには、女性の意思によって新しい製品が次々生まれてくる。そんな変化を目の当たりにすると、うれしくなります。

その先、自分にどんなキャリアが待っているか、今はまだわからないけれど、時代と自分の年齢にあわせて、できることを増やしていくのが目標です。その結果、会社の中で働くのか、独立するのか、どんな形になるかはわからないですけれど。そして、すべてのワーママたちが自分らしく働けるように。これだけは、ずっと変わらない私の願いです。(終わり)

●ワーママ転職成功の法則
1、タイミングは自分でつくる
2、家族への転職相談は早い段階から始める
3、年齢とキャリアのバランスを客観的に見る

南 ゆかり

フリーエディター・ライター。半年にわたって取材・執筆した書籍『真夏も雪の日もかき氷おかわり!』発売中! ほかに書籍『今の私は』(後藤真希・著)、Oggi誌面インタビュー連載「この人に今、これが聞きたい!」「お金に困らない女になる!」などなど。

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