Q:再就職の面接にドキドキ。気をつけることは?
答える人/新井千晶(キャリアコンサルタント)
A:今だけでなく「未来の自分」をアピールして!
あらかじめ心得ておきたいのは、面接では「その人自身」を見るべきものではあるものの、面接官からは「子どもがいるとそっちが優先だよね。直ぐに休む可能性あるよね?」といったニュアンス(いや、つぶやき?)が発せられることは、まだまだ多いということ。そんな面接官に当たった場合の対処法として、面接で答える際には以下の3つを意識するといいでしょう。
1、今回の仕事に対しての自分のPR
2、回答は感情ではなく事実をベースにして
3、「今」だけでなく「未来」について話す
ひとつの解答例として、
「今回の仕事については、自分のスキルも生かせるシーンが多くありそうです。〇〇さんの話を伺い、改めてチャレンジしたい思いが強くなりました。2歳の子どもがいるため、かぜなどで急に休むこともあるかもしれないのですが、自分が任せられた仕事は、帰るタイミングで必ず上司の方へご報告し、万が一、次の日私が出社できなくても、すぐにわかるようにしておきます。……」
というように。
さらに、「未来」について加えるのであれば、
「今は2歳で手はかかりますが、あと1~2年たてば、繁忙期などは残業できるようになってくると思います」。こんな形で、伝えれば面接官にもいい印象をもってもらえると思います。
これでNGという企業もあると思いますが、その場合は気にしないこと! 「内定」はゴールではありません。少し時間はかかっても、入社後、安心して働ける企業を選んでください。
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キャリアコンサルタント
新井千晶(あらい ちあき)
株式会社イー・ウーマン 事業開発本部営業部長。国際女性ビジネス会議の企画・運営、THE BOARD(社内外の取締役、また将来の候補となるような女性エグゼクティブや経営者向けのキャリア支援)サービスの企画・運営。前職では人材業界で約15年勤務、ミドル・シニア層の転職相談やヘッドハンティングの業務を経験。女性のキャリア支援をしてきた経験を活かし、現在もひとりひとりに合ったアドバイスをしている。
●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働く女性の質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。