スタイリスト・川村桃子のグルメ連載始まります!
どうも初めまして、スタイリストの川村桃子と申します。
あーはいはい、あの川村桃子ね。の方も、え?どこ川村桃子?の方もいらっしゃると思うのでサラッと自己紹介させていただいても良いですか??
小さいころから食べることが大好きな私(脳内の85%は食べ物のことを考えているかも。最近は食べ物好きが乗じて『もも缶』というクッキー販売を開始しました。
何かの役に立つかな?と思ってフードアナリストの資格も取得したり、パンシェルジュ検定受けてみようかなと食の世界に興味津々で海外旅行に行くことになれば、3か月前からレストランのリサーチをし、どうしても行きたい予約が取れないお店の予約は現地の時間に合わせてパソコンの前で20分前からスタンバイし3日連続チャレンジしてやっと予約を獲得したり、と旅行中の限られた食事をいかに楽しむかに重点をおいています。
夫には『いつも食べること考えているよね』『え?今ランチ食べ終わったのに晩御飯の事もう考えている…の?』と。
単に「美味しいものを食べたいもん!」ただそれだけの事なんですが。笑
友人達からは『ももログ』と呼ばれており『〇〇日に友達とランチするんだけど青山界隈でオススメある??』などと問い合わせが多々あり、ついついあれもこれもリストアップしすぎて『多っ!!笑』と。
『美味しいものは美味しいもの好きの人とシェアしたい!』といつも思っているので、この連載の話の依頼が来たとき快諾でさせていただきました。サクッと気軽に行けるお店から特別な日に行くお店や手土産などを混ぜて皆さんとシェアできたらなと思っています。高すぎたり、予約が取れないお店ばかり載せても意味ないですからね!
ということで、前置きが長くなってしまいましたが、本連載では、みなさんの参考になるように、いつ(when)、どこで(where)、誰と(who)、いくらで(How much)を含めて紹介できればと。
記念すべき連載第1回は私の大好きなお店をご紹介しちゃいます!
when(いつ):土曜日の記念日の夜
where(どこで): sio
who(誰と): 夫と
How much(予算):15,000〜20,000円
「sio」は元々「Gris」という店名だった頃からの付き合いで、初めてお邪魔したのは4年前。初めて食べた時の『え?なにこれ!』の感動は今でも忘れず、透明なのにトマトの味がするスープや6時間かけた鮎のコンフィやスペシャリテのフォアグラとカカオのマカロンなど新しい組み合わせに驚いたり。
また食べたい!!という欲望が抑えきれずに何かにつけて1ヶ月に数回通ってました。
シェフを始めとしたスタッフの皆さんとのお喋りや空間が居心地よいのも大好きなところ。
結婚パーティーでも協力してもらったりと本当にお世話になっているお店で店名をsioにしリニューアルしてからもちょくちょくお邪魔していたけど、目に見えて人気店になっていったり丸の内にもカジュアルなお店出したりと成長?がうれしくて(誰目線?笑)。ミシュラン東京2020で1つ星を獲得したので今回は結婚3周年記念ディナーかつミシュランの(勝手に)合同お祝いをしに。ちなみに鳥羽さんは『もも缶』を日本一美味しいと持ち上げてくれます笑。
トータル9品のコースで全部美味しいから写真載せたいところですが、今回鳥羽シェフが加えたと話していた特別メニューの中から1品を紹介します。
▲シェフ曰く“チョコバナナクレープ”(笑)。カカオクレープに包まっていたのは、レバーペースト、すごい鯖・りんごジャム・玉ねぎ・バナナ・カカオニブetc、そこに栗の泡ソースがかかっている一皿。
このクレープ、チョコバナナクレープでしたよ、本当に笑。
なんだけど、かなりクオリティの高い今まで経験した事のないチョコバナナクレープ!!旨味はレバーと鯖が担っていて、そこにりんごの酸味、バナナとカカオニブのコクが加わって口の中でチョコバナナ<旨味とコクで、想像の斜め上をいく味になっていました。いやいや、美味しんぼじゃないんだから説明されても分からないし伝わらないからっ!って思ってますよね?はい、これは食べてみないと伝わらない位計算された一皿なんですよ。連載1回目から小難しい一皿書いて申し訳ないです…。それくらい「sio」は知らなかった味を教えてくれるお店だって事なんです。
シェフの食材へのこだわりやメニュー開発への熱、若いスタッフへの愛情、お客様への気遣いは相変わらずなんだけど、今後の展開など聞いてグングン前に進んでいく力強い姿を見て私も見習わないとな〜と思わせてくれた美味しい夜でした。
▲いつも仲良くしてくれている鳥羽シェフ(左)と私(右)
初回だったので長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただいてありがとうございます!次回からは今回の2/3位のボリュームを目指して頑張りますので次回も読んでいただけたらうれしいです。
スタイリスト・もも缶プロデューサー
川村桃子
『CanCam』『AneCan』『andGIRL』など人気女性ファッション誌のスタイリストを経て現在は、フードに関する仕事もスタート。昔祖母の味を再現した、オーダーメイドクッキー『もも缶』は、おしゃれ業界内で予約困難になるほどの話題に。現在、フードアナリスト4級と食品衛生責任者の資格を所有
川村桃子インスタグラム
もも缶インスタグラム
写真・文/川村桃子 イラスト/関根正悟