【目次】
・ポンパドールってどんな髪型?
・ポンパドールの髪型の基本
・髪の長さ別ポンパドールアレンジ
・メンズや子供にも似合うポンパドール
ポンパドールってどんな髪型?
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ポンパドールは、数あるヘアアレンジ方法の一つです。名前は聞いたことがあっても、実際によく分からないという人のために、ポンパドールの由来や特徴を紹介します。
「ポンパドール」の由来
ポンパドールの名前の由来は、フランス王朝時代のポンパドール伯爵夫人からきています。ポンパドール伯爵夫人は、有名なフランス国王ルイ15世の愛人だったと言われており、ファッションリーダー的存在の女性でした。当時、貴族の女性達は、こぞってポンパドール伯爵夫人のファッションや髪型を真似していたと言われています。いつしか彼女のトレードマークだったヘアアレンジが、「ポンパドール」と呼ばれるようになったのです。
ポンパドールの髪型の特徴
ポンパドールの大きな特徴は、大きくふわっと上がった前髪です。ポンパドールは、前髪をふんわりと膨らませ、高い位置でまとめ、ヘアピンやバレッタで留めます。基本のポンパドール以外にも、三つ編みや編み込み、くるりんぱをプラスしたアレンジなどが人気です。
襟足部分も後頭部でまとめるのがポンパドールの正式ですが、現在は前髪を高い位置でふんわりさせ、ヘアピンなどで留めるヘアアレンジが「ポンパドール」と呼ばれています。
ポンパドールの髪型の基本
一見難しそうに見えるポンパドールですが、実際には不器用な人でも簡単にできるヘアアレンジの一つです。基本をマスターすれば、いろいろなアレンジも楽しめます。ポンパドールは、時間がないときでもサッと簡単におしゃれなヘアスタイルになるため、作り方を覚えておくと便利です。
用意するもの
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ポンパドールを作るのに必要なのは、基本的に前髪を留めるヘアピンのみです。ヘアピンは、髪の量に合わせて数本用意しましょう。
また、ヘアピンといってもさまざまなタイプがあります。ナチュラルなイメージなら髪色に近い色のピン、華やかなイメージなら金色のピンのように、なりたいイメージで選ぶのがおすすめです。ポンパドールは、ヘアピンの代わりにゴムやバレッタ、カチューシャなどを使用しても作れます。
作り方の手順
基本的なポンパドールの作り方は、所要時間1分程度で完成します。まず、黒目と黒目の間隔ほどの前髪を取り、ひとまとめにして頭の上に持ちます。そのまま後方にねじりながら持っていきましょう。
次に、前髪を押さえている手を少し前にずらすようにして、前髪をふわっとさせます。ふんわり感が崩れないように、前髪の先の部分をピンで固定します。最後に立体感のバランスなどを確認し、完成です。
前髪をねじって後方に持っていった後に、先にヘアピンで留めてから、前髪をつまんで優しくほぐし、ふんわりさせるやり方もあります。やりやすい方で試してみましょう。
いろいろなアレンジのやり方
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ポンパドールには、いろいろなアレンジがありますが、簡単に大人のゆるかわなポンパドールを楽しめるのが「三つ編み」です。まず、前髪と少量の横髪をひとまとめにして頭の上に持ってきます。そのまま後方に向かって三つ編みをしたら、片方の手で固定しながら三つ編みをふんわりほぐし、ヘアピンなど留めます。三つ編みの代わりに編み込みをすれば、よりおしゃれでスタイリッシュなポンパドールに仕上がります。
普段と違った雰囲気のポンパドールを試したい人は、頭のトップではなく両サイドでふんわり留めるアレンジがおすすめです。まず、前髪を含めたトップの髪の毛をセンターで二つに分けましょう。次に、それぞれの髪の毛を耳の後ろ当たりでねじりヘアピンで留めます。クシの先端を使って髪の毛を引き出すようにふんわりとした立体感を出したら完成です。
髪の長さ別ポンパドールアレンジ
「ヘアアレンジは、ロングやミドルヘアでないと難しい」と思われがちですが、ポンパドールは髪の長さに関係なく、おしゃれにキマるヘアアレンジです。髪の長さ別に、人気のアレンジ方法を紹介します。
ロング・ミドルヘアの場合
ロング・ミドルヘアに人気なのは、「ポンパドールとまとめ髪」の組み合わせです。
まず、基本のポンパドールを作り、顔周りの髪を少量残して、まとめ髪にします。顔周りの髪の毛をコテで軽く巻けば、こなれた大人の雰囲気になります。まとめた髪をポニーテールにしてもキュートです。さらに、ざっくりと編み込みにして後ろでお団子にすると、無造作でゆるかわな大人の魅力も演出できます。
ショートヘアの場合
ワンパターン化しがちなショートヘアですが、ポンパドールのアレンジをいくつかマスターするだけで、違った雰囲気を手軽に楽しめます。ショートヘア向けのアレンジに人気なのが、かわいらしさがアップする「ポンパドールとくるりんぱの組み合わせ」です。
まず、通常通りに前髪をポンパドールにしてゴムで結びましょう。前髪の両サイドの髪の毛でポンパドールを挟むようにして後方で結びます。結んだ毛束をくるりんぱし、後ろで固定すれば完成です。
また、忙しい朝でも手早くできる「ポンパドールとねじりの組み合わせ」もおすすめです。まず前髪を7対3に分け、多い方の前髪を斜め方向にねじり、ヘアピンで留めます。ねじった部分をふんわりするように軽くほぐすだけで、出来上がりです。
前髪が短い場合
前髪が短くてポンパドールが作りにくい場合は、ヘアアイロンやカーラーを使って前髪を巻くことで、ふんわりしたポンパドールが作りやすくなります。前髪がまとまりにくいときは、少量のヘアワックスをもみ込むようにしてみましょう。仕上げにスプレーで固定すれば、さらに崩れにくくなります。
なお、ぱっつん前髪で通常のポンパドールが作れない場合は、少量の前髪を残した状態でポンパドールを作ることで、シースルーバング風のアレンジも楽しめます。
メンズや子供にも似合うポンパドール
ポンパドールは、女性だけが楽しめるヘアアレンジではありません。海外では男性や子供にも人気があります。家族みんなでポンパドールを楽しんではいかがでしょうか?
海外で人気!メンズのポンパドール
ポンパドールは、海外では男性にも人気の高いヘアスタイルです。近年は、日本人も似合うヘアスタイルとして、注目を集めつつあります。
一般的なメンズのポンパドールは、サイドやバックをフェードカットで刈り上げて、前髪とトップの高さを保ちながら後ろに流すスタイルです。ワイルドな男らしい印象に仕上がります。サイドを長めに残せば、優しい印象です。ツヤ感をプラスすれば、おしゃれで落ち着いた大人の印象にもできます。このように、ちょっとしたことで印象がガラッと変わるのもポンパドールの魅力です。
かわいくアレンジ!子供のポンパドール
ポンパドールは、子供のヘアアレンジにも活躍します。前髪を伸ばし中のときは、前髪が目にかかり邪魔になることがありますよね。そんな場合に、ポンパドールで前髪が垂れてくるのを防げば、邪魔にならないだけでなく、見た目もかわいくなります。
また、普段のポニーテールにポンパドールをプラスするだけでも、大人びた可愛さが光るスタイルになります。習い事の発表会などでドレスアップするときも、ポンパドールをアレンジして、華やかな印象に仕上げてみましょう。例えば、前髪を通常通りにポンパドールにし、残りの髪の毛をカーラーやヘアアイロンで巻くだけで、グッと印象が変わります。ヘアピンやリボンにもこだわれば、さらに華やかに仕上げることも可能です。
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