Q:子どものことが大好きなのに、子育てに愛情が注げません
答える人/田沼智美(スタイリスト)
A:「ひとり時間」で日常の大切さを見直して
終日、子どもとふたりでいて息がつまりそうなとき、仕事と育児の両立で余裕がないとき、そんなふうに感じてしまうのは、よくわかります。
私が実践したのは、家族や友人に協力してもらって、ひとりの時間をつくること。ふらっとお茶を飲みに行くのもいいし、時間がとれるならひとり旅をするのもいいですね。家族旅行でもいいですが、家族の面倒やらいろいろで、日常とやることがあまり変わらなくなってしまうと、息抜きになりません。また、ひとりの時間ではスマホを見ないことも大事。SNSを見ては人と比べて自己嫌悪に陥ることは避けたいですからね。
そして自分が不在の間に、家族が育児や家事を代わってやってくれていたら、感謝の気持ちや家族への愛情も再燃するもの。子どもと接するときにも気持ちに余裕が生まれるようになりました。いつもの日常の大切さを見直すことにつながるひとり時間、意識して定期的に設けてみるのもいいかもしれません。
写真/Shutterstock.com
スタイリスト
田沼智美(たぬまともみ)
アパレルメーカーに管理部門として就職後、現場にたずさわりたいという思いからスタイリストへ転職。約5年のアシスタント期間を経て独立後、女性向けメディアにて活動をスタート。2015年に女児出産。衣食住の充実度また重要性を感じ、メンズやキッズからインテリアや食まわりまでを広げ多方面のメディアや企業に向けてスタイリングを提案している。シングルマザー経験後、現在は外国人パートナーと同居中。
insta:@tanuma_tomomi
●ご相談ごとは、domani2@shogakukan.co.jp までメールでどうぞ! 件名に「働く女性の質問箱」と書いてお送りください。すべてのご相談にお答えできるとは限りません。あらかじめご了承ください。