学生時代は軽音部に所属。『NUMBER GIRL(ナンバーガール)』との出会いから待望の再結成まで語ります!
みなさん、『NUMBER GIRL』というバンドをご存知でしょうか?邦楽ロックがお好きな方はバンド名を耳にしたことがあるかもしれません。1995年に福岡で結成されて活動を開始し、2002年に解散した後も多くのミュージシャンに影響を与え続けた伝説とも言えるバンドなのですが、そんな私と『NUMBER GIRL』の出会いは、さかのぼること15年前。
高校に入学して軽音楽部の門を叩き、ギターを購入してバンドを組み、初心者で下手くそながらも高校1年生の終わりごろにはライブハウスに出演することができたのですが、そのライブで先輩のガールズバンドがコピーして演奏したのが『NUMBER GIRL』の楽曲でした。妙なインパクトがあり、頭に残る歌詞とキャッチ―なギターサウンドに心を奪われた私は、TSUTAYAへ駆け込み置いてあったCDをすべてレンタル。その日から電車通学中も、大学受験の前夜も、設計課題の制作に明け暮れる日々も、毎日毎日聴き続け、『NUMBER GIRL』のギターボーカルであった向井秀徳のソロ活動のライブにも通いました。もう2度とライブが行われることも、新曲が発売されることもなくても、私の10代後半からの人生は『NUMBER GIRL』の音楽とともにありました。
ところが、解散から17年が経った2019年、再結成が発表されたのです。日比谷野外音楽堂での復活ライブチケットの当落発表を見るときは、スマホを持つ手が震えました。結果は無事当選。しかもステージからたった数列のとても観やすい席で、こんな幸運があるのかと信じられない思いでした。
青春時代が蘇る!復活ライブでは思わず涙…
ライブ当日はまだ0歳だった息子を夫に託して参加しましたが、解散から十数年が経っているにもかかわらず、『NUMBER GIRL』の奏でるサウンドは何度も繰り返し観た、聴いた音源やライブ映像と全く変わらない迫力があり、『NUMBER GIRL』を聴きながら過ごした日々の思い出が蘇って、涙を我慢することができませんでした。もう解散することなく活動を続けてくれることを切に願っています。
『NUMBER GIRL』の楽曲は、全体的にアンダーグラウンドな雰囲気をまといつつも、思い出すのが少し恥ずかしいような子ども時代や学生時代を思い出させるようなノスタルジックなワードが並ぶ歌詞と、大きくひずみながら流れるギターやベースのメロディーが特徴ですが、音楽の魅力はいくら文章で書いても伝わらないので、まずは星野源さんが自身のライブでカバーして話題となった代表曲「透明少女」から聴いてみて下さい。
ロック、バンドが少しでもお好きな方はライブに行ってみたくなること間違いなしです(そのせいでこれ以上ライブチケットの競争率が上がったら困るのですが…!笑)。
Domanist
石井ゆか
1児(男児)の母・建築士。双子の妹をもち、染めたことのない黒髪ロングヘアがトレードマーク。美大を卒業後、ハウスメーカーに就職、その後設計事務所に勤める。ママが少ない建設業界にワーママを増やすことが目標。
IG:https://www.instagram.com/yucca_0908/