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LIFESTYLE 子育ての悩み

2020.04.23

悩めるワーママの間で共感の嵐!MALIA.が「巣立ち、卒業」について語ります!【MALIA.の育児育自論】

 

今回は、ちょうど卒業の季節、ということで、巣立ちや旅立ち、さまざまな別れについて今まで語ってこなかったエピソードをこの連載で初めて語ってくれました。ワーママのみなさんもきっと感動のはず!

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子どもたちそれぞれに卒業までのストーリーがある

今回のテーマは「卒業、そして別れ」。もうそんな季節だよね。学校の卒業だけでなく、親元からの巣立ちだとか、夫婦でいったら離婚なんかも入るのかな(笑)。昨日、子どもたちの卒業がらみについて書き出してみたの。

やっぱり長男のイベントは特別。初めての子どもだし、学校生活も親子で手探りだったから、感慨もひとしお。前日の夜からナーバスになっちゃって、式でも涙、涙…。それにくらべると、次男のときはいたって平常心。でもいざ始まると、いろんな思い出が湧き出てきて、結局は号泣(笑)。子どもたちそれぞれ、描いてきたストーリーが違うんだもん。きっと卒業の日の込み上げる気持ちは、何回やっても慣れるものじゃない。娘の卒園式では「お母さんも2年間お疲れさまでした」と先生に声をかけていただき、またもや涙腺が…(涙)。

そうなの、ママたちもみんな頑張ったんだよね。娘はお兄ちゃんと一緒に男の子みたいに育ったから、お弁当だけは女の子らしく、とキャラ弁づくりを頑張ったの、2年間。反抗期の娘もときどき「ママ、めっちゃキャラ弁だったよねー」ってサラッと言ったりするけれど、あれはふたりだけの大事な思い出。男の子にはやらなかったもん。▲次男の小学校卒業式。私はいつもお着物で出席。

卒業って、いろいろあっての節目。一方、入学は、これから頑張りましょ〜未来キラキラ〜、でしょ?だからかな、あまり思い入れがないんだよね。卒業式のほうが私は心を揺さぶられちゃう。うちの子どもたちはタフなのかな、あまり泣いているのを見たことがない。だからつい最近、娘がいきなり泣き出したときには慌てた!その直前、次男の誕生日があって、ふたりの父親の写真をSNSに投稿したの。ありがとう、って。

彼はもう亡くなっているのだけど、彼のことはSNS含め、一度も触れてこなかったんだよね。娘は私の投稿を見ていろいろ感じたんだと思う。「生きていても近くにいなかったりして会えないことがある。あなたのパパは魂になったから、毎日あなたのことを見に来ているかもよ。あなたが今、思春期まっただ中で大変な時期っていうのはすごくわかっているはずだから、すごく来てくれていると思う」って伝えたの。そしたら、わかった、と、何かを理解した様子だった。

彼のあとにも2回の離婚で、彼女もそこで別れを経験してきている。でも彼女自身の父親との永遠の別れは、やっぱり特別だよね。別れについてとか、人とのつきあいや距離感に関して…同世代の子たちとは、ちょっと違う感覚なのかな、見ているとそんな気がする。▲謝恩会の席で長女がくれた手紙は何度も読み返す宝物。

子どもには愚痴らない。でも、子どもはなんでもわかってて助けてくれる

4回の離婚…そりゃ原因はいろいろ。ひとことでは説明できないし、するつもりもない。長男はいつだって、ママは悪くないよ、って言ってくれる。「なんで別れるの?」なんて一度も言われたことがないけれど、「別れないで」「また⁉」なんて言う子がいたら、私はこんな感じじゃなかったかも。

もっと我慢もしただろうし、離婚していなかったかも。彼らがよき理解者で本当によかった。私はね、どんな状況であっても、子どもの前では相手のことを悪く言わない。パパへのリスペクトは絶対になくしてほしくないから。私は言いたい相手には自分で言うから大丈夫。愚痴だけはね、本当にだめよ。だけど、ママはつらいんだろうな、みたいなこと、子どもにはわかるんだよね。

 4度目の離婚を発表したときに、 子どもたちがかわいそう、って記事やコメントがたくさん出たの。 離れて暮らしている長男には、「海鈴、周りとかいろいろ大丈夫?」 ってLINEした。彼からの返事 は、気にすると思う? だった。 さすがだよね。「顔も見えないところでコメントする人なんて相手にしてないし、ママのこと知りもしないで、子どもが〜なんて言う人出てこい、オレがどれだけママの息子で幸せか、言ってやりたいよ」 って。もう……泣けるでしょ。私はそれで充分。

▲長女の小学校謝恩会は赤ちゃんも一緒だったので今回はスーツで。

長男の中学卒業は家族からの巣立ち

上の3人は年が近いから、だいたいなんでも兄妹で解決、っていうスタイル。リーダーは長男、みたいな感じでね。そのリーダーが中学卒業を機に大阪へ行っちゃっ たとき、私のメンタルもバランスが崩れて…正直、すごくつらかった。彼はもうすっかり大人。今でも、弱っているときは寄り掛かりたくなるの。でも、親元を離れて日々頑張っている彼に心配はかけたくない。親子関係っていろいろだけど、一方が寄りかかったり甘えっぱなしじゃなくて、お互いがいい意味で支え合えるのが理想。 学費払うだけが親の仕事じゃないし、ちゃんと話し合える関係でいたい。うちはみんな自立しているけれど、赤ちゃんのころからずっ とひとりで寝ているっていうのが大きいのかな。ポコちゃんだって、 私のベッドに登ってきても、寝るときは自分のベッドに帰ってくの、 哺乳瓶抱えながら(笑)。やっぱり、 自分のスペースがちゃんとあるって大切なことなんだと思う。  

恋愛に関して、女性はアップデ ート、男性はフォルダ分け、というけれど、まさにそう。〝女々しい〟 って言葉があるじゃない? 女はウジウジしてる、が前提の言葉なんだろうけれど、あれ、違うよね。 私の経験でいくと男のほうが基本ウジウジしてる。別れたあとにやり直そうとか、もう一回結婚しようとか言われるのは、私にとっては想定内。私はどんどん忘れたい。振り返ったり思い出したりしない。それになんでも整理しちゃうんだよね。子供たちが小さかったころは、今ほどデータの時代じゃなかったから、写真もちゃんとプリントしてるんだけど、離婚したら、相手が写ってる写真は、がさっと整理しちゃう。私のママは、それを知っているから、全部拾い集めてとっておくわけ。で、ゴミ箱開けたでしょ⁉ みたいなバトルね、こんなことが昔からよくあった(笑)。

あるとき、実家からママがドサッと写真を持ってきたの。中には次男と長女がパパと写ってる写真もあった。ママが拾ってくれなかったらなかった写真。ママに感謝。子どもとパパとの大切な思い出だもん。それからは、そうね、写真とかはちゃんと取っておくようになったかな。なんでもかんでも整理しちゃう私だけど、子どもからのお手紙は、大事な宝物。折に触れて私は子どもたちに手紙を書いてきたけれど、最近では子どもたちが自分から書いてくれるの。上のふたりは卒業式に感謝の気持ちを伝えてくれて感動しちゃった。いいこと書いてあるのよ…。次男の卒業式がもうすぐ。今回もきっと私は涙、涙…それだけは間違いないはず。

Domani2/3月号「MALIA.の育児育自論」より
本誌構成時スタッフ:構成/西道倫子 再構成/WebDomani編集部

モデル

MALIA.さん

3男1女の4人のママ。10代から数々の女性誌で活躍してきた人気モデル。バラエティ番組にタレントとして出演するほか、ブラジリアンワックスサロンの先駆けである「Moalani Wax」のオーナーでもあり、アパレルメーカー「Anela Tokyo」も手がけるなど、活躍の幅は多岐にわたっている。

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